テキストエディタ時代にあって、ブロックエディタ時代でなくなった感のあるクイックタグ。
実はWordPressの5.5から、定型化したブロックをクイックタグのように保存・呼び出しできるブロックパターンという機能があるのをご存じですか?
とはいってもブロックパターンの標準機能自体は、出来合いのパターンを呼び出す機能しかなく、自由に追加しようとするとちょっと大変なんです。
今回紹介する「MyWP Custom Patterns」は、管理画面から投稿や固定ページと同じような操作で簡単にブロックパターンの作成や管理ができ、編集画面からいつでも呼び出せるようになるプラグインです。
【MyWP Custom Patterns】プラグインの用途や機能
- 管理画面からブロックパターンの作成・編集・管理ができる
- 投稿や固定ページ編集画面から簡単に呼び出せる(通常のパターン呼び出しと同じ)
- 作成したブロックパターンをカテゴリー分けし、呼び出すことができる
- 投稿や固定ページ編集画面の内容そのものをパターンとして登録できる
同様の機能を持つ他のプラグインにないと思われるのが4の機能。
- 投稿・固定ページ編集画面でブロックパターン化するブロックの選択
- 縦に・・・が並んだボタンをクリック
- 「Add to Block Pattern」をクリック
これだけの作業で定型文(ブロックパターン)として登録できるのでとても便利です。
本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までに本記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境・公式ページなど
この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境、本記事で紹介するプラグインバージョン、現在配布されている最新バージョン、公式ページのリンク等は以下の通りです。
テストしたサーバー | カラフルボックス
![]() |
WordPressバージョン | 6.0.1 |
PHPバージョン | 7.4.27 |
テストしたテーマ | HABONE(本サイトでも使用しているオリジナルテーマ) |
プラグインバージョン | 本記事で紹介するために試用したバージョン :1.2 公式サイトで配布されている最新バージョン :1.2 ※バージョンが違うと、仕様が大きく変更となっている可能性があります |
テストした日 | ※本記事の最終更新日であり、実際の試用日とは異なることがあります |
公式サイト | https://wordpress.org/plugins/mywp-custom-patterns/ ※wordpress.org上のページへのリンクです |
作者サイト | ※プラグイン制作者の独自ページ(サイト)リンクです |
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【MyWP Custom Patterns】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳
初期設定項目もありませんし、簡単な英単語だけなので特に使用に際して問題はないかと思いますが、私が作成した日本語化ファイルでよければ以下から無料でダウンロードできますのでご利用ください。
「MyWP Custom Patterns」プラグインの翻訳ファイル 1.2
【MyWP Custom Patterns】プラグインのインストールと設定方法
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的な設定方法と使用方法
設定はありません。
インストール&有効化すると、管理画面の左メニューに「Custom Patterns」というメニューがありますから
- 「add」をクリックしてパターンを作る
- 「All Custom Patterns」をクリックして管理する
- 「Categories」をクリックしてカテゴリーを管理する
といった操作ができます。
管理画面の内容自体は投稿や固定ページと変わりありませんから大丈夫でしょう。
【MyWP Custom Patterns】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
このプラグインをより便利に使うカスタマイズ技、テストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない情報、発見した不具合などを紹介します。
パターンのエクスポート・インポート方法
このプラグインには作成したブロックパターンをエクスポート・インポートする機能はありません。
ただ、少ない数のパターンであれば、編集画面を表示させて、すべてのブロックをコピーすれば済む話でもあります。
同じプラグインを使っているサイト同士でパターンのコピー(移行)をしたいようでしたら、「Control Block Patterns」というプラグインがいいかも知れません(このプラグインに比べると機能が多く、気軽に使うというものではないように感じます)。
このページの更新履歴
更新日 | 更新内容 |
---|---|
2022年 8月 4日 | 本ページを公開しました |

