検索経由などでせっかくサイトの中の1記事へ訪問してくれたのですから、できれば他の記事も見てほしい・・サイトやブログ作りをしている人なら誰でも思うことですよね?
これを実現させるためによく用いられるのは記事の一番下やサイドバーウィジェットに関連記事の表示をしたり、閲覧数ランキングを表示したりすることですね。でも、いろいろ表示すると画面内がごちゃごちゃしてしまったりして逆効果となることもあります。
「Floating Links」は画面の端へアイコンでこれらを表示できるプラグインです。
ページトップへ戻るボタンに「前ページ」「次ページ」「ページ末尾」「ランダムなページ」「同じカテゴリーの記事」へ移動するボタンを画面の上・下・左・右のいずれかに固定表示(スクロールしても同じ場所に表示)できます。
前後ページのアイコンにマウスオーバーしたときには記事のタイトルを表示してくれるところも面白いと思います。
また、記事の上に戻るボタンではなく一番下へ移動するボタンがあるというのもユニークだと思います。
モバイル表示時は自動縮小されたボタンが常に画面右中央へ表示されるので邪魔にならないようになっています。
初回リリース版ではカスタマイズするのにCSSやPHPコードに関する知識が必要でしたが、バージョン1.2.0でボタンの種類の変更や色の変更、ボタンの表示/非表示などがプラグイン設定やテーマカスタマイザーから細かく変更できるようになり、より使いやすくなりました。
【Floating Links】プラグインの基本的な機能・できること
- ページの先頭/末尾へ移動するボタン
- 前後のページへ移動するボタン
- ランダムな記事を表示するためのリンクボタン(バージョン1.2.0で追加)
- 同じカテゴリーの記事へのリンクを表示
- ボタンの色や表示/非表示の設定が可能
(バージョン1.2.0で追加)
カスタム投稿タイプがあるサイトの場合はカスタム投稿ごとに前後の投稿へ移動できますから、関係のある前後の投稿への移動ができます。
固定ページへ表示するかどうかの設定も細かくできますは先頭/末尾への移動ボタンのみ表示されます
※バージョン1.2.0で大幅に改善され、いろいろな設定ができるようになりました
プラグインのバージョンが進み、翻訳対応となりました。また、設定もより簡単に行えるようになりました。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Floating Links】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Floating Links】プラグインは日本語化が可能な言語ファイルが同梱されていますので、翻訳を行えば日本語での使用が可能ですが、設定項目が少ないので特に必要ないと思います
当サイトで私が翻訳した【Floating Links】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
【Floating Links】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Floating Links】プラグインの基本的な使い方
設定は2か所あります。日本語化すれば分かりやすいですが、簡単な要素のみなので英語のままでも大丈夫かと思います。
表示/非表示の設定
ダッシュボードから「Floating Links」で行います
各種のアイコンを表示するかどうかの設定です。
表示する場所やアイコン、アイコンの色などの設定
テーマカスタマイザー内で行います。ダッシュボードから「外観」→「カスタマイズ」をクリックします
一番下に「Floating Links設定」というのが追加されているのでクリックして設定します
設定項目は「アイコンの設定」「アイコンの色」「リンクの表示位置」の3つです。
設定を終えて閲覧画面を見るとこんな感じになっていると思います(位置が右の場合)
左または右に設置した場合、縦の位置は画面の中央になっていますから、これを変えたい場合にはCSSで調整するといいでしょう(恐らくページ上下ボタンを併用する場合には中央の方が・・・ということで真ん中なんだと思います)。
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Floating Links】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:4.9.0
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 3.0.2/最新バージョン 3.6.3
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/floating-links/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
冒頭にも書きましたが、画面下へ移動するというユニークなボタン、ランダムに記事へ飛ぶボタンなどユニークな動作が魅力だと思います。
ページ先頭へスクロールするボタンの代わりに使用する場合には現在のスクロールボタンを非表示にした上で、それと近い位置へ設置するといいでしょう。