FacebookにもTwitterと同様に記事を同時投稿したらひょっとしてアクセスアップするかも・・・という安易な発想で初めて触ったFacebook、何もかも初めてで結構戸惑いました。存在は知ってはいたものの、まずFacebookとは何ぞや?からスタートでしたから・・・。
そんな私でもいろいろと苦労しながら無事Facebookページへ記事の自動投稿ができるようになりました。今回は私が理解する範囲でのFacebookの仕組みを含めてWordPressで書いた記事を自動掲載する方法を紹介します。とはいえ前述した通りこのご時世にFacebookの「F」の時も知らない人がやった方法なので参考程度に読んでいただけると幸いです。
最初の戸惑い Facebookページって何?
ここからスタート?って思うかもしれませんね。でもみなさんきちんと理解してますか?という質問を投げかけつつ一応紹介しておきます。
まずFacebookはなりすましは可能?のようですが、一応個人と個人を結び付けるためのSNSとなっているのはご存じですよね?何でもかんでも個人情報を入れてしまえば今は音信不通の人とも交流ができたりするかも・・・というツールです。
もちろんこの個人ページ(この記事ではそう呼ぶことにします)へWordPressで書いた記事を自動投稿することはできます。でも、インターネットの世界ってビジネスでなければ個人っていうのは隠しておきたい、匿名性がいいところでは?従って個人の情報が出ているところへ連携するのはちょっと・・・と小心者のの私は尻込みしてたわけです。
そこで見つけたのが「Facebookページ」なる存在。実は他のサイト見てて「この人Facebookにも掲載してるんだ。それじゃぁ作者の個人情報見れるかも」なんてよこしまな心でリンクを辿ったら、個人ページではなく、もちろん個人的なことには何もたどり着けないページがあることが発覚!!(ちょっと大げさですかね?)しました。そしていろいろ検索したら「Facebookページ」というものがあることを初めて知りました。
この「Facebook」ページ、Facebookというサービスの中で作成できるホームページ?ブログ?のようなもので、Facebookユーザーならだれでも作成できるようです。
物は試しに・・・でアカウント登録して、Facebookページを作成してみました。すると自身で個人ページからFacebookページ、またその逆へとリンクを設定しない限りどの人が作ったページかは分からないようです(ひょっとしたら分かるのかもしれません)。
ちなみにそのFacebookページがこちら
もしも、もしも個人に到達できる方がいたらコメントで指摘いただけたらとてもうれしいです。ネットの世界は怖いですからね。
まあFacebookページの作り方は今回は省略しますが、個人ページから簡単に作成できますからチャレンジしてくださいね。
そして今回は前述した通り、個人ページではなくFacebookページへWordPressの記事を自動的に投稿する方法について書いていきます。
WordPress x Facebookの自動投稿で使ったプラグイン
始めに書いておきますが、Twitterとの連携のように簡単なものではありませんでしたから、じっくり腰を据えて取り組んでくださいね。
使用したのは【Facebook Auto Publish】というプラグインです。他にもいろいろとありましたが最初に見つけたのでこれにしました。他のプラグインの英語解説を見ても特にどれでもいいかな?と思います。
ただ結果的にFacebookページのみへの自動投稿ができましたが、他のプラグインでどうかというと不明ですので、Facebookページへという方は素直にこのプラグインを使った方がいいと思います。
インストールは通常のプラグインと同様、【Facebook Auto Publish】で検索するか、
からダウンロードしてインストールしてください。
ではここから大きく「Facebook側の設定」「プラグインの設定」の2つに分けて解説していこうと思います。やりながらですからひょっとするとどこか抜けてるかもしれませんがご容赦ください。
Facebook側の設定
これが結構複雑で途中であきらめたくなりました(笑)。知らない単語ばかり出てきますから、「これOKでいいの??」の連続、ドキドキしながらの設定でした(笑)。できるだけスクリーンショットを取るようにしましたので参考にはなるのではないかと思います。
- まずはここからFacebookの開発者ページへ進みます(未ログインの場合はログイン画面が出ますので必要事項を入力してログインしてください)。
- 画面右上の「新しいアプリを作成」をクリックします
- サイトの登録をする
- 画面左にある「設定」をクリックします
- 画面一番下にある「+プラットフォームを追加」をクリックします
- アプリの公開とページ設定をする
アプリに付ける名前は適当なもので大丈夫です。メールアドレスはこの連携に関してのお知らせを受け取るためのものですからサイトのメールアドレスなど分かりやすいものにした方がいいでしょう。
入力が終わったら「アプリを作成してください」をクリックします
文字認証が出てくるので表示されている文字を入力して「送信」をクリックします。問題がなければ次の作業に移ります
こんな画面が出ますので、赤字で囲まれている「アプリケーションID」と「app secret」をメモ帳などにコピーしておいてください
作成したアプリを使って接続できるサイトを登録します。これをやらないと連携できません。
するとウェブサイトという入力欄が出てくるのでサイトのURLを入力して右下の「変更を保存」をクリックします
このままではまだ使用できない状態です。ここからこのアプリを有効に(公開)します。
左のメニューから「アプリレビュー」をクリックします。
「〇〇を公開しますか?」が「いいえ」になっていますので「はい」にします。そのときカテゴリー選択画面が出てくるので「ページ用アプリ」を選択します(スクロールすると出てきます)。
※アプリを公開すると外部からのアクセスが可能となってしまうことと、今回の連携では不具合が出る可能性があるので非公開(デベロッパーモードのまま)で大丈夫です。
----これでFacebook側の設定は終了です----
【Facebook Auto Publish】プラグインの設定
残念ながら翻訳不可のプラグインなので英語のまま設定していくしかなさそうです。まあ項目は少ないですから問題ないでしょう。
WordPressの管理画面に戻って、ダッシュボードから【Facebook Auto Publish】をクリックします。
先程メモ帳に書き出した項目を元に
- Application name・・・何でもOKです。適当に入れてください
- Application id・・・アプリケーションIDを入力します
- Application secret・・・app secretを入力します
ここまで入力したら下の方にある「Save」をクリックします。
になり、新たに「Authorize」というボタンが現れますのでクリックします。
このときFacebookの認証画面に移動するはずなのですが、万が一
というエラー画面が出たときは、Facebook設定のところの最後の項目(公開)をしていないことが原因ですから戻って公開しましょう。
いくつか画面が出てくるので「OK」をクリックしていけば完了です
すると画面が元に戻りますが、項目が1つ追加されています。「Select facebook pages for auto publish」という項目です。ここに作成したFacebookページが出てきますからそれを選択して「Save」をクリックすれば設定完了です。
実際に投稿してみる
あとは画面下の項目を適当に設定します(カスタム投稿タイプを使っている場合はチェックを入れないと投稿されません)。
まずはこの記事を公開して自動投稿してみます。さて結果はいかに・・・
成功しました!!一応チェック
- 個人ページに投稿されていないか確認→OK
- Facebookページに投稿されているか確認→OK
- ログアウトした状態でFacebookページが表示できるか→OK
大丈夫みたいです。あとはFacebookページの設定をいろいろすればOKだと思われます。
以上が手順になります。何分初めてやりましたので何かがあるかもしれません。修正や追記があると思いますのでまたチェックしてみてください。
自動投稿しないようにしたり、再投稿したりできる
しばらく【Facebook Auto Publish】で自動投稿してて気づいたのですが、このプラグインはFacebookに投稿しないようにしたり、更新時に再投稿したり、投稿する内容を変更したりできるようです。
プラグインを有効にした状態(Facebookとの連携もできた状態)で投稿編集画面を開くと
という画面が下の方に追加されます。ここで
- Enable auto publish post to my facebook accountを「No」にするとFacebookへの投稿をしない
- Enable auto publish post to my facebook accountを「Yes」にするとFacebookへ投稿する内容を設定できる
といったことができます。初めて公開する記事は「Yes」になっていて、公開済みの記事は自動で「No」になっていますから、過去記事をFacebookへ投稿したいときは「Yes」にすればOKです。
更に記事ごとに投稿内容を再設定できますので記事の内容に応じて変更できるのもいいですね。
ただ1つこのプラグインを導入してから若干管理画面が重くなったことと、公開時の処理が遅くなったことが多少気になりました(私自身は許容範囲です)ので、他のプラグインを使った方が負荷は少ないかもしれません(未テストです・・・)。
おまけ サイトの移転などをしたときは注意が必要
本当にそうなのか?それが原因だったのかというのは確信がありませんが、今のドメインの前は無料のツールを使ってWordPressのサイトを作っていました。そこでTwitterやはてブなどに自動投稿しつつサイトを作っていて、そろそろ独自ドメインにしようでサイトを移転しました。
アクセスダウンの対策をいろいろとしつつ経過を見たらアクセス急落・・・ちょっと青ざめました。で、何が原因なのかといくつかのページをタイトルで検索したら、なんとSNSに連携していた記事が先頭に出てくるではありませんか?つまり、新しいサイトの記事はSNSの記事のコピーとして扱われていたのでしょう。当然リンク先も違いますし、ドメインも違いますからGoogleとしてはコピーコンテンツとして認識したのかもしれません。
そこでこれらSNSの投稿を削除したら徐々にアクセスが戻ってきたことを考えると、恐らく影響があったのだと思われます。月単位で時間が経過しての結果ですから「これだ!!」という確信情報ではありませんが、リスクがありそうなので、今回のFBへの自動投稿もゆくゆくは独自ドメインで・・・と考えている方はそのあとからにした方がいいかもしれません(削除するのも結構大変ですから)。