WordPressのサイトで投稿を公開するとき
- あ゛、カテゴリーの設定忘れた!!
- あ゛、タグの設定忘れた!!
なんてことよくありますよね?(ない?)。すぐに気づけば修正すれば済む話ですけど、公開記事の内容は見てもなかなか確認には至らない・・・それがタグとカテゴリーの設定のような気がします。
また、複数の人で投稿するようなサイトの場合には、いくら「カテゴリーとタグは設定するよーに!」とお願い(指示)していてもなかなかやってくれない(つまり忘れやすいしちょっと面倒)ことが多いと思います。
そこで登場するのが今回紹介する「Doc’s Auto-tags」。
「Doc’s Auto-tags」は予め設定しておいた単語やフレーズが記事の中にあると自動でタグやカテゴリーの登録をしてくれる、管理者にとっても投稿者にとっても忘れや面倒な作業を軽減する便利なプラグインです。
いろいろと類似のプラグインを探しましたがこれと同じ機能を持つものは、私が知る限りではありませんでした。
※2019年10月現在、このプラグインは長年更新されていないことから、WordPressのバージョン、PHPのバージョンによっては有効化時にエラーが表示されることがありますが後述する「プラグイン有効化時にエラーが表示されるときは」に従って修正すれば特に問題なく使用できます
(2019年10月現在私の管理するほかのサイトで元気に稼働中です)。
【Doc’s Auto-tags】プラグインの用途や機能
- 指定した単語が投稿に出てくるとカテゴリーへ自動で登録する
- 指定した単語が投稿に出てくるとタグへ自動で登録する
例えばこの紹介記事のように「プラグイン」に関する情報であれば文の中に必ず「プラグイン」という言葉が出てくると思います。これをあらかじめ「プラグイン」というカテゴリーに登録されるように設定しておけば、いちいちカテゴリー選択をしなくても自動的に「プラグイン」カテゴリーへ登録されるようになります。
メタキーワードなどでタグやカテゴリーを含めている場合には忘れてしまうとSEO的に不利となる可能性がありますし、忘れて公開した後でこの項目だけ修正というのも面倒なので、最低限登録しておきたいという時に使うと便利です。
この紹介記事を最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:5.2.3
- PHPのバージョン:7.3.11
- テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 0.7.1/最新バージョン 0.7.1
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/docs-auto-tags/
- 公式サイト(作者サイト):
2019年10月現在、このプラグインは長年更新されていないことから、WordPressのバージョン、PHPのバージョンによっては有効化時にエラーが表示されることがあります。対処方法については後述する「プラグイン有効化時にエラーが表示されるときは」をご覧ください
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Doc’s Auto-tags】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Doc’s Auto-tags】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになりますが、設定項目が少ないため特に翻訳しなくても設定できると思います。
【Doc’s Auto-tags】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
2019年10月現在、このプラグインは長年更新されていないことから、WordPressのバージョン、PHPのバージョンによっては有効化時にエラーが表示されることがあります。対処方法については後述する「プラグイン有効化時にエラーが表示されるときは」をご覧ください
基本的な設定方法や使い方
単語とタグ、単語とカテゴリーを設定しておくだけで自動的に割り当てが行われます。いわゆる痒い所に手が届くプラグインです。サイト表示の度に動作するプラグインではなく、常に稼働している機能ではないので常駐させておいても負荷のほとんどかからないプラグインです。
動作テストしてみましたが、日本語などのマルチバイト文字にも対応してくれるようなので日本語環境でも安心して使えると思います。
設定画面はこんな感じです。

【Doc’s Auto-tags】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
プラグイン有効化時にエラーが表示されるときは
PHPのバージョン、WordPressのバージョンによってはエラーが出る場合があります(プラグインの動作に影響のある部分ではありません)。
エラーは2種類ありますが、以下の対応方法でどちらも解決できます。プラグイン編集画面を開いて修正してください。
1.35行目付近にある
// internationalization
if( !load_plugin_textdomain( 'docs-auto-tags', ABSPATH . WP_CONTENT_DIR . '/languages/') )
load_plugin_textdomain( 'docs-auto-tags', FALSE, dirname( plugin_basename( __FILE__ ) ) . '/lang/' );
という記述を
// internationalization
//if( !load_plugin_textdomain( 'docs-auto-tags', ABSPATH . WP_CONTENT_DIR . '/languages/') )
//load_plugin_textdomain( 'docs-auto-tags', FALSE, dirname( plugin_basename( __FILE__ ) ) . '/lang/' );
に書き換えてください(特に翻訳ファイルで日本語化する必要がないので読み込みを停止するようコメントアウトします)
2.207行目付近に書かれている
add_management_page( "Doc's Auto-Tags", "Doc's Auto-Tags", '5', __FILE__, 'jpl_docs_autotags_options_page' );
を
add_management_page( "Doc's Auto-Tags", "Doc's Auto-Tags", 'administrator', __FILE__, 'jpl_docs_autotags_options_page' );
に書き換えてください
原因はこのプラグインが5年前に最終更新だったことで古いプラグインではよくあるエラーです。
※もしもコードを変更した経験がない、コードを触るのが怖いという方はこちらから修正済のものをダウンロードできるようにしておきますのでお使いください(直リンク防止のためBoothで提供しています。ダウンロードにはBoothへの登録が必要です)

