.htaccessファイルといえば、サイト内の情報にアクセスする許可・拒否をしたり動作条件を変更したりする重要なファイルです。まずあまりこのファイルを操作することはないのですが、やむを得ず.htaccessファイルを書き換える必要があるときには便利なプラグイン「WP Htaccess Editor」を紹介します。
「WP Htaccess Editor」のインストールと使用
インストールと有効化は他のプラグイン同様、プラグインの新規追加で「WP Htaccess Editor」と入力して検索すると出てきます(2015/4/21現在では2つ存在しますが、★5個のほうが無難?)ので、インストールして有効化します。
有効化すると管理画面のサイドバーに「Htaccess」という項目が追加されているのでクリックして編集していきます。
.htaccessファイルの変更例
WordPressでこのファイルを変更する必要性があるとすれば、画像やファイルのアップロードサイズでしょうか?
初期設定では2メガバイトまでになっていますので、それを変更します
変更は下記のコードを追加するだけです。
php_value memory_limit 50M
php_value post_max_size 40M
php_value upload_max_filesize 30M
解説
- php_value memory_limit 50Mは、サーバー上のメモリ使用量を50メガバイトまでとするという意味です
- php_value post_max_size 40Mは、投稿や固定ページのサイズを40メガバイトまでに制限するという意味です
- php_value upload_max_filesize 30Mは、画像やファイルのアップロードサイズを30メガバイトに制限するという意味です。
※3<2<1でないとアップロードできても表示されないなどの問題が発生します
表示する画像のサイズは投稿ページのサイズよりも小さくないと画像を表示する段階でエラーとなってしまいます。

画像やファイルの許容アップロードサイズを変更する前に
サイト上で大きなファイルのやりとりを必須とするサイトであれば仕方ないですが、
大きなファイルを表示する=たくさんの量のデータを転送する=表示速度が遅くなる
という結果になりますのであまりおすすめしません。
また、特にスマホや携帯などで表示するときには多量のパケットを使うことになり、表示が遅いばかりではなく経済的に迷惑となるケースもありますので気遣いをされることをお勧めします。

