ちょっと前から不思議に思ってたけどそのままにしていたWordPressの謎について調べてみました。それは、メディアにアップロードした画像について
- たまにファイル名が
勝手に自動で「〇〇-scaled」になる - それに伴ってファイルのURLが
勝手に自動で「https://~/wp-content/uploads/ファイル名-scaled.拡張子」になる
こと。不思議に思ったことありませんか??
自身あまり気にはしてなかったのですが、やはりどうしてそうなるのかは知っておいた方がいいと思い、メモ程度に残しておきます。
「-scaled」になるのはWordPressのバージョン5.3以降
実はこの機能が加わったのはWordPressのバージョン5.3からということが分かりました。毎回本体更新前には何が変わるのかを一読するようにはしているのですが、恐らく更新内容の詳細には書かれていたのでしょうけど、すっかり読み飛ばしていたのですね。
公式開発ページWordPress5.3での大きな画像の処理の紹介によると、
大きな画像をアップロードし、「full」で埋め込んだ場合、画像のファイルサイズが大きいことからサーバーに負荷をかけたり、ページの表示速度を低下させることがあるので、幅が2500pxを超える画像をアップロードしたときには自動検知をして、それ以下の画像にリサイズしたものを生成する。
という機能とのこと。つまり、ホームページ内で表示する必要のない大きな画像がアップロードされたらWordPress側で勝手に自動で幅2500PX以下の画像を生成して、それを「full」指定時の画像として扱うということだそうです。
そしてリサイズされた画像には判別できるようにファイル名、ファイルのURLに「-scaled(サイズ調整後)」という文字が追加されるようになったようです。
たまに・・・というのはこういうからくりだったんですね(笑)。
同ページにはこの機能をOFFにする方法も書かれていて、テーマのfunctions.phpへ以下のコードを追加すればいいそうです。
add_filter( 'big_image_size_threshold', '__return_false' );
百聞は一見に如かずということで一応どうなるのか検証してみました。

画像の下が、勝手に自動で幅2500PX以下の画像が生成されたもの、上が上記のコードを追記してから(この機能を無効にしてから)アップロードしたものです。
通常あまりフルサイズの画像を本文などに挿入することはないと思いますから、機能停止しても問題ないかなぁとも思いますが、もしも・・・特に複数の方で運営するようなサイトではひょっとするとあり得ることかもしれないので、そのままにしておいた方が無難かもしれません。
ちなみに前述した通り、幅2500px以上のアップロードされた画像に対して自動で「-scaled」という画像を作る機能ですから、アップロードした元画像自体はそのままのサイズでサーバー内にありますのでご心配なく。

