WordPressでサイト管理をしていてこんなことありませんか??
いつも使ってるブラウザでログインしようと思ったらパスワードが空っぽになってる!!
今までパスワード保存機能があるから何の気なしにログインしていたからパスワードなんて忘れてしまった!!
もうこうなったらサイトはダメなのかも・・・。
WordPressにはパスワード再発行(リセット)機能があります。でも、そのユーザーのメールアドレスがずーっと変更してなくて使えないものだったら??パスワード変更のお知らせは永遠に届かず、しかもパスワードリセットをしかけてしまったのでたとえ古いパスワードを思い出しても後の祭り・・もうこうなると真っ青ですね。
そんなときでもサーバー内の操作がちょっとできれば手動でパスワードを再設定することができます。
今回はサーバーにあるphpMyAdminというデータベースを操作できる機能を使ってパスワードの再設定を行う方法を紹介します。実際に変更しながら作った記事ですので操作手順等はほぼ確実かと思います。
※phpMyAdmin?という方は危険なので経験者かプロに依頼しましょう(下はちょっとアピールです。不安な方はどうぞ)
WordPressのパスワード手動再設定の方法
お使いのサーバーによってはphpMyAdminが使えないものもあります(私の経験では「お名前サーバー」は標準搭載されていませんでした)。その場合はphpMyAdmin自体をインストールするところからスタートになりますのでもっとハードルが上がります。
※今回の紹介記事ではphpMyAdminのインストール部分は省き、サーバーでphpMyAdminが使える環境である前提で話を進めます。
phpMyAdminを開く
サーバーへログインします。「データベース」などというメニュー(サーバーによって違いますので)からphpMyAdminというのを探してください。見つかったらメニューをクリックしましょう。
ここで問題なのがphpMyAdminへのログイン情報。これはサーバーのログイン情報とは全く別なので調べる必要があります(私が使っているカラフルボックスサーバーではcPanelにさえログインできれば自動接続されます)。
ええ~~っそんなの知らんし・・・大丈夫です。FTPクライアントツールやファイルマネージャーなどを使って対象サイトのwp-config.phpを開けば全部書いてあります。
ファイルの中に書かれているユーザー名、パスワード、ホスト名を使ってphpMyAdminへログインします。
ログインしたら、左のリンクメニューからデータベース名をクリックします。
すると・・・「wp_」などという文字列(接頭辞と言います)といろいろな名前の一覧が表示されると思います。
※この辺りもサーバーによって展開される部分がさまざまですのでご自身のサーバーに置き換えていただく必要があります。
この「接頭辞」が複数あるデータベースもあります。これは1つのデータベースに複数のWordPressサイトがインストールされている場合となりますので、もう一度wp-config.phpの中を見て接頭辞が何かを見つけましょう。
パスワードの手動再設定をする
前項までの作業が終わると↓のような一覧が表示されますので「接頭辞_users」という項目をクリックします。
続いて今サイトに登録済のユーザー一覧が表示されますので、↓のようにパスワードを編集するユーザーの左にある「編集」をクリックします。
ユーザーの登録情報が表示され、編集可能になりますが、パスワードに関しては暗号化されており、そのまま文字を入れて編集しても反映されませんから、↓のように「関数」欄を「MD5」に変更してから新しいパスワードとする文字列を上書きし、右下の「更新」ボタンをクリックします。
以上でパスワードの手動再設定は完了です。
少しでもデータベースを触った・見たことのある方なら問題なく再設定できると思いますのでどうにもならなくなった時は自己責任で試してみてください。
とはいえ、この方法は結構荒業というか最終手段ですから、ログイン画面からパスワードのリセットができるようであればそちらで対処されることを強くお勧めします。
また修正するデータを誤ったりするとさらに深みにはまってしまいますのでデータベースのバックアップを取ってからというのはセオリーですから、バックアップと復元の措置ができない方もやはりプロに任せた方がいいと思います。