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ネコちゃんを飼育するためにかかる費用はどのくらい??

公開日:2017(平成29)年7月30日/最終更新日:

ネコちゃんを飼育するためにかかる費用はどのくらい??



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家に1匹動物がいると本当に心が和みますよね?何だか悩み事も聞いてくれそう・・・そんな気持ちでペットの飼育を考える方は多いのでは??

ペット動物として人気があるのはワンちゃんとネコちゃん。特に猫ちゃんは手が掛からないし、トイレも本能的に覚えてくれるので本当に飼育しやすい動物だと思います。

そして何よりある程度の大きさがあって、同じ場所にいつもいるのでウサギなどの小動物と比べたら圧倒的に人間に近い環境で暮らす動物ですからなおさら可愛いのかもしれません。

ところで猫ちゃんを飼育するのにかかる費用ってどの位かご存じですか?もちろん費用をかけようと思えばいくらでもかけられてしまいますが、一緒に暮らすために最低限必要なのはいくら?今回は猫ちゃんを飼う上でかかる費用と心構えについて書きたいと思います。

1か月にかかるエサ代

大人の猫ちゃん1匹にかかるエサ代はドライフードのみを与えていれば月に大袋1袋程度(3㎏程度)で十分足ります。バンバン食べさせて運動していないメタボな猫ちゃんだと当然エサ代は上がります。

当然主食の他に最近流行りのちゅーるなどのおやつを与えればどんどんエンゲル係数は上昇しますし、ドライフードと比べて嗜好性が圧倒的に高いので与えるかどうかの判断はしっかりする必要があります。

1か月にかかるネコ砂代

食べたら出す、トイレ用の猫砂。これは本当に素材も価格も様々なので何とも言えません。ネコ科の動物は水分の摂取量が少ないのでおしっこの臭いが強いですから定期的に交換するのであれば結構な量が必要です。

私の場合は全交換は全くせず、部分的に交換するだけなので月に15~16リットル(物によって2~3袋)で足ります。木の素材などで燃やせるゴミとして捨てられるものと臭いを抑えるための香り付きのものを混ぜて使っています。

月のトイレ砂代としてはだいたい1000円位ですね

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ワクチン接種の必要性

定期的に接種することが大切?と言われている猫ちゃんのワクチン接種。1回8000円位、年に1回接種のワクチンが多いと思いますが、個人的にはちょっと考えものだと考えています。

ワクチン接種をすることで得られる効果は2つ、「他の猫からの感染を防ぐこと」「他の猫へ感染させないこと」です。猫ちゃんの生命を危険にさらすような感染症のほとんどが「猫同士の濃厚接触によるもの」「体液の飛沫によるもの」です。要するに危険性がなければり患する確率は限りなくゼロになるわけで、完全な家ネコちゃんで、他の動物や猫との接触がない状態であれば特に必要性はないと私的には考えます。

人間と同じで病気にかかるかどうかは確率論なのですから、ワクチン接種をしたとしても体内に抗体ができなければ無駄になりますし、抗体も長い間闘わない状態が続くと体の中に必要ないなと判断して退化してしまうため定期接種が必要なのです。

ここで元ペットショップの店員として少し裏話をすると、獣医さんが仕入れるワクチン1本分の原価ってびっくりする位の値段なんです(あまりにショッキングなので実際の値段はとても書けません)。まあ、ワクチン接種の数が多ければ多いほど(クライアントが多いほど)ウハウハ状態になるのがワクチンなんです。

しかも定期接種してくれるわけですからそれはもう・・・って感じです。ペットブームを経て町のあちこちに獣医さんが乱立してきているのはこの収益効果が大きいと思います。

飼育の仕方として全くよくない方法ですが、外に出てしまうことが多い猫ちゃんや、外へ自由に出入りできる猫ちゃんは先ほどの濃厚接触をする危険性が高いので定期接種をして感染しない、感染させないようにすることが大切です。

不妊手術の必要性

俗にいう「避妊」「去勢」をして意に沿わない子孫が産まれてしまうのを防ぐ手術をいいます。一生に1回だいたい30000円前後で手術を受けられます。

個人的にはワクチンと同じで外へ出ることの一切ない家ネコちゃんであれば特に考える必要はないと思います。

また不妊手術によって性格が中性的になり、穏やかになるといわれていますが、あくまでもホルモンバランスが変化することによって「いわれてる」ことであり、科学的に根拠のあるものでもありませんから過度に期待しないほうがいいかもしれません。

猫はペットショップではなく譲渡会などで探す

ワンちゃんと同じように猫ちゃんにもブランド(血統)があります。日本人の気質なのか、自慢したいのかは分かりかねますが、ペットはペットショップでと思われている方が多いと思います。

町には不幸にも誰かの手によって遺棄(放置)された猫たちの子孫がたくさんいます。いわゆる野良猫というやつです。この子たちを保護して飼育してあげれば不幸な命を減らすことができます。

また、NPO団体などで定期的に譲渡会を開催しているところもありますし、動物愛護センターでも譲渡会や譲渡ができますからショップへ行く前に必ずそちらで探すようにしてあげてください。

個人間で譲渡を行うインターネットサイトもあります

ネコジルシ

ペットのおうち

などが代表的なところです。一度ご覧になってください。

さいごに

いかがでしたか?さっぱりとできるだけ簡潔に書かせていただきましたが参考になりましたか?最後に「ネコ」という動物を飼育するにあたってこれだけは知っておいてほしいという事柄を列記しておきます。

猫ちゃんは20年近く生きる長寿な子もいます。その間に自身の生活がどのように変化する可能性があるか?もしも飼育できなくなったらどうするか?をしっかり考えてから飼育されることをおすすめします。

猫ちゃんはワンちゃんのように毎日散歩へ行かなくてもいいので手軽に飼えると思われる方が多いです。が、家にずっといる猫ちゃんは運動不足の状態が続くわけですからしっかり遊んであげることも大切です。

また、家の中の調度品などが壊されたり、爪とぎ行為によって傷がついたりすることは茶飯事ですから、こうした事態が起きることも予測しておくことが大切です(我が家で猫のいる部屋は本当に殺風景です)。

それから特に夜中に大きな声で鳴いたり、暴れたりすることが多いですから、外に出すことがないからといってペットの飼育が許可されていない場所で飼育することは、猫にとっても飼い主にとっても大きなストレスになりますから飼育しないようにしましょう(恐らく安易に飼育した方が「こんなはずじゃなかった」と放してしまったことから野良猫が増えたのだと思います)。