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古いパソコンのハードディスクを再利用してデータ保管や録画用用ディスクにできる「外付けハードディスクケース」

公開日:2017(平成29)年5月21日/最終更新日:

ハードディスク



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ここ数年でパソコンの動作速度は飛躍的に進歩しましたね。ちょっと前まではサクサク動いていたソフトなども、パソコンの高速化に伴ってどんどん機能がアップし、その分動作させるのに必要なパワーも高いものが必要になってきています。

購入当時には最上級だったパソコンも5~6年も経てば現行モデルの最下級よりも動作が遅いなんてこともざらですね。また、部品の規格が変わったりしてメモリなどのハードウェアでパワーアップしようにも限界があります。

「そろそろ買い替えかなぁ」とパソコンを買い替えた後、今まで使っていたパソコンはどうしますか??今流行りの個人売買で売りますか?子供のおもちゃにしますか??それとも廃棄しますか??

もう使わないなら捨ててしまおうというのもいいのですが、使える部品は使いたいですよね?そんなときに役立つのが今までのパソコンで使っていたハードディスクを再利用できる「ハードディスクケース」です。

ハードディスクを処分するときは確実にデータを消すか、完全に壊してしまうかのいずれかの処理が必要。ただ、データを消すといっても一度塗り替えただけでは復元できてしまうので完全に削除するのは大変だし、ハンマーで壊すにしても内部のディスク部分まで完全に壊さないとリペアできてしまったりします。

ハードディスクケースを使って再利用することはそうした危険を回避するにもいい方法だと思います。

また、パソコンのデータだけでなく外付けハードディスク対応のテレビやHDDレコーダーのハードディスクとしても利用できますので捨ててしまうのはもったいないと思いますよ。

IDE接続のハードディスクに使えるケース

SATA接続のハードディスクに使えるケース

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ハードディスクの種類と見分け方

大きさの違い

大きさには大きく2.5インチと3.5インチがあります。通常デスクトップパソコンには3.5インチが、ノートパソコンには2.5インチが使われています。

接続規格の違い

ハードディスクには大きく分けてIDEとSATAという2つの規格が存在します。本体の大きさはほとんど違いがありませんので、コネクタの形状で判別します。

古いパソコンのハードディスクを再利用してデータ保管や録画用用ディスクにできる「外付けハードディスクケース」|Knowledge Base

下の2つはサンワサプライのホームページで掲載されている画像

古いパソコンのハードディスクを再利用してデータ保管や録画用用ディスクにできる「外付けハードディスクケース」|Knowledge Base

上がIDE接続で下がSATA接続です。この形状を見てハードディスクケースは選ぶようにしましょう。万が一衝動買いする場合には変換コネクタがあるものやユニバーサル接続可能(どちらでも接続可能なもの)を選ぶようにしましょう。

ハードディスクケース選びのコツ

ハードディスクはパソコンの中で電源と並んで熱を発する部品です。いくら熱に強く作られていても熱暴走によって壊れてしまうこともありますからケース選びは慎重に行いましょう。

2.5インチ、3.5インチ共通の確認事項

ハードディスクサイズの規格に関係なく確認しておきたい事柄としてはUSBの転送規格と放熱性能でしょう。

USBの転送規格には現行では「1.x」「2.x」「3.x」があり、1秒あたりのデータ転送量が全く違います(各規格についての詳細はこちらをご覧ください)。それぞれに互換性がありますので、2.0に対応しているパソコンに3.0規格の外付けハードディスクを接続しても大抵は正常に動作しますから、後にパソコンを買い替えていくことも考慮すれば、できるだけ後継世代(数字の大きいもの)を選ぶといいでしょう。とはいえ、世代が進むにつれ流通量から価格も跳ね上がっていきますから、2.x規格のものが性能的にも価格的にもおすすめです。

次に放熱性能についてですが、こればかりは実際に使用してみないとわからないというのが結論です。ハードディスクは結構熱を持ち、温度が55℃を超えたあたりから性能低下が起こるといわれています。また、高温下で使い続けることで寿命に影響が出ることがありますから、できるだけ「放熱」ということをウリにしたものを選ぶことをお勧めします。

3.5インチのハードディスクケースを選ぶ際の確認事項

ポイントは

  1. ケースの筐体自体が放熱機能を持っている(放熱しやすい材質になっている)か?
  2. ケースに冷却機能(ファンなど)があるか?
  3. 電源は別になっているか?

です。

3.5インチのハードディスクケースの場合、持ち運ぶというよりもパソコンやテレビ、レコーダーなどに接続して、据え置きで使う機会が多いでしょう。

ケースの構造を大別すると

  • ケース内に電源を内蔵していて、冷却用のファンが搭載されているもの
  • 電源はケースの外に付いていて、冷却用のファンが搭載されていないもの

のいずれかというのが多く流通しています。

持ち運ぶということを考えなければ特にコンパクトさを求める必要もないですし、熱源同士を1つにまとめる必要もありませんし、何よりファンの音、埃対策なども大変ですから、私的におすすめなのは、後者です。

また、ファンは羽が小さくなればなるほど同じ風量を得るのに高回転させる必要があり、ケースの構造から大きなファンを搭載することが困難なので、思ったよりもファンの音が大きいですから、テレビの録画用などに使用する場合には気になるかもしれません。

複数バックアップのすすめ

ハードディスクはメモリーカードやフラッシュメモリーと比べて丈夫だとは思いますが、ある日突然壊れてしまうこともあります。

外付けのハードディスクに保存するのは、普段は使わないけど保管しておきたいデータ(家族写真とか動画とか)が多いと思いますので、より慎重にケース選びをする、ハードディスクとは別にDVDやブルーレイなどでもバックアップを取っておくなど複数のメディアで保存するようにしましょう。