今までWordPress公式サイトで提供されているテーマやプラグインは更新通知を見て、ボタン1つですぐにアップデートできていましたが、いわゆる野良(公式外)のそれは
- 一旦該当のテーマやプラグインを停止して削除
- パソコンにダウンロードしたテーマやプラグインを追加(インストール)後有効化
という手順が必要でした。まあ手順が多いだけなら許せたのですが、テーマではウィジェットの設定がどこかにいってしまう(変なところに勝手に移動する)、プラグインではデータベース上のオプションに保存されていない設定などがどこかに行ってしまうといったゆゆしき問題がありました。
これがWordPressのバージョン5.5になって改良され、アップロードしたもので今まであったものを置き換えるという機能が追加されました。
今私は興味があってこのサイトでも使っている自作テーマの開発をし、先日配布を開始しました。開発にあたっていくつかの所有サイトでテストを繰り返しているのですが、何かを修正するたびにすべてのサイトへFTPで変更部分を転送・・って本当に面倒なんです。
1~2サイトなら問題ないですが、増えてくるとさすがに大変で、ややもすると更新が抜けてどれが最新なの?状態になってしまう。そんなわずらわしさに悩んでました。
でも・・一気に払拭!!テーマ開発用サイトで変更したものを一旦パソコンにダウンロード後、圧縮ファイルにしたら、あとはそれぞれのサイトの管理画面から更新が可能になったのです。
野良プラグインを使う方はあまりいないかと思いますが、公式サイト外のテーマを使われている方はたくさんいらっしゃるでしょうから、これでやっとテーマ更新の大変な作業から解放されますね。
ちなみにテーマのアップロード更新は
- 「外観」→「テーマ」を開く
- 画面上の「新規追加」をクリック
- 画面上の「テーマのアップロード」をクリック
- 「ファイル選択」をクリックしパソコン上にある更新済のテーマファイル(圧縮されたままのもの)を選択した後、「今すぐインストール」をクリック(ここまではテーマの追加手順と一緒)
- テーマの更新が続き、以下の画面になったら「アップロードしたもので現在のものを置き換える」をクリック
という手順を踏めばアップロード更新できます。
5のところでちょっとエラーっぽい感じの画面(下)が出るのでドキッとしますけど、本当に更新する予定なら躊躇なく「アップロードしたもので現在のものを置き換える」ボタンをクリックしましょう。
とある方の発言によると、この機能の追加要望はかなり前から出ていたようで、バージョン5.5になってやっと実装されたとのこと。便利なのわかってて追加しなかったのは、公式サイトで配布されているテーマやプラグインの優位性を保ちたかったから??なんて個人的には想像してしまいました。
世の中にはWordPressと同じインターネット上で管理ができるサイト作成ツールがいろいろありますけど、人気のツールだけあってきちんと更新され続けていく、これがWordPressを使う最大の利点だと思います。
カスタマイズしたかったらいくらでも情報ありますしね!