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ブロックエディタで「エディターで予期しないエラーが発生しました。」が出て編集できないときの確認と対処

公開日:2020(令和2)年12月18日/最終更新日:

WordPressのトラブルシューティング



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WordPress5.5.3から5.6へアップデートして、「さて、新しい記事でも書くか!」といつものようにブロックエディタを開き、操作していたら、突然その時はやってきました。

「エディターで予期しないエラーが発生しました。」

という素っ気ない画面。実際に出る「エディターで予期しないエラーが発生しました。」はこんな感じです。

editor-unknown-error

その他の部分は真っ白で何をどうしていいのやら・・って画面が出ます。今まで長いことWordPressで記事を書いてきましたが、こんなエラーに遭遇したことはありません。

そこで、画面上にある「復旧を試みる」、「投稿内容をコピー」、「エラー文をコピー」の3つの選択肢をすべて試してみましたが、結果は・・・このエラー表示もなく真っ白になってしまいました。

仕方なくダッシュボードに戻ってもう一度編集を試みると、最後に下書き保存されたところまでは無事だったのですが、しばらく編集しているとまた同じエラーが・・・。

直前にWordPressの更新を行ったので、それが原因??と思い、一瞬前バージョンに戻そうかと思いましたが、これからも使っていく(更新されていく)WordPressですから、どうにか解消したい!ということで、検証方法と対処方法を紹介しておきたいと思います。

「エディターで予期しないエラーが発生しました。」の原因

原因は文章通り「エディター」で起こっているエラーということに尽きます。

つまり、エディタの中のどれかの操作で必ず起こっているということです。

私の場合は、独自に追加したブロックパターン追加・管理機能で、既存のブロックパターンと、ブロックパターンのカテゴリーを無効にする措置が原因でした。ブロックパターンを呼び出そうしたときだけ

editor-unknown-error

が出るので容易に判別できました。

原因の想像ですが、この部分はWordPress5.5.3→5.6になった段階で(多分)カテゴリーの選択方法がプルダウン式になって使いやすくなった半面、既存のブロックカテゴリーを無効にすることで、ブロックカテゴリーが「無(1つもない)」の状態になってしまい、呼び出すものがないとしてエラーになるということのようで、前述したブロックパターンの管理プログラムでカテゴリーを1つでも登録しているサイトでは正常に動作しましたから間違いありません。

そこで対処としてはプルダウンになって使いやすくなったので、特に既存のブロックパターンを無効にする必要もないだろうということで、無効にする設定をやめて解消しました。

このように、ブロックエディタのどこか、何かの場面で起こるものだと考えられますので、次項のように1つ1つチェックしていくとよいと思います。

「エディターで予期しないエラーが発生しました。」の解消方法

前述したようにエラーはエディタで使う機能のどこかに潜んでいます。まずはどのシーンでエラーとなるのかを判別して対応しましょう。

テーマを疑ってみる

WordPressのテーマの中には、テーマの機能によって、標準のブロックエディタに対して独自の装飾などを施せるようになっていたりするものもあります。

投稿編集画面を開いてすぐにエラーが出る場合や、標準ではないブロックを追加しようとするとエラーが出る場合にはテーマが関わっている可能性が大です。

とはいってもいきなりテーマを変えてしまうと、今まで作った投稿などに影響が出る可能性がありますから、

  • 別のサイトを作って同じテーマを導入して試す(テーマのライセンス要確認)
  • 公式ページやテーマ作者のサイトなどを見て情報収集する
  • 「テーマ名 予期しないエラー」などでググって同一の症状が出てる人がいないかを確認する

などしてまずは情報収集をしましょう。公式テーマでしたらフォーラムで聞いてみるのも手ですし、作者サイトで問い合わせなどができるのであればそれを利用するとよいでしょう。

エディタ用プラグインを疑ってみる

特殊効果や特殊機能のあるブロックを追加するプラグインや、標準のブロックに何かの効果を追加するようなプラグインが多数リリースされています。

たくさん使っている場合には特定が大変ですが、基本は「どの操作」に対してエラーが起こるのか?ということですから、1つ1つ確認していくしかありません。

テーマ同様、単純にプラグインを手あたり次第に停止してしまうと、何かの影響が出る可能性がありますから、まずはテーマと同じように、情報収集することが大事です。

ある程度特定できたらそのプラグインを停止して問題が出ないかを確認し、フォーラムなどでプラグインの作者へ連絡して対応してもらうようにしましょう(止めたままにしておくと、過去記事でその機能を使っているものをすべて修正する必要が出てくることがありますから、使い続ける前提で考えましょう)。

独自に追加した機能を疑ってみる

前述したように私の場合は、プラグインやテーマではなく自身で追加した機能が原因でした。・・・と気づけるのはコードの中身などを全部把握しているからであって、中には検索でたどり着いたコピペコードをそのまま使って機能追加している方は相当数いるのではないかと思います。

対処方法としては、ブロックエディタ、Gutenberg、ブロック・・・などのキーワードを頭の中で想像し、自身で追加した機能について思い出して、怪しいものを止めてみるというのが一番でしょう。


いかがでしたか?

原因は100%エディタの中の何かにありますから、根気よく調べて対処しましょう。

ちなみにですが、この件をググると良く出てくる「ブラウザキャッシュの削除」対応、本当にこれで解消しているのでしょうか??ないこともないとは思いますが、あまり関係ないような・・(あくまでも個人の意見です)。

ちょっと変わったWordPressの標準エディタ「ブロックエディタ(Gutenberg)」、まだまだ開発途上でいろいろ起こる可能性はあるとは思いますが、使い勝手のいい便利なエディタだと思いますので、開発に加わった気分で使っていきましょう!!