WordPressで昔からあった現象なのかは全く不明ですが、何とも不思議な現象に遭遇しました。それは・・
下書き保存しておくと、元の記事がそれに置き換わって表示されてしまう
というもの。
カスタムパーマリンクの設定をしたサイトでは投稿編集画面で一度下書き保存した段階でパーマリンクが仮設定され(投稿名なら投稿名、IDならID)、自由に変更できるようになっているのはご存知ですよね?この欄に過去記事と同じパーマリンクを設定すると重複を避けるため、WordPressは自動でパーマリンク末尾に「-2」などの番号が付与されるようになっているのも多分ご存知ですよね?
この段階でああ、重複してるんだーーって気づいて変更すれば済む話なんですけど、ひとまずそのまま下書きにしとこっていう機会もあろうかと思います。
そうすると・・・前述したように、過去の記事「-2のついていない記事」へアクセスしたとき、下書きした記事が表示されてしまうんです。この現象に興味のある方は試してみればお分かりになると思います。
このサイトでプラグインの紹介記事をたくさん書いていて、パーマリンクは重複しないように公式サイトのパーマリンクを使ってるんです。そしてたまたま「menu-image」というパーマリンクを設定したら「-2」がついて、ああ、過去に紹介したプラグインなんだなと気づきました。
私の場合公開時に「あ゛」とならないように比較的書き始めの段階でパーマリンクは設定しますから、重複しているなら過去記事を修正しよう!と一旦投稿一覧へ戻りました。そして過去記事を見つけ、編集画面を開き、どんな感じのページなのかな?と閲覧画面を見てみたら・・・なんと先ほど重複に気づいた下書き記事が表示されるではありませんか!?
WordPressには記事消失を防ぐために、一定時間ごとに自動で下書き保存してくれる便利な機能が備わっていますよね?それで自動保存され、「-2」になっている記事が表示されてしまったのです。
試しに「-2」になっている下書き記事を公開状態にすると、どちらのページも正常に表示されました。どうやら下書きの状態だとこのような動作になるようです。
ちなみに気づいたサイトのWordPressのバージョンは5.2.2、テキストエディタを使うために「Classic Editor」プラグインを使用しています。残念ながら私が管理するサイトはすべて5.0以降なのでバージョンによるものなのかは検証できませんでしたが、5.0.4+「Classic Editor」でもやはり同じ現象が発生しました(テキストエディタだけの話かも知れないので「Classic Editor」の不具合かとも思いましたが4.9.xのバージョンのサイトがないのでそこまでの検証はできませんでした)。
- 同じパーマリンクの記事だった場合に下書き保存をしない(あれば削除する)こと
- やむを得ずパーマリンクに「-2」などのついた記事を書く場合にはさっさと公開すること
にさえ気を付ければ済む話なので別段問題はないのかも知れないですけど、下書きは後からきちんと書こうと一時保存する機能なので、たくさん使われる方もいるハズですから、こんな現象があるというのを知っておいて損はないかと思います。