このサイトの投稿部分をAMP対応にしたのは2020年1月4日のこと。きちんとサイト内の日記にも残してある(このサイトもついにAMP対応させました)ので、この日から切り替えたのは間違いありません。
それから半年が経過し、現在対応させた(AMPのURLでエラーが出ないようにした)投稿数は2033件、そのうち、Google Search Consoleで認識されている件数は1044件、約51%がGoogleからAMP対応が完了しているページですよ!と認識されていることになります。
残念ながら、この1044件という数はあくまでもAMPページとして問題なく表示できるページとして認識されているものであって、Googleにキャッシュされたページの数というわけではありません。と言い切りましたが、結局のところ、キャッシュされているのかされていないのかが不明(調べようがない)であり、全部のページが検索経由でアクセスされるというわけではありませんから、何が正確なのか?は恐らく誰にも分らないのでは?と考えています。
また、サイト内の投稿数自体は正確に2033件と計算できるものの、Googleのsiteコマンドで測れるインデックス数はタグページやカテゴリーページ、対応させていない固定ページ部分も含んでいるため、AMP対応させた正確な投稿数に対しての割合については不明です。
・・・と総合的に考えると、どれもこれも正確ではなく、推し量る材料がない!というのが結論。
そして、AMPキャッシュされると、モバイルでの検索結果経由でのアクセスに対してGoolgeに保存してあるキャッシュページを表示するというのがAMPの仕組みですから、検索結果から、「あるページはAMPのキャッシュURLでAMPページとして表示される」「あるページは通常ページのURLで通常ページとして表示される」ということになり、訪問者からすれば混乱すること間違いなしなのではないかと思います。
一応このサイトでAMP対応させたページについては通常のモバイルページが表示できるようにリンクを設けているので、ページビューの傾向を見る限りでは一旦AMPのページを見た直後に通常ページをご覧いただく方が多いように思います。
そもそも私がサイトのAMP対応に取り組んだ理由が
- 当時どう調整してもモバイルページのスコアが低く、実際の表示速度も遅かった
- AMP対応にすることで少なからずモバイル検索経由でのアクセスアップが望めるのでは?
の2つであり、現在はテーマ改善によって表示速度、Google PageSpeed Insightでのモバイルスコアとも問題ないと思われるレベルになりましたし、検索経由でのアクセスについては5月のGoogleアルゴリズムアップデートによって乱高下し流れがつかめなくなったことから効果が判然としなくなりました。
結構苦労して手動でAMP対応にしたので何とかそのままに・・・とも考えましたが、結論として1ページのURLが増えて混乱するだけなので、AMP対応を解除することにしました。
しばらくGoogleにもキャッシュが残っているのでそれが表示されることもあるでしょうし、サイト内のAMP対応URL(末尾に/?amp=1)でブックマークされていたり、共有されていたりすることもあるので、アクセスダウンする可能性はあるにはあるのですが、今は時期ではないと判断しました。
テーマの機能、AMP対応プラグイン、私のように自力で対応されたサイトも多いかと思いますが、AMP対応にしておしまい・・ではなくどうなっているのか?どうなっていくのか?を判断する必要があると思いますので、皆さんのサイトも一度検証してみてはいかがでしょうか??
なお、おせっかいな情報ではありますが、私のように一旦AMP対応させた後に停止すると、AMP用のURLがしばらくの間残ってしまいますので、きちんとリダイレクトして元のURLに戻す設定を忘れずにしておきましょう(自然に正常化されるのを待つとその期間アクセスダウンしてしまう恐れがあります)
以下はAMPページのURLが「通常のページURL/?amp=1」だった場合に、.htaccessへ記述することで元のURLへリダイレクトさせるコードになります。コード内の「トップページのURL」部分はご自身のものへ書き換えてくださいね。
AMPのスラグを元に戻す(?amp=1を取る)
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{QUERY_STRING} (^|&)amp=1(&|$)
RewriteRule ^(.*)$ トップページのURL/%{REQUEST_URI}? [R=301,L]
</IfModule>
※リダイレクトさせる方法やコードはいろいろありますので、上記コードは参考程度にとどめてください。また、環境によっては正常にリダイレクトされない可能性がありますから、設置後は必ずチェックしてください。
※上記コードは.htaccessファイル内の「#Begin WordPress」という記述よりも上に書かないと機能しません