FTPでサーバー上にあるファイルのダウンロード、パソコン上のファイルのアップロードを行うソフトの「Filezilla」。転送のエラーやファイルの滑り(というのか分かりませんが、いわゆる転送漏れ)もないので、FTPソフトの中では一番信頼して使用しています。
が、その「Filezilla」で転送エラーが頻発するようになりました。最初はパソコンの状態なのか?とか、サーバーの状態なのか?とかいろいろ考えて、パソコンの再起動、エラーが出るたびにFilezillaを再起動して再転送、サーバーで何等かの制限がないかなどいろいろと試してみましたが、どうやら最終的にはFilezillaなんじゃない?という結論に達しました。
そういえば最近起動するたびにバージョンアップ通知が出てたような・・・。
エラーが頻発するようになったバージョンは3.48.0。症状としては、快調に転送しているなぁとしばらく眺めていると、次第に速度が下がり、転送が途中で止まる(しばらく再試行後転送エラー扱いになる)というもの。一度転送エラーが出始めるとサーバーに再接続しても同様の症状が出続けるので、ソフトを再起動するしかないという状況でした。
もうFilezillaのバージョンの問題しかない!!ということで、旧バージョンへダウングレードすることにしました。
Filezillaのダウングレード方法
ダウングレードと言っても単純に現在のバージョンよりも前のものを再インストール(上書きインストール)するだけです。Filezillaの開発履歴は
で確認できるので、今使っているバージョンよりも前のもの(正常に動いていたときのもの)を調べます。
そして、こちらから、プログラムをダウンロードします。
※サーバー版とクライアント版があり、通常レンタルサーバーとのやり取りではクライアント版を使っているはずですから間違ったものを入手しないようにしましょう(ページはサーバー版→クライアント版の順になっていますから、下図のようにクライアント版から選択しましょう)。
また、パソコンの環境によってダウンロードするファイルが異なりますので、Windows10であれば「...win64-setup.exe」となっているものを選べばいいでしょう。
該当するファイルをクリックするとダウンロードできます。
旧バージョンを上書きインストールする
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして通常通りインストールします。
インストールの種類のところでダウングレードインストールしますか?という意味の英語の選択肢がデフォルトになっているのを確認してインストールします。
偉そうに書いてますけどこれでダウングレードは完了です。
ダウングレード後最初にソフトを起動したとき警告がいくつか出ますけど、私はすべて「はい」にして何も問題ありませんでした。気になる方は指示に従ってバックアップを取るなりされた方がいいと思いますよ。
ダウングレードの結果
ダウングレード後、ファイル転送をしてみましたが、エラーもなく快調に動くようになりました。
トラブル発生した時はいろいろごちゃごちゃやる前に、不具合が出る直前に何があったのか?何をしたのか?を思い出すことが大事だと改めて実感しました。
今回は簡単にダウングレードできましたが、そうでないソフトもあるでしょうし、すべての環境で完全動作するという確約はないのですから、特にFilezillaのようにたまーにしか使わないソフトでの更新通知に対して何の気なしに「はい」としてしまうのはやめようと思いました。