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【WordPress】パソコンやスマホにPush通知(更新通知)をしてアクセスアップ ~Push7の使い方~

公開日:2017(平成29)年10月17日/最終更新日:

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WordPressに限らず、ホームページやブログなどをやっていて気になるのはやっぱり「今日は何人が訪問したかなぁ」というアクセス状況。何かを発信するのですから当然ですよね?

どうにかしてアクセス数を増やそうと、巷に溢れている「SEO対策」なるものを意識したり、SNSと連携したり、ランキングサイトに登録したり・・・とあれこれやっても一向に見る人が増えない、私には能力がない?なんて萎えてきそうですね。

まあ数年間サイトを運営している私自身も最近になってようやく分かったことですけど、こうした対策って結局アクセスアップするための1つのきっかけであって、これをやったからアクセス数が上がるものではないんですね(当然だ!と言われそう・・・)。

余談ですけどページにアクセスされるのはどこから?というのを把握してますか?Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを見ているとほとんどが検索エンジン、中でもGoogleからの検索経由でのアクセスだということが分かります。つまりアクセスアップの近道は検索エンジンに「よい情報」だと認識され、検索されたときにいかに上位表示されるか・・というところに注力する、いわゆるSEO対策におぼれていくんです。

で、検索結果で上位表示されるためには最初は検索エンジン内部での評価かもしれませんけど結局はその結果どの位のアクセスがあったかという実績なんですね(あくまでも想像)。つまり検索結果からクリックされてアクセスされたり、他の方法で表示された回数の多いページが「本当に価値のあるページ」と判断されるんです。

これが想像でない根拠の1つは「過去の記事でもアクセスのあるページはいつまでもアクセスがある」こと。どのサイトでも運営していてそんな記事がいくつかあると思います。これがまさに「価値があるページ」と判断された証拠なんですよ、きっと。

脱線気味になってるので話を元に戻すと、この「価値あるページ」と判断されるために先ほどのランキングサイト経由やSNS経由でのアクセスを増やしたり、ブックマーク(お気に入り)経由での直接訪問を増やす必要があるんです。これらはそのためのツールだと割り切れば、アクセスが上がると書いてあったからその通り連携したのに設定したのに全然役に立たない!!なんていう逆切れ現象は発生しないんですね。

そこで今回紹介するのが固定読者を増やすためのツールである「プッシュ通知」機能。「Push通知」とは何ぞや?を含め、Push7というツールを使ってWordPressで作成したサイトで便利に使う方法などを紹介していきます。何度も書きますが、これをしたからアクセスアップというものではなく、アクセスアップするきっかけを作るかもしれない機能として使ってもらえればと思います。

※この機能はWordPressでなくても更新通知(RSSフィード)が使えるブログなどのサービスならどこでもできますからWordPressならではの設定以外の部分を参考に設置してみてください。

Push通知って何?

Push通知ってご存じですか?最近いろいろなところでこの言葉を耳にするけど何?という方のために簡単に説明しておきます。

Push通知を行うことで有名なアプリケーションと言えば「LINE」ですね。

メッセージ(メール?)があると何もしてないのに「ピンポーン」という音とともに着信したよって画面が表示されますよね?

これがPush通知です。

普通だとメールを開いてみないと見れない、アプリやサイトを開かないと見れない更新情報を文字通りプッシュして伝えてくれる機能です。

どうしてPush7なの?

他社との比較・・・が必要かもしれませんが、私は早い段階でこのツールにたどり着いてしまったので適当にしか説明できません。Push通知は外部ツールを使ってスマホやパソコンへ更新を通知する機能ですから当然ながらどこかとの契約が必要なツールになります。

私が「これは?」と思って訪問したサービスでは大抵通知の量に合わせて有料だったりするのですが、Push7はプッシュ通知をするという機能自体は無料で使えるところが最大の魅力です。

更にWordPress向けの公式プラグインが無料提供されており、WordPressのサイトで記事を公開するたびに自動で購読者へ通知してくれる便利機能もあります(これによって他のサービスと比べて圧倒的に設定が楽になっています)。

探せば他にも同じようなところがたくさんあるとは思いますが、今回はこの「Push7」を使ったWordPressサイトでの設定方法を順を追って紹介していきます。

Push7をWordPressのサイトで使うまでの作業

Push7の登録と設定

https://push7.jp/

ここで登録していきます。と言っても仮登録して届いたメールの本登録リンクをクリックしてパスワード設定してという普通の登録型ツールの流れですから特に問題はないでしょう。

登録が終わったらログインします。すると素っ気ない画面が登場します
【WordPress】パソコンやスマホにPush通知(更新通知)をしてアクセスアップ ~Push7の使い方~|Knowledge Base
こんな感じです。何もありませんという感じです。まずは「新規アプリケーション作成」をクリックします。

すると以下の画面が出てきますので設定していきます
【WordPress】パソコンやスマホにPush通知(更新通知)をしてアクセスアップ ~Push7の使い方~|Knowledge Base
【WordPress】パソコンやスマホにPush通知(更新通知)をしてアクセスアップ ~Push7の使い方~|Knowledge Base
画像は2つですが同一の画面内です。

当サイトの設定内容のまま紹介しますね。項目は

  1. アプリケーション名:適当な名前です。今回は「momosiri」にしました
  2. URL:サイトのアドレスを入力します
  3. 画像:通知に使われる画像を挿入します
  4. カテゴリ:よくわかりませんが、サイトのジャンルを選ぶようです
  5. アプリケーションURL:Push7上で使用するアドレスです(何でもいいですが自分のドメインでOKならその方が簡単です)

・・・これでPush通知するためのアプリ作成が完了しました(あっけない感じ)。終わると
【WordPress】パソコンやスマホにPush通知(更新通知)をしてアクセスアップ ~Push7の使い方~|Knowledge Base
こんな画面になるので、作成したアプリをクリックして次の設定へ進みます。

まずは機能を有効にするためのコードをサイトの中へ追加します。

  1. 画面右上の「Push7 SDK」をクリックします
  2. 出てくるコードをコピーしてBodyタグの最後に追加します
  3. 追加する場所はテーマやブログサービスによってさまざまですが、WordPressならテーマ内の「single.php」などを開き、一番下にある<body>というコードのすぐ上に追加すればOKです。

    私の場合は【Simplicity2】の子テーマなので「footer-insert.php」へ追加しました。

    特に末尾でなくてもbodyタグの間ならどこでも大丈夫だと思いますのでテストしてみてください(これがきちんと設置されてないと購読ボタンなどが表示されません)。

次に読者登録してもらうためのボタンなどを設置します。大きくは本文の下などに追加する【ボタン】とページが表示されたときに別窓が表示される【ボックス】の2種類でしょう。今回はボタンを例に説明します。

  1. 表示されているいろいろな部品の中の「ボタンを導入」をクリックします
  2. スタイルや文言などを設定した後コードをコピーして挿入したい場所(ウィジェットなど)に挿入します

これで終わりです。WordPressで自動通知を使うためにキー情報を取得しておきます。

先程「ボタンを導入」というのが表示されていたところの下の方に「WordPress連携」というのがありますのでクリックします

出てきたコードを次の設定で使いますので画面を表示したままにしておきます①

最後にWordPressで記事を公開したときに自動で通知されるようにします。手順は


からダウンロードしてインストールするか、プラグインの新規追加で「push7」と検索してインストールしてください。

  1. ダッシュボードの「設定」→「Push7設定」を開きます
  2. 先程の①の情報をコピペします
  3. 自動通知するカテゴリーの設定と投稿タイプの設定します

これで完了です。こんなんでいいの?位簡単に設定できますね。

Push7プラグインの便利機能

この機能は知らないうちにひっそり追加されるので気づかない方も多いかもしれません。

Push7プラグインを導入すると、

  1. 通知する(しない)カテゴリーの設定
  2. 通知する(しない)投稿タイプの設定

ができます。それとは別に投稿編集画面へある機能が自動的に追加されます。

それは「通知しない」という選択ができるようになる設定項目です。

右サイドの「公開」などの項目の一番下に追加されるので気づかない人も多いかもしれません(WordPressでこういう時に一番上に追加されるように改善してくれるとありがたい・・・)。

これを使えば記事を公開しても通知されなくなりますから、下記のような迷惑行為の懸念を払しょくできるようになります。

ただし1つ気を付ける点はこの設定が通常では「通知する」設定になっていること。つまり何もせずに(通知しないを選択し忘れて)公開すれば通常通りPush通知されてしまいます。「あ・・・・」とならないためにもこの項目を公開ボタンの近くに移動して使うことを強くおすすめします。

WordPress以外で使う場合には

ボタンの設置は全く同じです。

違うのはWordPressのようにプラグインがないことです。この場合はRSS情報に基づいてPush通知しますから、Push7の「自動送信」メニューから「RSS連携」を選択し、ブログのRSSフィードアドレスを入力すれば完了です。

これで一定時間ごとに更新がないかをPush7側がチェックして、情報があれば購読者へ通知をするという仕組みになっています。

逆にWordPressのプラグインを使わない場合にはこの方法でも通知できるようになります(カテゴリーや投稿タイプの選択、通知しない設定は使えません)

Push通知を使うときの注意点

ここまで読んで早速設置!!の前に少しだけ注意点をば・・・。

冒頭に書いた「LINE」などの通知機能でこんな時間に何のメッセージ?と迷惑に思ったことありませんか?

当然ながらPush通知機能には時間を判断してくれる機能はありません。もちろんプラグインを使って自動化した場合も同様です。

ということは、時間の判断がない=夜中に記事を公開したらその時間に通知されてしまうという事態が発生する可能性があるということです。

それからもう1つは通知の頻度。プッシュ通知をしてもらう便利さに慣れた方は他のサービスやサイトからの通知も受け取っているはず。まあ同じサイトやサービスから週に1回とかいう頻度で通知が来る分にはあまりストレスは感じませんが、それが毎日何通もとなったら・・・やっぱり迷惑ですよね?

WordPressで作成する個人のサイトは毎日記事を書くこともあれば1日に何件も書くことも多いですからそのたびに通知されたら・・・受け取る方の身になって考えれば「うっとおしい!!」以外の感情は湧かないかもしれません。

この2つの「ひょっとしたら迷惑行為になっちゃうかも」を考えて設定、通知をしないとせっかく固定読者を獲得するために追加したPush機能も逆効果になってしまうかもしれません。人間いいことの印象よりも悪いことの印象の方が強く残りますからね。

そうならないためにも

  1. まずは自分が読者になってテストをすること
  2. 本当に通知したいもののみ通知するようにすること

を実行しましょう。


いかがでしたか?簡単に設置設定できたので私自身びっくりしました。

ここまで書きながらこのサイトに「購読ボタン」ないじゃん!!と思った方、正解です。一度は設置したものの当サイトは結構記事公開頻度が高いので前述したように迷惑行為になるのでは?という懸念があったため停止しています。せっかくアクセス数がある程度確保できていますからここで何かあっては・・・と少し臆病に、慎重に使用していこうと思います。