最近猛威を奮っている身代金要求型ウィルス、通称ランサムウェア。通常のウイルスとは違ってパソコン内のファイルやフォルダをロックして使えないようにした上でお金を要求するという非常に悪質なマルウェアの一種です。
自分のパソコンはウイルス対策ソフトを入れてるから大丈夫!!と思っていても、そのソフトには本当にランサムウェアに対する防衛機能がついているか確認したことありますか?
ランサムウェアはウインドウズなどのOSのセキュリティホールを利用して悪さをするプログラムなので基本的にはOSの更新をしていれば大丈夫とは言われています。ただ、たくさんのパソコンがある企業(特にパソコン単位でセキュリティ維持している環境)では一部のパソコンが更新されておらず感染する→その他ネットワークに広がるというパターンがほとんどです。
個人でもOSの更新は時間がかかるし、更新したら起動しなくなったなどという情報を目にしてしまうと怖いですし、何より更新プログラムがありますよ~という表示が出ても無視している方も多いと思います。そんなパソコンにランサムウェアは忍び寄ってきます。また、何かが発生してからOSは更新プログラムを提供するわけですから、何かが起こる前の対策は不可能、そこで念のための防衛手段としてウィルス対策ソフトを使うことが推奨されています。
ただ現在使用しているウイルス対策ソフトはランサムウェアに対応しているのかというと・・・確認している方はほとんどいないと思います。私もその一人です。
私は「AVG」という無料のウイルス対策ソフトを使っています。解説記事を見るとランサムウェアに対する対策もされているように見えるのですが、実際に管理画面を開いてみるとこの機能はオプション(有料)となっていることが分かります。結構セキュリティ系のソフトは有料・無料に関わらず何が無料で何が有料なのかが分かりにくいと思います。
それじゃあ有料で!!と思いたいところですが、ここはやはり無料で対策できないか?ということで探し当てたのが今回紹介する「Malwarebytes Anti-Ransomware」です。
このソフトは有料のウイルス対策ソフトを販売している会社が無料で提供しているランサムウェア対策ツールです。他のウィルス対策ソフトとの併用もできるようなので早速試してみました。
Malwarebytes Anti-Ransomwareの公式サイトとダウンロード・インストール
海外のサイト・日本語には非対応です。
MalwarebytesAnti-Ransomwareベータ版の紹介
ベータ版(開発版)ということなので、公式ページからはダウンロードリンクが見つかりませんので、SOFTPEDIAというソフト配布サイトからダウンロードするといいです(私もここからダウンロードしました)。
ダウンロードページはこんな感じです
左上のダウンロード(Download)をクリックすると下の画面がポップアップ表示されます
「Softpediaセキュアダウンロード(US)」をクリックしてダウンロードします。
インストールは通常のソフトウェアと同じような感じです。
インストールが終了すると自動で起動します(パソコン起動時に自動で起動します)
特に設定事項はないのでこれで完了です。
※インストールした後初めて再起動した時私の環境ではパソコンの起動に時間がかかりましたが、2回目以降は通常のスピードで起動するようになりました
ランサムウェアが発見されると
へ一覧表示されるようですが、今のところ何も起こっていない(起こらないのが正しい?)ので何もありません。