無料で表計算やデータベース、文書作成などができる「Apache OpenOffice」、その派生プログラムであるLibre Officeは「Apache OpenOffice」よりも動作が軽く、しかもMicrosoftのWord、Excel、PowerPoint、PublisherやOpenDocument Format (ODF)を開いて使えるようになっていることから「これで無料なの?」とちょっと感動するようなオフィス統合ソフトです。
私も愛用しているこの「Libre Office」ですが、ある日突然起動しなくなりました。その時までは快調に動いていたのに、起動すると「応答なし」になって何時までたってもファイルが開かない状態になりました。
やっぱりフリーソフトだから何かあるのか??と思ったのですが、フリーソフトならでは?の方法で解決できましたので備忘録をかねて紹介します。
初めてインストールした直後から起動しない場合は動作要件に合っていない可能性がありますが、今まで起動していたのに突然ということであれば解決できるかもしれません。
SAFE MODEで起動して原因を探る
普段はファイルをダブルクリックして開くことが多いので私もこの件で初めて知ったのですが、「Libre Office」にはセーフモードというのがあります(5.3の場合です。他のバージョンにこの機能があるかは不明です)。
「スタート」→「プログラム」→「Libre Office」と展開していくと、「Libre Office(SafeMode)」という項目があります。これを起動して
というセーフモードのオプション項目が出てきたら、パソコン上や「Libre Office」上の何かが起動を妨げていることになります。
英語表記なのでいきなりアレルギー・・・という方がいるかもしれませんが、上から
- Restore from Backup バックアップの復元
- Configure 設定情報
- Extensions 拡張機能
- Reset to Factory Settings 出荷時の状態に戻す
という大項目になりますから、上から順番に選択し(1つしか選択できなくなっています)、右下の「Apply Changes and Restart」をクリックして、起動するかをチェックしていけば大抵の場合解決します。
ちなみに私の場合は「Configure」にあるハードウェアアクセラレーターを停止したら通常起動するようになりました。
追記事項
解決する前にちょっとキレて、「こんなソフトアンインストールしてやる!!」ってプログラムの削除を試みたところ(笑)、ブラウザを閉じてくださいというメッセージが出ました。ひょっとするとインターネットブラウザ(私の場合はChrome)と何か相性問題があるのかもしれません。
悪い言い方してしまいましたが、再度プログラムをダウンロードしてインストールし、上の不具合解消方法を試したらきちんと動作しましたのでこれからも「Libre Office」を使っていこうと思ってます。