WordPressの便利機能として搭載されている記事や固定ページのアンドゥ機能。これをリビジョンというのですが、毎回記事を更新する度に、記事が自動保存される度にこの「リビジョン」が増えていきます。当然これを復元して記事として更新できるように準備しているファイルたちなので、通常の投稿や固定ページと同じ扱いになっていて、今更新している投稿や固定ページに対して紐づいている状態です。
ちなみに記事や固定ページの番号が飛び飛びになるのはこの「リビジョン」分の記事番号があったり、カテゴリーやタグが増えたときの分が附番されるためです。
また、リビジョンデータが増えるということは、データベースにこれらの情報が書き込まれているわけで、厳密にいえばページや記事を呼び出すときによりたくさんのデータの中から「これ」というのを探し出す作業が増えることになるので容量が増えるのと同時にサーバーに負担をかけ、表示が遅くなる原因にもなります。サイトの表示が遅くなるとせっかくアクセスするためにクリックしてくれても表示前に違うサイトへ行かれてしまう可能性がありますから、こうした要因は改善しておきたいものです。
一見便利そうですが、この機能使ってますか??もちろんのっぴきならない事情で戻したい場面はあるとは思いますが、それでも2~3世代残っていればいいのでは??ということで、今残っている無駄なリビジョンファイルを削除して、今後リビジョンデータが無限に膨らまないようにする方法を紹介します。
といってもプラグイン2つでできますし、1つは一度使ったら削除してしまって構わないので結果的には1つ増えるだけになります。
変更履歴(リビジョン)の削除と最適化をする方法
やりたいことは
「今まで溜まっているリビジョンを削除」
して
「今後無駄にリビジョンデータをためないようにする」
ことです。
これを行うのに「Better Delete Revision」と「Revision Control」というプラグインを使います。WordPressはプラグインが充実していていいですが、この機能は是非デフォルトで搭載してほしいと思っています。
「Better Delete Revision」で溜まったリビジョンを削除
まず、今まで溜まっているリビジョンを削除するために「Better Delete Revision」をインストールして、「設定」→「リビジョン」から検索して余分なリビジョンを削除します。画面を見れば分かると思いますので、詳しくは記述しません。
「Revision Control」を使って今後リビジョンが溜まらないようにする
次に「Revision Control」をインストールして今後のリビジョン数を制限します。古いものから自動で削除していくのでもうこれでゴミファイルが溜まる心配がありません。
インストールして有効化したら、設定画面から保存しておきたいリビジョン数を設定するだけです。ゼロでもいいのですが、ちょっとは残しておきたいので2~3に設定するといいと思います。
これで余分な更新履歴を削除して、今後必要以上にたまらないようにする設定は完了です。