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テレビのリモコンに飲み物をこぼして使えなくなったら・・・復活方法2つ紹介します【東芝 レグザ CT-90320A編】

公開日:2017(平成29)年2月6日/最終更新日:

テレビのリモコンに飲み物をこぼして使えなくなったら・・・復活方法2つ紹介します【東芝 レグザ CT-90320A編】



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まあとっても焦りましたね。最近の電子機器はほとんどがリモコン操作なので、今回ダメになったと思われたテレビのリモコンを見て本当に青ざめました。

前にも似たようなことがあって、そのときは乾燥させたら治ったのですが、今回は何をどうしてもダメみたい・・・、顔色はデスラーを想像いただければイメージ湧くかも(笑)。

ちなみに以前書いた記事はこちら

テレビのリモコンに飲み物をこぼして使えなくなったら・・・復活方法2つ紹介します【東芝 レグザ CT-90320A編】|Knowledge Base


今回は東芝製のテレビに付属している「CT-90320A」というリモコン(上の写真)。他の場所にこぼれたコーヒーのとばっちりで気が付いたら操作できなくなっていました(正確には何を押しても「レグザリンク」が表示されるか否かの状態)。

リモコンが使えないと、本体では「電源」「チャンネル」「音量」「地デジ/BS/CSの切り替え」しかできないので、番組表見たり、データ放送見たりといったことが全くできなくなります。代わりにと電気屋さんへ走って他社製のリモコンを買ったとしても、これらの操作はできない可能性が高く、せっかく便利な機能が一切使えないという事態にもなりかねません。

・・・で最終的にやった方法はというと・・・「分解と洗浄」です。とはいえ壊してしまう可能性もありますから本当にダメ元でやってみたら見事復活!!分解に気を付けるだけで多分誰でもできる方法だと思います。

同じような境遇でデスラー状態になってしまった方はもちろんダメ元でやってみてくださいね。写りが悪くて申し訳ないですが写真もつけて説明します。

テレビなどのリモコンの構造

リモコンを分解したことありますか??経験した方はおそらくそれほど多くないと思います。

リモコンの中身は・・・単純というかまさにユニット!といった構造でした。洗浄するときのポイントにもなりますから触れておきますね。

普段私たちが押すボタンの部分、裏側は電気を通すような材質になっています(何かは不明)

そして、ボタンを押したときに当たる本体部分にはぐるぐるした電線のような形のものがボタンごとに配置されている感じになっています。

つまり、上からボタンを押したときにこのぐるぐるに電気が通ってリモコンから赤外線が発射され、テレビのチャンネルが変わったりするのです。

では、飲み物をこぼしたり異物が入ったりするとどうなるのか・・・このぐるぐるに電気が通った状態になって、特定のボタンが押された状態になってしまったり、複数のボタンが押された状態になることでリモコンが使えなくなるのです。純水なら水を通しませんが、こぼれるのは何かが混ざったものですから、電気が通ってしまえば・・・壊れた??ということになるのです。

乾燥させて復活するときは、たまたま乾いたところに電気が通るものがなかっただけで、電池の持ちが悪くなったり、リモコンの効きが悪くなったりすることの要因になっているかもしれません。

・・・と長い前置きはこのぐらいにして、早速分解洗浄しましょう

リモコンの分解と洗浄の方法

昔のリモコンならいざ知らず、最近のリモコンには外側にねじが一切ありません。プラモデルのように爪があってパカっとはまっているような構造になっています。今回の「CT-90320A」というリモコンも同様でした。今回の作業はここがキモになります。

では順番にやっていきましょう

電池を抜く

まずは誤動作したりショートしたり(もうすでにショートしてるかもしれませんが)しないように電池を抜きます

そして電気部品を触るのですからお約束の・・・床に両手を当てて『アースよし!!』と叫びます(ドラマの観すぎです、どうでもいいです、これ)。叫ぶかどうかは別として電気系の作業をするときの基本ですから覚えておいて損はありません。特に冬場「バチッ」となる人は必ずやってくださいね。

リモコンを分解する

「CT-90320A」では赤外線を照射する部分(リモコンの電源ボタンの方)には爪がなく、そこを合わせにして爪が何か所かありました。

テレビのリモコンに飲み物をこぼして使えなくなったら・・・復活方法2つ紹介します【東芝 レグザ CT-90320A編】|Knowledge Base

よって分解するときは、側面の真ん中あたりに細いマイナスドライバーを入れて、小さな音で「パキっ」という感じで徐々に外していきます。このリモコンの場合はそれほど深い爪でなかったので折れてしまうようなことはありませんでした。

洗浄する

分解すると、「ボタン」のある側と「基板」のある側に分かれます。

ボタン側(ゴムシートみたいな方)は水でじゃぶじゃぶ洗って構いません。洗ったらきれいに水分をふき取っておきましょう。

基板側は水洗いできません(しない方が無難)なので、綿棒などでぐるぐるのある面をきれいにします(水を付けて拭いても大丈夫です)。私の場合はカット綿を使いましたが結構ベタベタ汚れがついてて茶色くなりました(泣)。

ボタン側はさらにボタンのあるゴムみたいなシートとプラスチックのカバーに分けることができます。「CT-90320A」の場合は真ん中ちょっと下の十字ボタンの部分がさらにバラバラになるので注意してください

テレビのリモコンに飲み物をこぼして使えなくなったら・・・復活方法2つ紹介します【東芝 レグザ CT-90320A編】|Knowledge Base

乾燥させる

きれいにしたらすぐに戻して使いたい・・・という気持ちを抑え、しっかり乾燥させましょう。とはいえ樹脂部品が多いのでドライヤーで時短というのはあまりおすすめしません、残った汚れを取るためにも綿棒や繊維の細かい布などで丁寧にふき取りましょう。

そして時間があれはそのまま数時間放置して完全に乾燥させてください。水分や汚れが残っていると、復活後再び使えなくなることもありますからね。

テストする

きれいになって乾燥させたらすぐに使ってみたい!!ところですが、完全に戻してからまた不具合があったら分解から・・・となってしまいますから、まずはテストしてみましょう。

電池を入れて、1で分解した基板側に、ボタンのあるゴムシート部分だけ乗せた状態でテレビを操作してみてください。どこかのボタンで不具合があるかもしれませんから全部のボタンを押してみて、いろいろな機能を試してみて問題がなければOKです。

私の場合は十字キーなど細かいボタン部分の汚れが残っていたようで、番組表で下スクロールしたらずーーーーっとスクロールされっぱなしになりました。こんなときはその部分を掃除して再度テストですね。うん、大丈夫なようです。

元に戻す

「CT-90320A」の場合、真ん中ちょっと下の十字ボタンの部分のプラスチック部品は爪が4か所あって、1つだけ大きい爪になっていますから、よく見て合わせるようにしてください。はまらないからと力いっぱい押し込むと割れてしまいます。

もう一度電池を抜き、プラスチック部品をはめ込んで、そこにゴムシートをはめた状態で基板と合わせて戻します。

戻した後、電池を入れて試してみてください。

・・・・見事復活!!!しましたか??私の場合は汚れが取れたからか、今まで何となく「ギュッと」押さないと反応しない感じだったのも解消されました。クイックな反応に半ば感動してます(笑)。

これで復活しなかったら基板部分がダメなのかもしれませんので購入をご検討ください(文末にアマゾンで販売されているものを載せておきますね)。案外安いので買えばいいじゃん!!と思うかもしれませんが、物は大切に使いましょうね。

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こんな方法もあるらしい

こちらは未検証の情報になりますので、実際にやってみてどうか??という部分はありますが、原理としては有効な方法だと思います。

それは、ボンドを使ってアルミ箔をボタン側に貼ることです。市販のアルミホイルをボタンのサイズ(接点のサイズ)に切り、ボタンを押したときによりよく電流が流れるようにするという技だそうです。

リモコンを洗って復活したけどどうもギューっと押さないと反応しない感じがするといった場合には試してみる価値があると思います。

※Youtubeにアップされている動画を掲載しようと思いましたが模倣動画がたくさんあるのでやめました(笑)。自身で撮り直したものではありますがやっぱり真似は・・。

追記 ハードオフで手に入った!!

上の方法で復活できたものの、長年使ってると色あせが・・・ということでたまたま寄った近所のハードオフでなんと大量に販売されていました!!

価格はなんと1,000円、しかも新品です!即買いです(笑)。たまたまこの記事を書いたのでリモコンの品番は覚えていましたから本当にいい買い物でした。

家に帰って早速使ってみると・・・うーーーんやっぱり新品は違う!!特にボタンを押した感覚はやはり新品ですね。