スマホやデジカメで撮影した動画や画像、仕事上で大切なファイルなどどうやって保存してますか?
データを保存する方法はいろいろありますね。最近では大容量のハードディスクやメモリーカードも安価に買えるようになりました。
でもそのデータを読みだそうとしたら・・・あれ?ってことありませんか??
そうなんです。データが飛んでしまうことは実際にあるんですね。
ハードディスクは大容量でUSBで簡単に接続できるのがいいところではあるものの、回転するディスクに磁気で書き込んでいくわけですから当然機械的に故障することもありますし、データが消失してしまうこともあります。故障したディスクは復旧サービスなどで救い出すこともできそうですけど故障の程度にもよりますね。
最近では本当に安くなったメモリーカードやフラッシュメモリ。コンパクトで使い勝手はいいですし、回転部品も使っていないので一見万能のようにも見えますが、こちらも記憶させる物質(簡単にこう書いておきます)に記録していっているだけなので、消失(データの蒸発)というのがあります。また、持ち運びやすい=壊れたり失くしたりしやすいので、落としたりしたら個人情報が・・・なんてこともあります。
そこでおすすめなのがDVDやBlueRayなどの光学ディスク。「何だ、これだって傷がついたらダメになるでしょ!」と思った方、光学ディスクには種類があるのご存知ですか?
一般的に販売されている光学ディスクはそれなりな性能なんです。つまり安いものは安いなりの作りになっています。同じディスクなので分かりにくいですが、例えばディスク面のコーティングや材質そのものにも違いがあるんですね。
安いものは簡単に傷がつき、曲がり、きっちり焼かれないなどの不具合が出ることが多いので焼いたつもりがダメだったなんてこともあります。特に最近では「お!これ安い!!」と思って買った50枚のスピンドルタイプで何枚もエラーが出たなんてこともありますね。やっぱり値段相応なんです。
そこでおすすめなのが長期記録用の光学ディスク。大切に保管すれば100年は劣化しないとも言われています。もちろん深く傷がついたり熱で曲がったりしてしまえばエラーになることもありますが、特売されているものと比べたら雲泥の差だと思います。
思い出の写真や動画などもうその時には戻れない大切なデータはぜひこうした信頼性のあるメディアで保存しておきたいものです。
長期保存可能なDVD-R
長期保存可能なBD-R
おまけ データ消失の実体験
私には苦い思い出があります。それはハードディスクがどんどん安くなった時期のこと。何でも大容量がいいだろうということで1TBの外付けハードディスクを買い、パソコンに保存しておくよりはいいだろうということでどんどん思い出のデータを保存。そしてある日そのファイルを見ようとしたら・・・ウンともスンとも言わない。
恐らくディスク自体が固着して動かなくなってしまったんでしょう。どんどん熱くなるばかりでどうしても動いてくれませんでした。
人生の思い出がここで何もなしになる??と本当に落ち込みました。残っているのはスマホに残された数枚の写真だけ・・・。
幸い有料のリカバリーサービスに出したらほとんどのデータが戻ってきましたが、もしもそうでなかったら・・・。
そうならないために以降は光学ディスクに保存し、時々読み込みができるかを確認というのを繰り返していました。でも長期保存できるものがあることを知り、今ではそれらに保存するようにしています。