まあ便利!!と感動したのはこのサイトをAMP対応していたときのこと。エラーではなく警告事項として「推奨サイズより大きい画像を指定してください」が頻発したんです。
結局過去記事のアイキャッチ画像の幅がAMPの推奨値である幅1200px以上のものでなかったのが問題だったのですが、さて、それが分かったところで1つ1つ何百ものアイキャッチ画像をポチポチ替えてくの??と半ば途方にくれました。
そんな時に見つけたのが今回紹介する「Enable Media Replace」。メディアライブラリから入れ替えたい画像のリンクにある「メディアを置き換え」をクリックして、新しい画像をアップ・・などするだけで投稿編集画面などで切り替えることなく画像が入れ替わる超便利なプラグインなんです。
AMPなんて使ってないしという方でも、ページの容量を減らす→表示速度が改善される→検索エンジンの評価が上がる→アクセスアップにつながる(かも)という効果を得るために、過去にアップロードした画像の容量やサイズを最適化し直して入れ替える際にも重宝するプラグインです。
【Enable Media Replace】プラグインの用途や機能
- メディアライブラリから画像の入れ替えができる
- 画像のアップロード日付は「当時の日付」「今の日付」から選択できる
- 入れ替えと同時に投稿などへ挿入されている画像の一括変更ができる
画像の入れ替えと同時に指示すれば、サイト内のすべての画像リンクが入れ替わる3番目の項目が秀逸ですが、画像の入れ替えのみを行うのであれば特に画像入れ替え時に使用する機能ではありません。
この紹介記事を最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:5.7.2
- PHPのバージョン:8.0
- テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン3.5.0/最新バージョン 4.1.5
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/enable-media-replace/
- 公式サイト(作者サイト):
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Enable Media Replace】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Enable Media Replace】プラグインは有効化すると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます
【Enable Media Replace】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的な設定方法や使い方
このプラグインでは、入れ替えを行う画像同士のファイルタイプ(拡張子)が同一でないと、正常に入れ替えができず、画像が壊れてしまうトラブルが発生することがありますので、必ず確認して合わせるようにしてください
1.メディアライブラリを開き、入れ替えたい画像をマウスオーバーしたときに表示される「メディアを置き換え」をクリックします
2.画面上の「ファイルを選択」をクリックして入れ替えたい画像をアップロードします(左が元の画像、右が置き換える画像です)
上の画像は少し前のバージョンの画面ですので、本記事更新時のバージョンでは多少レイアウトが異なります
3.画面下の方にあるオプションを選択します
左画面では
- ファイルの置換のみ・・・ファイルだけを置き換えます
- ファイルを置換して新しいファイル名で全てのリンクを更新する・・ファイル名が異なる場合、現在使われている画像のリンクをすべて変更します
右画面では
- Replace the date・・・アップロードした日付に変更します
- Keep the date (21/7月/2019 22:59)・・・元の画像のアップロード日を保持します
- Set a Custom Date・・・任意の日付を設定します
単純に画像を入れ替えるだけなら、「ファイル置き換えのみ」(デフォルト)のままにするのが一番問題が起こりにくいです
あとは「アップロード」ボタンをクリックして少し待てば完了です。
画像の入れ替えと共に、有効化しているテーマやプラグインの設定で画像アップロード時に生成されるべき画像も再生成されますから、その他特に何もする必要はありません。
メディア一覧の画像が入れ替わらない(ように見える)ときは
前述したように、置き換えと同時にいろいろなサイズの画像も自動で再生成されるので何もすることはないのですが、メディア一覧のサムネイル(小さい画像)が入れ替わっていないように見えることがあります。
これは、WordPressやブラウザが一時保存している「キャッシュ」の影響によるもので、メディア一覧が表示されている状態でキャッシュのクリア(Google Chromeなどのブラウザでは「Ctrl」+「F5」)を行うことで置き換えた画像が表示されるようになります。
画像最適化プラグインと併用するときは
アップロード時に画像を最適化(圧縮)したり、WebP形式の画像を生成したりするプラグインは、基本的にメディアの追加から画像がアップロードされたときに動作するようになっています。
従って、併用するプラグインによっては入れ替え時に機能が発火(起動)せず、表示される肝心の画像が再最適化されていないというケースが発生します。
【Enable Media Replace】で画像を入れ替えたら、再最適化を忘れずに実行するようにしましょう。
本記事の更新(変更)履歴
更新日 | 更新内容 |
---|---|
2020年1月10日 | メディアにある画像の入れ替えが簡単にできるプラグイン「Enable Media Replace」を公開しました |
2021年7月5日 | バージョン3.5.0に合わせて再編集、使い方に対する紹介内容の充実、PHP8.0での動作確認を行い、記事を修正しました。 |