丈夫な観葉植物の「スパティフィラム」。水分が多い場所が好きなのでビオトープやテラリウムなどでも使われるポピュラーな品種ですね。暗い室内でもよく育つし、株が分かれてだんだんとボリウムのある株に育って行く姿を見るのはとても楽しみです。
そんなスパティフィラムでも少々テクニックが必要なのが「花」をどう咲かせるかということ。今まで咲かなかった鉢もこの方法で花が付くようになったので、備忘録も兼ねて紹介します。
スパティフィラムの花を付ける方法
スパティフィラムは自然に土の中で株が分かれて育ってきます(単子葉類の特徴だといえます)。1株あたりに付く葉の数は放っておくと何枚~10枚程度になってしまうのですが、これが花が付かない原因になります。
この状態だと株は葉を成長させることに必死になってしまい、いくら花を付けるためにリン酸の多い肥料を与えても吸収されにくくなり、葉ばかりが増えて育ってしまいます。
花を確実に付けるには、
1つの株には多くても2~4枚程度の大きな葉のみにする
が大切です。そして、
大きなは1枚に対して1つの花が付く
ので花の時季に出る小さな葉は間引いて大き目のしっかりした葉を残すことが大事です。
我が家のスパティフィラムは全てで4鉢ありますが、昨年咲いたのは1鉢だけだったのですが、この方法で間引いたら4鉢とも咲くようになりました。

ただ、これが確実な方法かどうかは来年、再来年を見てみないと何とも言えません