WordPressで会員制サイトを作るための機能がほとんど揃った「Ultimate Member」プラグイン。実際に使用してみて1つ足りないと思ったのがサイドバーウィジェットなどに表示するログイン画面やログイン後のプロフィール表示などの機能。
【Login Widget for Ultimate Member】はこの機能を追加するためのプラグインです
当たり前の話ですが、これを使うためには
のインストールが必須です
【Login Widget for Ultimate Member】プラグインの基本的な機能・できること
- ウィジェットで現在ログインしている会員情報を表示
- ウィジェットで現在ログインしている会員のプロフィール情報変更用のリンク
- ウィジェットで現在ログインしている会員の登録情報変更用のリンク
- ウィジェットで現在ログインしている会員の投稿やコメントへのリンク
- ログアウトリンク
- ログインしていないユーザーにはログイン画面を表示
といった項目を表示できるプラグインです。
上記サイトでテストしたところ、バリデーション(ユーザー名やパスワードのチェック)でエラーが発生したときにバックエンドのユーザーログイン画面が表示されてしまいました。
対策として「Ultimate Member」そのもののアクセスコントロールをいろいろ調整してみましたが解決できませんでした。サードパーティのプラグインなので仕方ないかもしれませんが、お使いの環境でこのプラグインを実装して、わざと間違ったパスワードやユーザー名を入力したときにどんな動作をするのかをチェックしてから使用するようにしましょう。
ちなみにバックエンドのフォームが表示されたところで、バックエンドへアクセスできる権限のないユーザーでログインしたところ、フロントエンドのトップページが表示されますから、テストしていただいた上でこの動作でも構わないという場合には使えるプラグインだと思います。
本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までに本記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境・公式ページなど
この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境、本記事で紹介するプラグインバージョン、現在配布されている最新バージョン、公式ページのリンク等は以下の通りです。
テストしたサーバー | カラフルボックス
![]() |
WordPressバージョン | 6.0 |
PHPバージョン | 7.4.27 |
テストしたテーマ | HABONE(本サイトでも使用しているオリジナルテーマ) |
プラグインバージョン | 本記事で紹介するために試用したバージョン :1.0.9.5 公式サイトで配布されている最新バージョン :1.1.3 ※バージョンが違うと、仕様が大きく変更となっている可能性があります |
テストした日 | ※本記事の最終更新日であり、実際の試用日とは異なることがあります |
公式サイト | https://wordpress.org/plugins/login-widget-for-ultimate-member/ ※wordpress.org上のページへのリンクです |
作者サイト | ※プラグイン制作者の独自ページ(サイト)リンクです |
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Login Widget for Ultimate Member】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【Login Widget for Ultimate Member】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。
※フロントエンドへ表示するテキストの変更が必要ですので、日本語ファイルは必須だと思います。
【Login Widget for Ultimate Member】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
設定はウィジェットの管理画面で任意の場所へ「UM Login」を追加するだけです。
ログイン画面の上下に独自のテキストを表示することができます(ショートコードも動作するようです)
【Login Widget for Ultimate Member】プラグインの基本的な使い方
CSSが直接プログラム内で呼び出されており、ソース中のclass指定に対してCSSの記述がありませんので、デザインを変更するときはソースへ直接classとCSSを記述する必要があります。
ダッシュボードから「プラグイン」→「編集」→「Login Widget for Ultimate Member」を開きます
ソース内に
public function add_styles() {
?>
<style type="text/css">
という記述があり、その下に少しだけCSSが書かれていますので、そこへデベロッパーツールなどで編集したCSSのコードをコピペしていきます。
※ウィジェット表示はできるますが、プラグインのプログラム冒頭にある翻訳ファイルの名前と実際のソース上の名前が違ったり、前述したようにCSSがうまく適用されなかったりとちょっといい加減?な感じのするプラグインです<del datetime=”2017-03-29T07:22:33+00:00″>が、正常に動作はします。
【Login Widget for Ultimate Member】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
再度書かせていただきますが、このプラグインで表示されるウィジェットで間違ったユーザー名やパスワードでログインしようとした場合、バックエンドのログイン画面が表示されてしまうようです(テスト時)。使う場合はこの点が正常に動作するかを確認するようにしてください。
ちなみにバックエンドのフォームが表示されたところで、バックエンドへアクセスできる権限のないユーザーでログインしたところ、フロントエンドのトップページが表示されますから、テストしていただいた上でこの動作でも構わないという場合には使えるプラグインだと思います。


本記事の更新(変更)履歴
更新日 | 更新内容 |
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2017年 3月25日 | 本ページを公開しました |
2022年 6月26日 | バージョン1.0.9.5のテスト記事へ更新しました |