1枚の画像をWordPressのメディアアップローダーでアップロードしたとき、何枚の画像が作られて保存されているかを把握されていますか?
仕組みをよくわかってないので恐縮なのですが、テーマやプラグインなどで一旦「このサイズの画像も作っといて!」と指示が出ると、テーマやプラグイン変更後もメディアアップロード時にずっとそのサイズの画像が生成されてしまうことが多く、気が付いたら1つの画像をアップロードするごとに9個も10個も画像が保存されてしまっている・・・なんてこともあります。サイズが違うので当然オリジナル画像より容量は小さいですがチリも積もれば山になるわけですからきちんと対策しておきたいところですね。
WordPress標準の状態で1枚の画像をアップロードすると、それも含めて4つのファイルが作られるようになっています。これらも使わないから生成されないようにしたい!!ということであれば、ダッシュボードから「設定」→「メディア」で表示される画像サイズの数字を全部ゼロにすれば済みます(これ結構簡単なのに知らない人が意外と多いです)。が、前述したようにその他のサイズについてはどんどん生成させてしまいます。
そこで便利なのが今回紹介する「Stop Generating Image Sizes」。このプラグインはサイト内でメディアアップロードする際に生成される画像サイズのリストをすべて表示し、チェックを外していくことで画像が生成されないようにするプラグイン。テーマの変更やプラグインの追加でいつの間にか生成されるようになってしまった画像サイズも即座に反映されるので時々設定画面でチェックすればもう無駄なサーバースペースを使う必要がなくなる便利なプラグインです。
【Stop Generating Image Sizes】プラグインの基本的な機能・できること
- WordPress標準で生成されるオリジナル以外のサイズの画像生成を停止する
- テーマの指示で生成されるオリジナル以外のサイズの画像生成を停止する
- プラグインの指示で生成されるオリジナル以外のサイズの画像生成を停止する
設定画面の一番下に英語で書かれているので見落としがちですが、使用しているテーマやプラグインが使う画像の生成をストップすることで正常に表示されなくなるといったトラブルが発生することになりますから確実に使用しないものだけを停止することをお勧めします。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Stop Generating Image Sizes】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Image Sizes】プラグインは日本語化が可能な言語ファイルが同梱されていますので、翻訳を行えば日本語での使用が可能ですが、設定項目が少ないので特に必要ないと思います

【Stop Generating Image Sizes】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Stop Generating Image Sizes】プラグインの基本的な使い方
設定はダッシュボードから「Image Sizes」メニューをクリックして行います。
↑が設定画面。簡単な設計です。
この一覧から生成をしないようにするサイズにチェックを入れれば、それ以降アップロードする画像に対して適用されるようになります。
プラグインやテーマの追加で新しい画像サイズの生成指示が出た場合もすぐにこの一覧に反映されますから頻繁にテーマの変更をしたりプラグインのインストール/アンインストールを行う場合には時折チェックして不要な画像ファイル(ゴミファイル)を溜めないようにしましょう。
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Stop Generating Image Sizes】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:4.9.0
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.2.1/最新バージョン 5.8.15
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/image-sizes/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★
冒頭で簡単に書いたWordPress標準の画像サイズを生成させない方法についてはたくさん記事がありましたが、それ以外の画像となると??なかなか対策が見つからなかった中で発見したプラグインです。チェックのオン/オフで簡単に設定ができる画期的なプラグインだと思います。

