【Minimum Featured Image Size】は投稿の公開時にアイキャッチ画像として設定された画像のサイズをチェックし、設定したサイズに満たない場合には公開しない(下書きに保存)するプラグインです。
一見いらない機能に見えますよね。でも、発想を転換したいいプラグインだと私は思います。というのは、最近のWordPressのテーマでは投稿の先頭にアイキャッチ画像を表示したり、新着記事をスライダーを使って大きな画像を表示したりするものが多いですよね?
そんな時プラグインやテーマの動作としては「小さい画像は大きく表示する」「大きい画像は小さく表示する」のですが、後者の場合は問題ありませんが、前者の場合には無理に画像が拡大されて粗いものが大写しになりますよね?せっかくきれいなサイトなのにこれでは・・・残念なことになります。
「そんなの気を付ければいいのでは?」と思われるかもしれませんね。でも、投稿にアイキャッチ画像を挿入する場合には画像の一覧がずらっと表示されるだけでサイズは分かりませんよね(厳密には選択したときに右側に小さく表示されます)?更には今までにアップロードした画像がずらっと表示されるので、特定の投稿などで使った小さな画像なども表示されてしまいますから気づかずに小さい画像を設定してしまうこともあるのです。
また、自分だけが管理しているサイトならいいのですが、複数の人で投稿するようなサイトでは余計に管理が難しくなります。
そんなときにこのプラグインは役に立つと思います。
【Minimum Featured Image Size】プラグインの基本的な機能・できること
- アイキャッチ画像として使える最低限の画像サイズを設定する
- 投稿公開時のアイキャッチ画像のサイズチェックを行う
- アイキャッチ画像のサイズが小さすぎる場合には公開できないようにする
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Minimum Featured Image Size】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Minimum Featured Image Size】プラグインは日本語化が可能な言語ファイルが同梱されていますので、翻訳を行えば日本語での使用が可能ですが、設定項目が少ないので特に必要ないと思います
【Minimum Featured Image Size】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Minimum Featured Image Size】プラグインの基本的な使い方
ダッシュボードから「設定」→「Minimum Featured Image Size」を開くと
という画面が表示されるのでアイキャッチ画像として使える最小の画像サイズを設定するだけです。パソコン表示時の本文の横幅などを設定しておくか、拡大されても支障がない程度の画像サイズにしておけば間違いないと思います。
動作は単純で、投稿を公開する際に「公開」ボタンをクリックするとアイキャッチ画像の元サイズのチェックが入り、設定したサイズに満たない場合には
という表示が出て公開できない(下書きとして保存される)ようになっています。
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Minimum Featured Image Size】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:4.7.5
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 0.1/最新バージョン 2.0.3
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/minimum-featured-image-size/
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★☆☆
目の付け所の違ういいプラグインだと思うのですが、画像が設定よりも小さかったときの動作として
アイキャッチ画像に選ぶことができない
アイキャッチ画像が小さいときは公開ボタンを押せないようにした上で警告を出す
といった動作ができると「何で公開できないの~~?」というイライラが減るのではないかと思います(私はプログラマーではないので、どうしたらこういう動作ができるのかは分かりません)。