WordPressの管理画面にある「アクティビティ」には最近行った投稿の一覧が表示されるようになっていますが、初期設定では「投稿」のみが表示されます。この画面に「投稿」だけでなく、固定ページやカスタム投稿タイプも含めて表示する方法と、ついでに表示件数を変更するためのコードを紹介します。
add_filter( 'dashboard_recent_posts_query_args', 'my_dashboard_recent_posts_query_args', 10, 1 );
function my_dashboard_recent_posts_query_args( $query_args ) {
$query_args['post_type'] = array( 'post', 'page' );
if ( $query_args['post_status'] == "publish" )
$query_args['posts_per_page'] = 10;
return $query_args;
}
上記のコード中で
$query_args[‘post_type’] = array( ‘post’, ‘page’ );
の部分は「’post’, ‘page’」となっているように、「記事(post)」と「固定ページ(page)」になっています。カスタム投稿タイプを追加するには「,’カスタム投稿タイプ名’」を追加してください
$query_args[‘posts_per_page’] = 10;
という部分はアクティビティの表示件数になっています。上記コード上では10件になっていますので、表示したい件数に変更してください
設定し終わったらテーマのfunctions.phpにコードを追加すれば、「アクティビティ」に指定した投稿タイプが指定した件数表示されるようになります。
functions.phpへ安全にコードを追加するために
functions.phpはWordPressの動作に必要な関数というのを格納しておく大切なファイルです。このファイルの編集に失敗すると画面が真っ白になって操作できなくなります。
変更前にバックアップを取っておけば不具合が起きたときに元に戻せますが、大事なときに限ってバックアップを取り忘れるものです。
そんな不具合を最小限にするためにWordPressには便利なプラグインがあります。functions.phpにコードを入力して動作するプログラムの塊のことを「スニペット」といいますが、このプラグインはスニペットをfunctions.phpに挿入したりスニペット毎に管理できるプラグインです。
このプラグインには簡単な構文エラーチェック機能も備わっていますので、これを使うことでより安全にスニペットを追加することができます。
テーマのfunctions.phpへ挿入するコードを管理するプラグイン「Code Snippets」
同じ機能を実装できるプラグインもあります
前述したテーマのfunctions.phpへ追記する方法では、失敗すると管理画面に入れなくなったり、表示ができなくなったりする可能性がないとは言えません。
【WordPress】テーマのfunctions.php編集に失敗して画面が真っ白になったときの対応
で対応方法は紹介していますがそれでも慣れていないと危険であることには違いがありません。
そこでいろいろと探してみたところ
新規と編集した投稿の両方を含んだ一覧をダッシュボード上に表示するプラグイン「Admin Dashboard Last Edits」
というのがありました。
このプラグインは、
- カスタム投稿タイプなどすべての投稿タイプの情報が表示できる
- 新規追加時ではなく編集したものも含めて一覧表示される
- 一覧から「表示して閲覧してみる」「編集する」の両方ができる
ことから、前述のようにコードをわざわざfunctions.phpへ追加するよりも有用だと思います。