ノートパソコンのハードディスクから時折聞こえる「カチッ」という音。それほど大きくないので大丈夫だとは思うのですが、時折動作が遅くなるのが気になってきました。もうそろそろ限界、交換時期だろうなぁということで今時のハードディスクはいかほど?と通販サイトで検索していたら不明な用語が・・・それが「リファービッシュ」品。
バルク品というのは正規パッケージに入っていないけど新品という意味なのは知っていたのですが、「リファービッシュ品」というのは初耳、しかもなんだかとっても安い!!ただ大丈夫?ということで調べてみました。
「リファービッシュ品」って何だ?
「リファービッシュ品」と書いてあるのは「初期不良などで返品されたものを使えるように修理や修復をしたもの」という商品だそうです。
ざっくり言うと一度不具合が確認されたものということなんですね。でも修理や修復をしてあるんだから大丈夫だろうと思いたいところですが実はそうでもないかもしれません。
というのは初期不良というものの定義が「使用して間もなく何等かの不具合が生じたもの」なので、何が起因して壊れているのかが分からないということ。「これだ!」という原因を修理しても影響が他にあってすぐに壊れてしまうかもしれないということです。
さらに言うと、返品されてからテストをしてみてもしも不具合が「ない」と判断されればそのまま出荷なんてこともあるかもしれません。
そしてリファービッシュ品は保証期間が極端に短く、商品到着後15日間などという短期間なものがほとんどです。
まあ、正規品だから大丈夫かというと、機械ですから初期不良はあり得る話ですから何とも言えませんが、リファービッシュ品よりも保障期間は長いですし、出来上がった製品に何も手を加えていないことは確かですから、前述したような複合する不具合は発生しにくいと思います。
特に今回は長く使いたい(そう簡単に壊れてしまっては困る)ですし、壊れたらデータが無くなってしまうかも知れない部品であるハードディスクですからリテール品(正規品)を探そうと思います。
リファービッシュ品を取り扱うメーカーで有名なのは「Marshal」というところですね。どんな製品があるか一度見てみてください。
おまけ 似たもの用語
今回はリファービッシュという言葉を取り上げましたが、似て異なる用語に
- リユース(中古品)
- リビルト
一度使ったものを清掃などをして外観上はきれいにしたもの。中には消耗部品を丁寧に交換したものもある
もともとバラバラの部品が組み合わさって構成されているものを一度分解し、破損したものの交換、消耗材の交換などをして「部品は古いけど機能は新品と同じ」ようにしたもの
などがありますから、用語のニュアンスの違いは独自に調べたほうがいいかもしれません。
余談ですが、今回のハードディスクのように内蔵型で単品となっているものについてはリファービッシュや中古ということが分かるかもしれませんが、それがケースに入った外付け型になったら何が入っているか分かりませんね。「激安に注意」すべきはむしろ中身が見えないものなのかもしれません。