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【WordPress】失敗しない!長く使えるプラグインを選ぶ5つの基準と注意点

公開日:2016(平成28)年3月18日/最終更新日:

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WordPressには様々なプラグイン(サイト拡張機能)が配布されています。同じような機能や目的を持つものが無数に存在し、いったいどれを選んだらいいのかわからなくなる程です。たくさんあるプラグインの中からできるだけ自分のサイトに合ったものを使用する為に必要な5つのポイントといくつかの注意点を紹介します。

カスタムCSSが使えるプラグインを選ぼう

 サイト作成初心者の方は「カスタムCSSって?」と思うかもしれませんが、CSSとはサイト表示の見た目を決定するプログラムで、同じ内容でもCSSで行うデザインの指示を変えるだけで全く違った表現のサイトを作ることができます。
WordPressのCSSは

  1. プラグインのCSS
  2. 子テーマのCSS
  3. テーマのCSS
  4. WordPress標準のCSS

の順に適用されます。したがって、テーマのCSSにいくらプラグインの表示に関するCSSを追加してもプラグイン側のCSSが優先されてしまい、デザインの変更ができなくなります。これを解消するために、優良なプラグインはカスタムCSSと言ってプラグインのCSS自体に変更を加えられるようになっています。今は無縁かもしれませんが、長く使ううちに必ずデザイン周りの変更は必要になりますので、カスタムCSSが使えるプラグインを選ぶようにしましょう。

頻繁に更新があるプラグインを選ぼう

WordPressの仕様が変更されたり、外部と連携させるようなプラグインでは外部ツールの仕様変更が行われたりと日々変化していく環境に対して何年も更新されていない、更新されたことがないようなものは使用しないようにしましょう。

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できるだけ「単機能」のプラグインを選ぼう

あれもこれもそれも・・・と1つのプラグインに多数の機能を持ったものも多数あります。が、多機能のプラグインには主となる機能以外はおまけ的になっているものや、後々違うプラグインを導入しようとしたら競合したりということがないわけではありません。主となる機能に100%力を注いだプラグインをできるだけ選ぶようにしましょう。

カスタム投稿タイプも含めて使えるプラグインを選ぼう

先に紹介した「CSS」と並んで初心者の方には無縁の「カスタム投稿タイプ」。通常の「投稿」とは違った記事の集まりができるWordPressの拡張機能ですが、使えるようになると非常に便利で手放すことができない機能です。プラグインの中にはカスタム投稿タイプには使えないものがたくさんあります。むしろ、通常の投稿だけに使えるもののほうが多いかもしれません。が、後々使うかもしれない機能ですので、同じ機能のプラグインであれば「カスタム投稿タイプ」まで適用範囲が広がっているものを使用するようにしましょう。

Pro(有料版)のないプラグインを選ぼう

WordPress本体が有志により作成されている無料のツールなので、プラグインも無料のものがほとんどです。しかし、最近では「ここがやりたい」ということに対して有料版という形で提供しているものが多数存在します。当然ながら有料版が存在するプラグインの製作者は「ここがやりたい」ということを理解して有料としているわけですから、よほど無料部分だけで十分と思えるものでなければ有料版(Pro版)のないプラグインを選択するようにしましょう。

プラグイン選びで気を付けること

ダウンロード数はあてにならない

公式サイトやプラグインの検索結果にはダウンロード数の表示があります。が、これはダウンロードされた数であり実稼働している数ではありませんので、単純にここの数字が大きい方が人気がある、実例が多いというわけではありませんので参考程度に見るようにしましょう。

実サイトで使う前にテストしよう

プラグインは環境によって競合が発生したり、テーマとの相性によって動かなかったりということがしばしばあります。導入して動かない程度ならまだしも、全く修復できないなどのトラブルを未然に防ぐためにも、実稼働させるサイトとは別にテスト用サイトを用意しましょう。

公式サイトで配布されていないプラグインは使わないようにしよう

WordPressには公式にプラグインやテーマなどを配布するWordPress.orgというサイトがあります。完全にテスト等をした上で紹介されているわけではありませんが、更新の履歴や形式に沿った説明ページ、評価、使っている人のおおよその数を知ることができる導入数などいろいろなプラグインを「同一の尺度」で判断することができます。
非公式なプラグインが決して悪いという訳ではありませんが、公式プラグインなどのように管理画面上で通知してくれることはありませんので、自分で更新がないかを確認する必要があり、管理が煩雑になります。

似たものから選択するときは、現在使っているプラグインと同じ作者のものを選ぼう

上記の条件から見てもほぼ同じ機能を持ったプラグインが複数ある場合は今使っているプラグインと同一の作者が作成したものを優先するようにします。なぜかというと、同一の開発者であれば当然自分の作ったプラグインを複数稼働させてテストさせたりしている可能性が高いので、プラグインの競合による不具合が発生しにくいと考えられるからです。

ブラウザの翻訳機能を使って説明をしっかり読んだ上で導入しよう

 WordPressの公式サイト(WordPress.org)は、英語で作られています。英語堪能な方であれば問題ありませんが、そうでない場合にはブラウザの同時翻訳機能を使ってしっかり読むようにしましょう。

  1. 説明がいい加減
  2. スクリーンショットが何もない
  3. 詳しくは開発サイトへ・・・など誘導するリンクが多数
  4. サポート情報(質問と回答)が何もない(多すぎる)

という点を確認して、少しでも疑問の残るプラグインはとりあえずテスト用のサイトへ導入してから検討するか、導入を見送った方がいいと思います。プラグインを導入すると、WordPressのコアファイルであるoptionsテーブルへ必要情報が書き込まれ、プラグインを削除してもデータが残されたままになります。このテーブルはWordPressを動かす上で重要なファイルなので、不要なものを削除しようと下手にデータ削除などをすればサイト自体が動かないということにもなりかねません。また、だんだんとゴミファイルが増えてサイト表示に影響が出たりすることがありますので、むやみやたらとプラグインを入れてみないことが大切です。

プラグインを追加したら管理画面が真っ白になったときは

プラグインを導入したら管理画面が真っ白、サイト表示にエラーが・・・などどんなに注意してもトラブルが発生することがあります。そんな場合の対処方法を過去に紹介していますので参考にしてください。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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