トヨタの初代&2代目ヴィッツのエンジンは1SZ-FEという型式で、エンジンルームを見ると普通は2~3本あるベルトが1本という「切れたら終わり」というような構造のエンジンです。
普通のエンジンだったら複数のベルトで補機類を回すので負担が分散されて鳴きや切れといったことが防がれるのですが、ヴィッツのエンジンは・・・。
トヨタの手抜き??的なエンジンの初期型とも言えるこの型式は今あんまり採用されていないようで、正に量産型エンジンなのかも知れませんね。
このエンジンで悩まされるのが、エンジンの騒音と振動、そしてベルトの鳴きです。もともとエンジン音については大きめなので気にしないとして、ベルトの鳴きは周囲から注目されること間違いなしですね。
なぜベルトが鳴くのか・・・
ベルトで駆動されている補機類は主に
- ウォーターポンプ
- オルタネーター
- エアコンコンプレッサー
- パワーステアリング
で、どれかが故障していたり、それぞれを回すベアリングが損傷していたり劣化していたり・・・というのがベルト鳴きの原因です。
我が家のヴィッツは車検のとき、「ウォーターポンプの故障ですね」ってはっきり言われたのですが、知り合いの車屋に聞いたら「ウォーターポンプが壊れたら水が漏れてくるのですぐに分かる」とのこと。
試しに毎日ラジエターのリザーバタンクにマーク付けて走り出す前にチェックしてみたら全然減っていく感じではない=故障ではないという結論でした。その証拠に今でも快調に走っています。
そして、「バッテリーがヘタってるからオルタネーターが回ってベルトに負荷がかかってるんじゃない?」って言われたのでバッテリー変えたら・・・見事に鳴きが解消しました。
それでもベルトが鳴く=ベルトに負荷がかかる=ベルトが切れる=壊れる・・となるといけないので、市販のベルト鳴き止めを・・・。
ではなく、ベルトワックスというスプレーを購入してベルトを保護してます。
ベルトの鳴き止めは摩擦力を強化して滑りを防止するためのものなので、使うと鳴きは止まりますが、ベルトの寿命を縮めるかも知れません。が、ベルトワックスであれば「保護」スプレーなので大丈夫なようです。
ベルトの滑りはあるとは思います我、タイミングを図っている補機類が繋がっている分けでもないので、それらの補機が多少回りにくくなってもエンジンには問題ないと思われます。
ベルトワックスはホームセンターのカー用品売り場、グリースなどを売っているDIYのコーナーで置いてあるので、試してみてくださいね。