実際にココナラで相談を受けた案件で、アドバイスで終わってしまった(無料サービスしてしまった)ので、くやしさを紛らわすため、今後発生する可能性があるため備忘録として紹介しておきます。
以下相談内容の引用です
現在、Xサーバーでサイトを運営しているのですが、自分で無料の独自SSL化をしてみました。
しかし、wordpressの一般設定でhttpからhttpsに修正し、リダイレクトのプラグインを入れてみたところ、最初は表示されていたのですが、1日経過してからchromeで以下のような記述があり見れなくなってしまいました。
————————————
このサイトは安全に接続できません
〇〇.net ではサポートされていないプロトコルが使用されています。
ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH
————————————
wordpressの管理画面にも入れなくなってしまいましたが、何とか入ることが出来ましたので、httpsからhttpに再修正しています。中のURLも徐々にhttpsに変更してしまっているため、早めに何とかしないといけないと思い、ご連絡いたしました。
まずは、可能かどうか検討をしていただきたくよろしくお願いいたします。
ん?エックスサーバーでのSSL対応は
のサービスでいろいろな方のを受注させていただいてるのですが、こんなエラーは初めて!!ということで、すぐにサーバーの問題ではないと判断しました(最終的にこの判断は大正解でした)。
実はこのサイト、すでにエックスサーバーでのSSL化(SSL証明書の割り当て)だけ済んでて、その先の作業で不具合が起きたそうなんです。私のところに依頼が来る方のほんとんどはこのタイプなので、後処理が大変なんでしょうね、多分(私失敗しないので何も言えません)。
このエラーの根源はCDNでした
CDN?と思われた方も多いことでしょう。最近ではサイトの表示を高速化するという意味で有名になった用語ですが、元々は外部にファイルを上げておいて、自身のサーバーからではなく別の場所でファイルの管理を使用という記述。・・・なーんて偉そうなこと言ってますけど間違ったことを書いてもいけないので、詳細は
をご覧ください(ウィキペディアのページです)。
今回の方はCloudFlareというCDNを使われており、管理はエックスサーバーというよりはCDNでという感じの管理をされていました。CloudFlareを使われた方ならご存知だと思いますが、このサービス(CDNは私使ったことないので・・・)ではドメインのDNS(ネームサーバー)の設定をCloudFlareに向けるように指示がされており、そのようになっていました。
・・・とすると対処方法は・・・
基本的にはキャッシュがクリアされるまで放置で解消されるということなんですね。つまり、別のサーバーで作成したページをCloudFlareへ上げてそれを表示して高速化・・としているわけですからね。
待ってられない!!という方は一度ネームサーバーの設定をCloudFlareからWordPressを運営しているサーバーへ戻して常時SSL化した後、再びCloudFlareなどのCDNを活用するという方向でいいと思います。
最後に愚痴を聞いてちょ
ココナラには「ダイレクトメッセージ(DM)」というのと「トークルーム」というのがあって、前者は相談用のメッセージシステム、後者はダイレクトメッセージで仕様が固まった後サービス購入されてから行うメッセージシステム。
まあ私にとって初めての経験だったので、DMでいろいろやりとりしながらこの不具合はCloudFlare経由だからでは?というところまでたどり着いたんです。その方も「そういえば・・・」と気づいたようだったので、一応大人の対応としてDMの最後に「ここから先ご自身で作業されるならどうぞ!」と書いたら・・・・
「あとは自分でがんばってみます」
で終了・・・・。その後その方のサイトがどうなったかは不明です(興味もありません)けど、普通こういう場合って依頼しようと思ったんだし・・・ねぇ???と思いません??
サイトのことは環境によって違いがあることが多いので、よほど自信がない限りやってみないと・・・ということで、私の場合ほとんどがDMの中でやり取りして「うまく行ったらご購入くださいね」みたいな感じが多いんです。
そしてほとんどの方はその方法で解決しても「解決できたんだから」ということできちんと?サービス購入してもらえます。でも今回は・・・でした。ココナラにはいろいろな方がいるので今後の対応を考えさせられる案件でした(泣)。