複数の人でサイトを管理していると気になるのが
- ログインやログアウトの記録
- 投稿などコンテンツの追加
- プラグインの追加・停止、変更、カスタマイズ
- テーマのカスタマイズ
など、ユーザーがサイト内でどのように行動したのか?ということ。
特に管理ユーザーが複数いる場合にはプラグインの変更やテーマのカスタマイズといった管理側の行動を行うことがあり、何か不具合があったときの修復は大変です。
トラブル発生時には何かを変更したらサイトの表示が崩れた、サイトにアクセスできなくなった・・・などトラブルが起きたことは分かるものの、「何を?」と聞いてもなかなか的を射た回答がないのが常。経験が豊富なら「多分こんなことしたんじゃない?」なんて想像もできそうですけど、同じレベルの人で管理していたら・・・パニックですね。
そんなとき役立つのが今回紹介する【Activity Log】。何ができるかというと
- WordPress – コアアップデート
- 投稿 – 作成、更新、削除
- ページ – 作成、更新、削除
- カスタム投稿タイプ – 作成、更新、削除
- タグ – 作成、編集、削除
- カテゴリ – 作成、編集、削除
- タクソノミー – 作成、編集、削除
- コメント – 作成済み、承認済み、未確認、ゴミ箱、未処理、スパム、未スパム、削除済み
- メディア – アップロード、編集、削除
- ユーザー – ログイン、ログアウト、ログインに失敗しました。プロフィールを更新しました、登録済みおよび削除済み
- プラグイン – インストール、更新、アクティブ化、非アクティブ化、変更
- テーマ – インストール、更新、削除、アクティブ化、変更(エディタとカスタマイザ)
- ウィジェット – サイドバーに追加/サイドバーから削除、オーダーウィジェット
- メニュー – メニューが作成、更新、削除されています
- 設定 – 一般、執筆、読解、ディスカッション、メディア、パーマリンク
- オプション – イーストフィルターで拡張可能
- エクスポート – サイトからユーザーのエクスポートファイルをダウンロードする
- WooCommerce – すべてのショップオプションを監視する
- bbPress – フォーラム、トピック、返信、分類およびその他のアクション
を記録して一覧表示してくれるんです(内容は公式サイトからの抜粋です)。
これだけ分かれば「誰が」「いつ」「何を」「どうした」が明確になるので前述したトラブル時などには対応のきっかけとして使えると思います。
設定した期間だけログが保存されるので、データベースに不要なデータをため込んでしまう心配もありません。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Activity Log】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【Activity Log】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。
【Activity Log】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Activity Log】プラグインの基本的な使い方
インストールして有効化するとこんな感じでログを記録してくれます。
行動やユーザーごとのログの絞り込みもできます。
行動の意味などを詳しく知るためには日本語化した方がいいでしょう。
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Activity Log】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:ドメインキング
- WordPressのバージョン:4.9.6
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 2.4.1/最新バージョン 2.11.0
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/aryo-activity-log/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
なかなかここまでのログが取れるプラグインはないと思います。