サイト審査に通過して晴れてAdsense広告が貼れるようになり、早速導入するものの「あれ?あまりインプレッション収益がない」と思う事ありませんか?
ご存じの通り、アドセンスはクリックによって得られる「クリック報酬」と広告が表示される度に得られる「インプレッション収益」の2つの報酬が得られるアフィリエイトです。
ただ、広告を貼ってもそんなにバンバンクリックされる訳でもない(経験上ではあっても1%に満たない程度)のでアクセス数やページビュー数を増やしてとりあえずインプレッション収益を得るのが妥当な策だと思います。
それでもインプレッション収益は雀の涙・・・これを何とかしたい!という時に役立つ指標が「アクティブ ビュー視認可能率」です。
「アクティブ ビュー視認可能率」とは?
アドセンスのレポートを見ていると「アクティブ ビュー視認可能率」というのが出てきますね。あまり気にしない方もいると思いますが、インプレッション収益においてこれが結構重要だったりします。
Adsense公式のヘルプには
測定可能なインプレッションの総数のうち、視認可能なインプレッションの割合です。この統計情報に含まれるのは、通常のコンテンツ向け AdSense、動画向け AdSense とゲーム向け AdSense の広告ユニットのインプレッションのみです。リンクユニットからのデータや DFP Small Business のダイナミック アロケーションからのデータは含まれません。
すべての視認可能な広告は測定可能です。広告を測定できなければ、視認性の基準を満たしているかどうかは確認できません。たとえば、サイトの広告に測定可能なインプレッションが 100 あったとします。これは、アクティブ ビュー タグが視認性を測定できたインプレッションが 100 であったことを表します。100 のうち 10 のインプレッションが視認可能と測定された場合、そのサイトのアクティブ ビューの視認性は 10% となります。
と書いてあります。
要約するとアクセスがあってページが表示された場合、どの程度広告の場所を見ている時間があるのか?というのを示した数字となります。これによって、本来インプレッション収益として得られる報酬のうちの○○%分が実際の報酬として加算されるという風になるのです。
例えば元来のインプレッション収益が10円で「アクティブ ビュー視認可能率」が50%であれば実際の収益は5円といった形になります。
つまり、この数字を上げていくことでインプレッション収益の効率化を図ることができるのです。
「アクティブ ビュー視認可能率」を上げるには
ズバリ言うと、「じっくり見てもらえている場所に広告を貼る」ことになりますね。
一番「アクティブ ビュー視認可能率」が高くなると思われる場所は本文の中だと思います。ここに広告を入れていない方はぜひ入れることをおすすめします。
参考記事:
ただこの場所は「アクティブ ビュー視認可能率」は確かに高いと思われますが、私見ではクリック数はあまり多くありません(同じサイズの広告でも広告を別々にしてみると分かります)。
逆に、これまた私見ですが、クリック率が高いと思われるのは「サイドバーの最上部」と「本文の直下」です。そしてアドセンスでは推奨されていませんが、他のサイトをいろいろ見ると「タイトル下」「ヘッダー下」も効果があるようです(私は推奨外になっているので設置はしていません)。
2016年現在アドセンス広告の制限数はなくなったようです
のでたくさんの広告が貼れるようになったようですが、あまりにも広告が多すぎる場合には警告が来たりアカウントが停止したりすることもあるようですから、今まで通りの数を意識しながら対策を行うことをおすすめします。
クリック数が見込める場所を優先するか?「アクティブ ビュー視認可能率」の高いところに設置してより効率よくインプレッション収益を獲得するか?悩ましいところですが、よく考えて設置すれば現状のアクセス数・PV数のままでもまだまだ収益を増やすことができそうですね。