最近は安くなった眼鏡。でもせっかく買ったんだから長く使いたいですよね?
本ページは、40年以上眼鏡を使ってきた経験を元に、眼鏡のレンズをできるだけ長持ちさせる方法と、レンズに行ってはいけない手入れの仕方について紹介したいと思います。
ちなみに私が現在掛けている眼鏡は、眼鏡が〇本で〇千円でおなじみの某激安眼鏡店で購入した眼鏡ですが、6年目を迎えた今でもレンズに傷や曇りはほとんどありません。
眼鏡のレンズに行ってはいけないお手入れ
まずは反面教師として、これをやったら眼鏡のレンズは長持ちしませんよということから紹介します。
恐らくやってしまってる方多いのでは?
汚れたらレンズ拭きでゴシゴシ拭く
眼鏡を買うと大抵ついてくる眼鏡拭きの布?ティッシュやタオル、衣服などに比べて繊維が柔らかく細かいので、一見するとお手入れとして正解なような気がしますね。
でも、埃や塵、細かい砂などが付着した状態で使うと、そのゴミがレンズをゴシゴシ研磨してしまうんです。
レンズを光に透かして見てみると左右や上下に入っているキズのほとんどはこのお手入れ方法で付いたもので、もちろん元に戻ることはありません。
お風呂など高温多湿な場所で使う
これはレンズだけでなく、フレームにも大きなダメージが加わります。
殊にレンズに至っては、汚れたからと自身が入る位の温度のお湯で洗うと途端に劣化し、一部が曇ってまだら模様になったり、黄ばんだりしますから注意が必要です。
私と同じように眼鏡をはずしたら何も見えないという方は、そうした場所では、1つ前に使っていた眼鏡を使用するようにすれば、今使っている眼鏡にダメージを与えなくて済みます。
台所用洗剤で洗う
これもよくやられている方法ですが、台所用洗剤は中性のものが多いのでダメージがないように思えるのですが、食器と油の間に入って浮き上がらせる界面活性剤というのが含まれています。
この界面活性剤、もちろん少量なら食器と同様にレンズについた油分を浮かせてくれるので汚れが落ちやすいですが、同時にレンズに施された傷防止やuvカットなどのコーティング剤をはがしてしまうことがあります。
一度剥がれたコーティング剤などはもちろん元には戻りませんし、全面一気に剥がしとることはできませんから、残っているところと取れてしまったところでムラになり、そのムラは繰り返し洗い進めるうちにさらにムラになり、紫外線を浴びてさらにムラになっていく可能性があります。
眼鏡のレンズを長持ちさせるお手入れ方法
さて、ここまではやってはいけないことを紹介してきました。思い当たる節があるのでは?
ここからは私が実際に行っているお手入れの方法です。本当に長持ちしますよ!
レンズを長持ちさせるための洗い方
以下の手順でレンズを洗います。
※各手順のポイントは赤字で示してします。
- 水でレンズの表面に付いた埃や汚れを洗い流す
- ボディソープや手洗い用の石鹸など、界面活性剤が少ないもしくは含まれないもので力を入れずにまんべんなく擦る
- 水で十分に洗い流す
- タオルなどを使って水分を吸わせる(特にレンズは擦らず、水分を取るという目的で行う)
- ティッシュペーパーなどで残りの水分をふき取る(擦るのではなく残った水分を吸わせるという意識で行う)
そんなに難しい手順ではないと思いますがいかがでしょう?
中には外出中に汚れてしまったら..とおっしゃる方もいるでしょうが、こうしたお手入れができない場所で、仕方ないからと前述したような悪手で手入れをしてしまうと、各段に寿命が縮まりますから、手入れができる時まで我慢するのが望ましいでしょう。多少汚れたまま、埃が付いたままでも慣れてしまえばそれほど支障にはならないでしょうしね。
手入れとは直接関係ありませんが、熱を使う場所や油の飛ぶ場所で作業をするときは、眼鏡を長持ちさせようと思うのなら、眼鏡をはずしてその作業は行う、予備眼鏡や前回使用していた眼鏡を使用するといったちょっとした工夫で、今の眼鏡に加わるダメージが大きく軽減できるでしょう。
スポーツなどで汗が付いた場合も、擦るのではなく、汗を吸わせるという意識でティッシュをそっと当てる程度にすれば、本当に長持ちしますよ。

補足:安い眼鏡と高い眼鏡のレンズの違いは?
私はメーカーでも眼鏡店の店員でもありませんので、実際どうなのかというところは正直分かりません。
ただこれまでの経験を踏まえて言えるのは、間違った手入れをしたレンズはどちらの場合でも同じように劣化するということです。
私は今使っている眼鏡の前は、ちょっとお高いものを使っていました。でも同じ5年を比較すると、以前のものはもう擦り傷と黄ばみがひどくて逆に目が悪くなるのでは?という状態になった(それで買い替えたのですが..)のと比べ、今使っているいわゆる廉価版の眼鏡は、冒頭でも書いた通り6年目に入った今でもキズもほとんどなく、黄ばみもありませんから、一概に値段で変わるということはないかも知れません。
値段の違いはレンズの質ではなく、フレーム、特にヒンジ部分の部品の質であったり、いつもレンズを通してみる場所できちんと焦点が合うようにされているかという点だという話を聞いたことがありますが、それも私は業界人ではありませんので分かりません。
以上、眼鏡のレンズをできるだけ長持ちさせる方法でした。
経験則ではあるものの、ある程度歳を取れば、度が進んだり、乱視の具合がひどくなっての眼鏡交換ってあまりしなくてもよくなり、買い替え時にも同じ度数であったり乱視に対応するものでそのままいい場合が増えます。現に私は前回、前々回と今の眼鏡とで変更はありませんでした。
そうなると、この眼鏡一生使えるかも..といったところですが、やはりフレームにゆがみが出たり、破損したりすることもあるでしょうから、そんな時は次の眼鏡をと考えています。
大事にしてきたレンズならきれいに見える状態ですから、予備の眼鏡としても大活躍するでしょうしね。
そうそう、レンズとは関係ありませんが、お風呂やサウナで使ったり、眼鏡をかけたまま寝転んでうたたね..なんてことをしたりするとフレームはすぐに歪みますし、広げたり畳んだりを繰り返すことで当然ヒンジの劣化も進んでいきますから、そうした時は眼鏡をはずすようにする、眼鏡を置く時には、折りたたまず、掛けた時に上側に来る部分を下にして置くようにする、置いた眼鏡には布を掛けて埃が付かないようにするなどといった毎日の細かな努力も長持ちさせるためには必要だと思います。
