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WordPressでアクセスアップのために絶対行うべき10個のお約束

公開日:2016(平成28)年3月16日/最終更新日:

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WordPressに限らず、ブログやサイト作成で永遠にテーマとなる「アクセスアップ」。当然ながら見に来てくれる人がいなければいくらいい情報があっても、いくらたくさんの情報があっても広めることはできません。

逆にアクセスさえあれば、どんなことに興味のある方が訪問してくれるのか、何が求められているのかが分かるようになるため、自然に更なるアクセスアップを図ることができます。

そして、アクセスが多数あるということは、広告収入やアフィリエイト収入、ひいては「こんなサイト作ってみたい」とサイト作成のオーダーが来て思わぬビジネスがスタートできることも。

今回は○○すれば・・・といったものでも、○○を使えば・・・といったものでもなく、素直にコツコツやっておくことで効いてくるアクセスアップ手法について紹介します。内容は「今のトレンド」であったり、姑息な手段でもない、未来永劫変わることのない正当な方法です。WordPressに限らず、すべてのサイトやブログで使える事柄ですので参考になさってください。

ここから紹介する10項目は特別難しいものでも、面倒なものでもありません。むしろやっておいて当然の内容です。が、これを無視して姑息に「SEO」対策の名のもとにテクニックだけを駆使する方が多く見えます。

SEO対策とは検索経由でアクセスする人に対して検索結果の上位に表示されればアクセスされる可能性が高くなるという手法で、きっかけとしては有効な方法ですが本当にサイトのファンになってくれるかというと難しい要素が多いと思います。

逆に、たまたまアクセスしてくれた人が「凄い」と思ってくれるコンテンツを作ろうという思いでサイト作りをしていけば、ブックマークなどによる直接アクセスが増え、「絶対的な」アクセスを確保することができるようになります。

ここで紹介する10項目の効果はじわじわとしか効いて来ませんが、後々になれば「やっておいてよかった」と思えるものばかりです。

1.タイトルの書き方は2種類を使い分ける

 タイトルには大きく分けて「何だろう?」と思わせるものと「具体的にやりたいことに沿った内容」が書かれているものの2通りがあります。ブログなど今の情報を配信する狙いのサイトであれば前者を、きちんと「読みたい」人を集めたいのであれば後者を選択するようにします。

2.キーワードよりも後から効いてくる「文章力」

 SEOという観点からすれば、「検索されそうなキーワードを各所にちりばめた上で文章を作っていく」というのが常套手段ですが、実際に見てくれるのはまぎれもなく「人」です。文章の中には考察もあれば思いもあり、また、時には意に任せてとりとめのない文章になってしまうこともあります。

が、生きた情報であれば特に整然と書かれている必要もありません。書いたときではなく、後々読み返してみるといろいろと変更すべき点(見やすくするべき点)が分かってきますので、その時に修正すればいいのです。

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3.「抜粋」は必ず設定する

WordPressの記事にある「抜粋」という項目ですが、これが要素としてテーマで利用されることもありますし、SEO的に検索エンジンクローラーが読み取っていることもありますので、必ず設定しておくようにします。

また、これが検索結果の一覧に表示される「簡単な説明」として表示されることもありますので、文章の書きだしをそのままコピーするのではなく、「どんなページや記事なのか」を明示しておくと表示されてから訪問される確率が上がります。

4.キーワードや要約は必ず設定する

今や検索エンジンクローラーはあまりこの情報を見て評価していないと噂されている「キーワード」や「要約」。確実にこの情報を見てないと言いきれる人がいるとすればクローラーのアルゴリズムを作っている人しかいないと思います。要素として設定できるのですから、必ず記事作成時には設定するようにしましょう。

この要素は「見られていないかもしれない」だけで「設定してはいけない、設定するだけ無駄」という情報ではないのですから。

5.内部リンクは「自動」ではなく「手動」で張る

WordPressには関連記事やランダム記事といったものを自動で表示する機能を持ったテーマやプラグインがあります。ただ、プラグインにしてもテーマにしても、「関連」として要素にしているのは「カテゴリー」「タグ」などの書き手が設定した内容の中からランダムに表示しているにすぎません。

どうしてそんなことが分かるかというと、テーマやプラグインのプログラムの中にそう記述してあるからです。決して文章の内容から「似たもの」を表示しているわけではありませんから、本当に関連する内容がサイトの中に存在するなら必ず手動で設定すべきです。

今でもあるかどうかは不明ですが、かつてはきちんとYahooの要素解析apiを使って関連記事を表示するプラグインもありましたが、表示にすごく時間と負荷がかかっていました。

6.今を伝えるコンテンツ以外はまず公開する

コンテンツの重要性は文章の長さでも文字数でもありません。何について書かれたものかが大事です。

「今」の情報を掲載する日記のような記事は修正してしまうことで信ぴょう性が薄れてしまう可能性がありますが、そうでなければ後々いくらでも修正や文章の追加、画像などの追加ができるわけですからまずは書けるところまで書いて公開してしまいましょう。

その情報に興味のある方が来てくれるかもしれませんし、Wikiのように「書きかけ」ということを明記しておけば再訪してくれるかもしれません。アクセスされる方がどんなことに興味を持っているのかも含めていつまでも「下書き」にしておかずにリリースするようにしましょう。

7.画像には代替文字列を必ず入れる

画像には文字の要素がありません。検索エンジンからすれば「画像だな」と解るだけ、画像が表示できない状況で見た方からすれば×マークでつぶれた不格好なコンテンツに過ぎません。これらには確実にどんな画像なのか、何の画像なのかを設定する「代替文字列」を入力しておくようにします。htmlで言えばalt=””という要素です。

8.人やサイトの批判や中傷は絶対記事にしない

人が作ったものにいろいろとケチを付けたりすることは簡単です。そしてそういった批判的な内容には結構興味を持つ人がいて、世間でいう「炎上」などもこの一種だと思います。いろいろと「言いたい」のです。

ただ、批判される内容かどうかも含め「話題となる情報」を生み出す力のある記事や情報を作ることの方が大事で、物事を批判するのであれば代替案を出すのが常識だと思います。批判や中傷だけのサイトはいつかネタ切れとなり放置されるようになってしまいますので、常に何かを生み出す、代わりの方法を紹介するといったことを記事にしていくようにすれば、サイト読者が増えると思います。

9.文章を引用した場合には必ず引用元へのリンクを張る

いわゆる「コピペ」と呼ばれる記事作成方法です。ひどいものになると、受信した更新情報(RSS)を自分のサイトの記事としてシンジケートし公開しているサイトさえあります。WordPressにはこういうものを作れるプラグインもあります(もちろん悪用することを前提として作られているわけではありませんが)。

時にはこうした「引用」をすることもあるかもしれませんが、必ずどこから、どこを参考にしたのかを明示するようにしましょう。

10.固定ページにはどんどん内部リンクを張る

WordPressの固定ページは投稿と比べると、サイトの中でのつながりが少ないため、内容はしっかりしているのにも関わらず、検索エンジンにインデックスされるスピードも検索順位も劣るように感じます。固定ページを増やしたときは、投稿で作成した固定ページを紹介する、過去の投稿の中に内部リンクすべき文章があれは積極的にリンクするなど資産を有効に活用しましょう。

最後に

 こういう情報を見て「やってみたけど効果がない」と思えることは非常に多いと思います。確かに上記を実践して爆発的にアクセスアップが図れるなら、実践したすべての人がアクセスアップを果たせることになります。が、閲覧する方の総数が増えなければ、アクセスというものは「取りあい」に過ぎません。アクセスアップする人がいる一方ではアクセスダウンする人がいるというのが世の常です。

したがって、これをすれば絶対にということは実は誰も言い切ることができないのです。みなさんいろいろな手段と方法で対策されているのですから。上記の10項目はいわば「やっておいて当然」という内容なのです。

これをやらずに他の姑息な手段を講じても、またこの10項目だけを行っていてもアクセスアップは望めないですし、同じことをする方が増えてくれば当然アクセスダウンしてしまうかも知れないということだけは理解して、サイトの更新やアクセスアップ対策を行うようにしましょう。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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