アドセンス広告をどの位置に貼れば一番効果的なのか?これはブログやホームページを多少なりとも収益化させようとする際の至上命題ですね。
アドセンスと言えば、
一旦コードを貼りつければコンテンツの内容に応じて最適な広告を表示
クリック報酬とインプレッション収益(表示報酬)の2つが受けられる
ことが一番のメリットで、他の広告のようにクリックはされても収益にならないパターンがないのがいいところ。
逆にA8.netなどではクリック報酬は基本ないものの、何かの購入や契約に結び付けばアドセンスよりも収益が得られるのですが、なかなか成果に結びつかないのが難点ですね。
「A8.net」と「もしもドロップシッピング」は向いてないかも
で書きましたが、かくいう私もなかなか収益に結びつかないのでちょっとあきらめムード。ということで、アドセンスをできるだけ効率よく配置してクリックされるパターンを考えてサイト内を改良することにしました。
「WordPress」×「Simplicity2」での話なので他のテーマやWordPress以外のツールを使っている場合には全く役に立たないかもしれない内容ですがあしからず。
現状の広告表示状態と結果を分析してみる
まずは今の状態をしっかり把握するところから始めてみる。
「Simplicity2」はあらかじめアドセンス広告が使いやすいようにいろいろな工夫がされている。その中で
デスクトップでの表示では
- 本文下に自動表示できる336×280の広告を使用
336×280ウィジェットへ「パソコン用テキストウィジェット」を使って設置
- 300×250の広告をサイドバートップへ表示して、300×600の広告を使用
300×250ウィジェットへ「パソコン用テキストウィジェット」を使って設置
モバイル表示では300×250と336×280の広告を設置(共に「モバイル用テキストウィジェット」を使って設置)
していますが、今回はモバイルは触らずにデスクトップだけを考えることにします。
その他の本文内広告については「Admax」広告をTablepressの表を使って任意に挿入しています
どういう風に広告表示を変更するのかを考える
広告で効果的なのは
- 記事本文の直下
- サイドバーの一番上
- 記事の中で最初の見出しの前
と言われています。この常識は現状でも守っていて、1と2はテーマの表示機能を使ってアドセンスを、3はテーブルを使ってAdmaxを入れています。
Admaxを使う前はA8.netなどのバナーを随所に入れていたのですが、あまり効果的でなかったので切替えました。
でも、よく考えると、A8.netで成果が上がらないのはクリック数がないのではなく、その先で契約云々が起こらないからで、Admaxにしたら毎日数クリックが発生している(Admaxもクリック報酬なので多少なりとも成果が出てる)んですね。そう考えるとAdmaxよりも広告の種類が多く、クリック以外の表示報酬を得られるアドセンスをAdmaxの位置に貼るのが効果的という結論に達しました。
具体的にどこをどう変えるか?
「Simplicity2」で使える機能をそのまま使いつつ、今の記事をなるべく編集なしで使いつつ、考えられる最適な広告配置に持って行くには・・・
最近では広告数の制限が撤廃されたアドセンスだが、いつまた制限が復活するやもしれないということを考えて広告数は3つにするというのを前提にして、
- 本文の中に728×90のアドセンスバナーを設置
- 本文直下に336×280の広告を2つ設置
- サイドバートップのアドセンスは外す
- Admaxはもともと数に制限がないので今のテーブルはそのままでサイドバートップへ追加設置
という計画で進めます。
1については最初の見出しタグの直前にウィジェット挿入できる「本文中ウィジェット」がSimplicity2にはあるのでそれを使って自動挿入します。
2と3については300×250の広告ウィジェットをそっくりAdmaxのコードへ変更すれば完了
さて、これですんなりうまく切替ができて、クリック率が上がるか??
<h3ウィジェットを自動表示する見出しタグの問題が発生< h2=””> </h3ウィジェットを自動表示する見出しタグの問題が発生<>
Simplicity2では最初のh2タグの手前に「本文中ウィジェット」として広告などが挿入できるようになっていますが、テーマによってはh2タグが他の部分と共用になっているものもあって、もしもテーマを変更したら・・・と考えて現状では大見出しにh3タグを使っています。まずはこれに対応させるようにします。
テストサイトを使って手探りでカスタマイズして見ました。この判断をしているのは「ad.php (lib/ad.php)」で、そこに記載されている
//H2見出しを判別する正規表現を定数にする
define('H2_REG', '/<h2.*?>/i');//H2見出しのパターン
を変更すればh3タグに対して機能するようになることが分かったので
//H2見出しを判別する正規表現を定数にする
define('H2_REG', '/<h3.*?>/i');//H2見出しのパターン
という風に見出しの判断をするパターンをh2からh3へ変更。するときちんと最初のh3タグの手前に広告が表示されるようになりました。
また、「Simplicity2」の本文にそのまま728×90の広告を表示すると左マージンが大きすぎて右側が溢れてしまう(格好悪い)という問題が発生しました。
これについては「パソコン用広告ウィジェット」にあらかじめマージン調整のCSS設定があるのでそれを利用。左マージンを「-」で調整して完了です。しかもパソコン表示時にのみ表示されるため、ベタで728×90の広告を入れるとモバイル表示にしたときには非表示となるため広告が見きれてしまうこともありません。
こういうところが「Simplicity2」の痒い所に手が届く非常にいい点ですね。開発者の経験から来る使う方が「こんなことしたい」を実現できるように設計されています。
個々のコンテンツの体裁を調整
Admaxをテーブル表示している場所はコンテンツによってまちまちなので、アドセンスのバナーと連続して表示されるものは撤去するか別の場所へ移動させる必要があります。これは見て判断するしかないですが、広告数に制限がないですから気長に進めます。
まとめ
一生懸命記事を書いて、ある程度アクセスされているのに一向にマネタイズできない(報酬化させたいのに成果がない)ときは、試行錯誤するしかないと思います。数の多い、少ないはあるにせよ、アクセスがあるということは誰かの役に立っているコンテンツは作れている証拠なので、あとは一番効率よく成果を得るためにどうすればいいのかを考える必要があります。
今回の変更で成果があったかどうかは別の記事で紹介したいと思いますが、とにかくあがいて工夫しての繰り返ししかないと思います。