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セルフケアだけで口臭を改善する方法

公開日:2025(令和7)年3月18日/最終更新日:

健康に関する情報



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人に不快感を与える口臭。他人の口臭を感じることはあっても、なかなか自身で口臭が強いことには気づかないことが多いですね。

そして何か発言をした時に相手が鼻をふさいだり、横を向いたり、距離を置くようになっていることに気づいた時点でどんどん気にするようになり、なるべく短い会話で済ませようとして相手に真意が伝わらなかったり、ひどくなると外出するのも嫌になってしまうこともあります。

私もかつてはそんな感じでした。きちんと歯磨きはしてるのになぁ..という日々が続き、人と会うのが嫌になった時期もありました。

そんな私でも今は自身の口臭を気にせず、それなりに人との会話を楽しめるようになりました。

本ページでは実際に私が実践している口臭の改善方法を紹介し、私と同じ悩みを持つ方の少しでも手助けになればと思います。

口臭の原因は歯垢(プラーク)の付着による炎症から出る膿

このページにたどり着いた方ならと歯垢(プラーク)を取ることが口臭の改善につながるということ位当然ご存じかと思いますがあえてメカニズムというか道程を書いておきます。逆にこれが分かると対策しやすいですよ(すごく簡単に説明するので間違っているところがあるかも知れません)。

まず歯垢は食べ物の中にある糖分を細菌が食べて塊を作り、ネバネバな膜を作って口の中(歯や歯茎)に付着し、その後さらに細菌が増えてより大きく、より強固になっていきます。この付着物をプラークと言います。

次にこのプラークを形成している細菌が毒素を出し、その毒素と体が闘うことで炎症が発生し、歯茎が腫れたりします。

炎症が起こるということは、良い細菌と悪い細菌の戦いなので、当然死滅する細菌があり、それが膿となって歯と歯茎の間に溜まり、唾液の中に混ざっていきます。

この膿の混ざった唾液がしゃべる時の呼気に混ざり、口臭が発生するわけです(ちょっと端折りすぎかな?)。

つまり一般的によく言われる「プラークを除去する」ことは歯の健康のためにも、口臭の改善(予防)のためにも大事なんですね。

口臭ケアのポイントは歯磨きでプラークをいかに除去するか

前項でプラークの付着→プラークの増殖→毒素と闘う炎症が起きる→膿が出る→唾液に交じって口臭が発生という流れはお分かりになったと思います。

で結局歯磨きをしましょう!にたどり着くわけですが、皆さんきちんと歯磨きしていますか?

この質問に口臭に悩んでいる皆さんは「はい」と答えるでしょう(「いいえ」と答える人は悩んでいないか諦めているかのいずれかでしょう)。

でも改善しないのは、はっきり言うと「歯」を磨いているからで、肝心の口臭の原因となるプラークの除去ができていないからです。

次に紹介する歯磨きの方法を自身の今のやり方と比べてみてください。きちんと実践すると結構改善できますよ。

プラークの除去を主目的とした歯磨きの方法

きちんと歯磨きしている(つもり)の人、こんな風になっていませんか?

  • 歯磨き後に水ですすぐ時、結構食べかすが出てくる
  • 歯磨きした直後から口の中がネバネバした感じがする
  • 歯磨きした後でも食べ物(卵やニンニクが残りやすい)の味がする
  • 後から結構大きな食べ物のカスが取れてきたことがある
  • 何となくグラグラする歯がある
  • 舌の上に爪で引っ掻いたら取れる白いものがいっぱいある

これらはすべて歯磨きで口の中に付着したものが取れていなかったり、前述のメカニズムの中で発生するものやその後の炎症によって発生するもので、その歯磨きの仕方では残念ながら肝心のプラークが取れていない証拠です。

以下私がプラーク除去というのを主な目的として意識しながら行っている歯磨きの方法です。慣れないと最初は20~30分かかるかもしれませんが、そのうちいつもの時間位でもできるようになりますから、じっくり取り組んでいっていただきたいです。

手順1 歯と歯茎の間を磨く

プラークは隠れやすい(洗い流されにくい)歯と歯茎の間(歯と歯茎の境目と歯周ポケット)ところに多く定着しますから、この手順で歯磨きの80%が決まるといっても過言ではありません。

歯ブラシを歯と垂直ではなく、歯と歯茎の境目に向かって45度位角度を付けて、力を入れずに磨きます。

通常サイズのブラシだと多くても歯2~3本程度の幅しかありませんので、2~3本を小刻みにゴシゴシ、終わったら次の2~3本をゴシゴシという感じで、外側の上の歯、外側の下の歯、内側の上の歯、内側の下の歯と順にくまなく行っていきます。

今炎症を起こしている箇所を磨く時出血することがありますが、2~3日で出なくなりますから安心してください(いつまでも同じ場所から出血し続ける場合は歯科医に行った方がいいかも知れません)

ブラシを押し付ける力が強いほど実は前後に動かした歯ブラシのブラシは動かない(つまりは磨けていない)ので、ポイントは歯や歯茎に押し付ける力をほとんど入れないことです。力を抜くと歯からブラシが外れてオエっとなる人、歯ブラシの毛先がすぐに広がってしまうという人は、力任せに磨いてきた証拠です。

私の場合、以前はすぐに歯ブラシがダメになっていましたが、力を抜くようになってからは2~3カ月交換しなくても大丈夫になりました

手順2 歯と歯の間を磨く

先ほどは歯茎に向かって45度傾けて磨きましたが、歯は先に行くにつれて太くなっていて、根本は結構隙間がありますから、今度は逆(歯の先に向かって45度)にして歯茎付近にある歯の間を磨きます。

これも2~3本ずつ、すべての歯に行います。

この手順までで、歯磨きの仕方を変えた当初は15分位かかりました

ここまでの2つの手順をしっかりやると、「あれ?この部分って歯磨きの時あまり当たってなかったかも..」なんて思う箇所があったり、磨くと何だか変な味がする場所があったりします。もちろんそこは今まで磨けていなかった場所なので、しっかり磨くようにしましょう。

手順3 かみ合わせの部分と歯自体の表面を磨く

前述したように、糖分を細菌が食べてプラークになるのですから、歯そのものに付いた汚れを除去していきます。

ただ、前の手順と違ってそれほどきを遣う必要はなく、表面をサラサラと磨く感じで大丈夫です。

手順4 歯と歯の間を磨く(パートⅡ)

これまでは歯ブラシを奥と手前を往復するように動かしてきましたが、最後は歯ブラシを縦に使って歯と歯の間を磨いていきます。

こちはデンタルフロスや歯間ブラシを使用する場合には不要です。

手順5 舌をやさしく磨く

後述するようにきちんとプラークが落とせるようになると自然に舌の汚れは減ってきますが、気になるようでしたら優しく磨きます(力を入れて磨くと出血したり味覚に異常が出たりすることにつながりますのでやさしく行ってください)

以上をワンセットとして、一日最低でも2回、夜寝る前はマストで行ってください。

最初の数日は効果がないのでは?と感じてもその後改善を実感できると思いますので根気よく続けてくださいね。

きちんとプラークの除去ができるようになると変わること

100%とはいかなくても、毎回の歯磨きでプラークの除去が上手にできるようになってくると、以下のような変化が出てきます。

  • 歯磨きの時にネバネバしたものが出なくなってくる
  • 歯磨きの時によく起こっていた出血がなくなる
  • 歯茎が腫れて痛みが出ることがなくなる
  • 舌の汚れが少なくなる

私は自身で口臭が強いことを自覚してから一生懸命に歯磨きをするようにしていましたが、闇雲に歯磨きをしていた頃は上のリストの項目すべての症状が出ていました。

歯磨き途中で出てくる水分はなんだかネバネバしてて最後に歯ブラシを洗おうとすると何だかヌルヌルネバネバしたものがいっぱい付いてるし、歯茎から血が出る箇所があることもしょっちゅう、舌は常に白いものが付いててひどい時には爪で引っ掻くと白いものが取れる位、時折歯茎が腫れて痛むこともしばしばありました。

でも数カ月前から、特別な器具や歯磨き剤を使うわけでもなく、プラークの除去を意識した歯磨き方法に変え、今ではこれらの症状はほとんど出なくなりました。

ネバネバしたものや白い物質が減っている=臭いを出すものが減っているということで、超至近距離は自信がありませんが、普段の会話は普通の距離であれば鼻を塞がれたりすることもないので、多分不快感を与えることなくできていると思います。

口臭が改善されたと実感できるまでの期間と変化

歯磨きの仕方を変えてから数日間は、今まで触っていなかった歯周ポケットの中などを磨くため、その時炎症の起こってしまっている場所からは容易に出血しました。ただそれは翌日または数日で同じ場所からは発生しなくなりました。

舌の汚れが少なくなっていることに気づいたのは約1週間後位、いつもは歯磨き終わりに歯ブラシでゴシゴシやっても舌の上は白いままでしたが、ブラシを当てなくてもほとんど何も付着していない状態になり、夜磨いて翌朝見ても白いものが増していることは少なくなりました。

と同時に、寝ている間に出た枕のよだれや、口元に当たっていた部分の布団カバーの匂いを嗅いでも、自身で臭いと感じることはなくなりました(以前は一週間もそのまま使えば自分でもはっきり分かる位臭っていました)。

1か月程度経つとある程度の時間口をゆすがなくても、飲み物で洗い流さなくても嫌な味を感じることはなくなったので、多分始める前と比べれば相当改善できたと実感できるようになりました。

マウスウォッシュや口腔殺菌剤は効果あるの?

ドラッグストアなどでたくさん並んでいるマウスウォッシュや殺菌剤、残念ながら固い殻に守られたプラーク自体にはほとんど効果がありません。

これらでできるのは、糖分を洗い流すこと(マウスウォッシュと呼ばれるものの効果)と口の中の細菌自体を殺すこと(殺菌剤の効果)です。

従ってプラークの除去を意識した歯磨きに切り替えて、効果が得られるようになってからでないと多分ほとんど効果はありませんし、それ自体の匂いがさらに膿の臭いと混ざって複雑な臭いになってしまうことにもなるかも知れません。

とはいえ、プラークを形成する細菌を減らすという効果はあるので、私は以下のような洗口殺菌剤を使用しています。希釈して使用するので1本で1か月~1か月半使えてリーズナブルですよ。

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口臭を自分で気づきづらいのはなぜ?近親者から指摘されにくいのはなぜ?

外出先から自分の部屋に入った時、芳香剤などでいい匂いにしているなら入った瞬間その香りがしますよね?でも、数分経つとその匂いがしなくなりませんか?

人間の嗅覚はよくできていて、慣れてきた匂い(臭い)は時間と共に除外するようになっているのです(多分人間に限らず動物すべてだと思う)。

口臭についても同じで、自分自身が発する息の臭いは慣れ過ぎてて自身では除外するため、他人が感じるそれの何十分の一程度しか感じません。だから結構ひどくなって、自分と話しをしている人が鼻を塞ぐ素振りをしたり少し離れて話すようになったのに気づいて初めて自分は口臭が強いのでは?と自覚できるのです。

これは近親者についても同様のことが言え、「この人はこういう匂い」というのを学習して予め除外するので、よほどいつもと違う異臭を放たない限りはなかなか気づかないのです。勇気を振り絞って口臭が強いかどうかを聞いてみても「感じない」と答えられることが多いのはそのためで、別に意地悪しているわけでも指摘したらショックを受けるからごまかしているわけでもないのです。