「ACF」で作成したカスタムフィールドに入力したショートコードを動作させて本文に表示させるプラグイン「shortcode for Advanced Custom Fields」

公開日:2018(平成30)年5月3日/最終更新日:

WordPress Plugin



WordPressのカスタムフィールドを楽に管理するプラグインとして「Advanced Custom Fields」を知らない方はいないと思います。標準ではちょっと使いにくいカスタムフィールドもこれを使うと簡単に記事の定形化ができるんですね。

WordPress標準の機能を使いやすくするという意味ではカスタム投稿タイプを簡単に管理できる「Custom Post Type UI」と並んでお勧めのプラグインです(少し脱線してしまいました)。

カスタムフィールドは入力した値をそのまま表示する方法が一般的で「Advanced Custom Fields(ACF)」なら[acf field=”カスタムフィールド名”]で簡単に投稿本文内へ入力値の表示ができるのはご存知ですよね?

でも中にはショートコードをカスタムフィールドの入力値として使いたいこともあるはず(ないかな??)

WordPressのショートコードは単独のショートコード([]1つで動作するもの)の場合、パラメーターにショートコードは使用できないようになっています。

例えば[shortcode id=”[shortcode2]“]みたいな使い方はできないんです(ちょっとでも工夫された方は知ってるはず)。

そうなった場合には元々のショートコードそのものをカスタムフィールドの値として入力するんですけど、それを前述した[acf field=”カスタムフィールド名”]で本文内に表示するとショートコードそのものが表示されてしまうんですね。

対応策としては

  1. 投稿本文にPHPコードが使用できるようにしてPHPコードでカスタムフィールドの値を抽出してパラメーターとして使う
  2. テーマに直接記述してテンプレート化する

というのが使われますが、前者はハッキングされたりすると投稿へ自由に変なPHPコードが追記され、動作してしまうという危険性がありますし、後者はテーマによってはテンプレートの管理が煩雑だったりそもそもそこまでのテンプレートは必要ないというシーンが多いのではないかと思います。

今回紹介する【Advanced Custom Field: Shortcode Field】はこの問題を解消して、カスタムフィールドに入力したショートコードが動作した結果をACFのショートコードで表示できるようにするプラグイン。これならPHPコードも使いませんし、テンプレートを作る必要もないので大変便利だと思います。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Advanced Custom Field: Shortcode Field】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【Advanced Custom Field: Shortcode Field】プラグインは設定項目が少ないので特に必要ないと思います

【Advanced Custom Field: Shortcode Field】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Advanced Custom Field: Shortcode Field】プラグインの基本的な使い方

設定項目はありません。

「Advanced Custom Fields(ACF)」のフィールド設定画面にある「フィールドタイプ」に「shortcode」という選択肢が追加されます

これを選択したフィールドは実際の投稿編集画面上でショートコードを入力することで動作させた状態で本文内に挿入できます(挿入するときは通常の[acf field=”カスタムフィールド名”]ショートコードを使います)。

「ACF」で作成したカスタムフィールドに入力したショートコードを動作させて本文に表示させるプラグイン「shortcode for Advanced Custom Fields」|Knowledge Base

さらに使用可能なショートコードが一覧で表示され、選択できるのも便利だと思います

「ACF」で作成したカスタムフィールドに入力したショートコードを動作させて本文に表示させるプラグイン「shortcode for Advanced Custom Fields」|Knowledge Base

プラグインのテスト環境&個人的評価

最後に【Advanced Custom Field: Shortcode Field】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。

テストした環境

個人的な評価・感想ほか

  1. 設定のしやすさ:★★★★★
  2. 使いやすさ:★★★★★
  3. おすすめ度:★★★★★

長く更新されていないプラグインですが、特に更新の必要もないのだと思われます。

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