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本文内にパスワード付きのコンテンツを作成できるプラグイン「Passster」

公開日:2018(平成30)年6月5日/最終更新日:

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WordPressのプラグイン情報



【景品表示法に基づく表記】ページ内のコンテンツには、商品プロモーションが含まれています

WordPressには基本機能として投稿本文全体をパスワード保護する機能が備わっているのはご存知だと思いますが、投稿の本文内に「ここだけパスワード保護したい」という場合にはちょっと使いにくいですよね?

無理やりやろうとするのなら

  1. パスワード付の部分をそれぞれ投稿(1つの記事)にして、パスワード付投稿に設定する
  2. パスワード保護しない投稿を作り、パスワード保護する投稿へのリンクを張る

という方法でできなくもないのですが、何か変?な感じになりますね(そう思うのは私だけかも・・)。

別の方法としてもう1つ紹介するとすれば、サイトを会員制に(または諸条件により会員情報を公開)してログインしているかどうか?権限はどうか?という判断で表示・非表示をさせる方法。これもまたちょっと無理やりな感じもします。

できれば1つの記事の中に誰でも見えるコンテンツ(部分)とパスワードで保護されたコンテンツ(部分)を混在させたい!!そんなときに役立つのが今回紹介する【Passster】プラグインです。。

「Passster」はパスワードやその他パラメーター(追加条件)を含めた専用のショートコードでパスワード保護したいコンテンツを囲むだけで、パスワードの分かる方のみにそのコンテンツを表示できるというちょっと変わった機能を持つプラグインです。

【Passster】プラグインの用途や機能

  1. ショートコードで囲んだコンテンツにパスワード保護を設ける
  2. 1度有効なパスワードを入力したら一定時間サイト内のパスワード保護コンテンツをすべて見えるようにすることも可能
  3. パスワードを入力して表示できるコンテンツをグループ化して、さらに複雑な表示/パスワード保護コンテンツの切り分けが可能

この機能について少し解説させていただくと、例えばグループAに指定したパスワード保護コンテンツとグループBに指定したパスワード保護コンテンツがあったとします。

Aのコンテンツの1つに設定したパスワードを使ってコンテンツの表示ができるようにすると、Aというグループに入っているコンテンツはパスワード入力なしで見えますが、グループBのパスワード保護コンテンツについては見えないという複雑な設定ができるようになる機能です(これでも分かりにくいですかね??)。

※ショートコード内に設定するパラメーターによっていろいろな動作ができるようですが、代表的なもののみテストをしておりますので、詳細についてはご自身で確認ください。

※バージョン3.2でプラグインの設定画面等が大幅に変更されましたが、基本的に機能は変わらないようです。

この紹介記事を最後に編集したときの環境・バージョンなど

プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。

プラグインを使用(試用)したテスト環境

  • テストサーバー:カラフルボックス ColorfulBox
  • WordPressのバージョン:5.2.2
  • PHPのバージョン:7.3.6
  • テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 3.2.3/最新バージョン 4.2.13
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/content-protector/
  • 公式サイト(作者サイト):

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
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【Passster】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

当サイトで私が翻訳した【Passster】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。

翻訳ファイルは

からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)

翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。

【Passster】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

基本的な設定方法や使い方

このプラグインには動作全体の設定があります。設定するには管理画面から「設定」→「content protector」で行います。
項目は

  1. コンテンツを保護する方法についての設定
  2. フォームの注釈文
  3. エラーメッセージ
  4. フォームの「認証」ボタン
  5. フォームのCSS

でそれぞれに詳細項目があります(日本語化した方が設定はしやすいと思います)

バージョン3.2以降(管理画面が変更されてから)の設定は「設定」→「Passster」から行います。

設定画面では

  1. ショートコードの生成
  2. ショートコードにパラメーターを指定しなかったときのショートコードへのオプション

などの設定を行うことができます。

ここから紹介するショートコードを直接使用する場合にはこれらの設定は特に必要ないかと思いますが詳しくはチェックしていませんのでお試しください。

基本となるショートコードは以下の通りです

[content_protector password="{string}" identifier="{string}" cookie_expires="{string|int}"]ここにパスワード保護されたコンテンツを挿入[/content_protector]

中にあるパラメーターの設定によってさまざまな動作をさせることができます。

password

保護されたコンテンツのロックを解除するパスワードを指定します。大文字と小文字のラテンアルファベット文字(AZとaz)、数字(0〜9)、 “.”と “/”のみ。passwordアクセスフォームにCAPTCHAを追加するには、「CAPTCHA」に設定します。このパラメーターは必須です。

identifier

前述したグループ化を行うための設定です。特定の文字列を持つものをグループ化して制御することができます。必要なければ省略できます。

cookie_expires

設定されている場合は、ユーザーのコンピュータにCookie情報を追加し、ページに戻ったときにパスワードを再入力することなく他のパスワード付きコンテンツが閲覧できるようになります。必要なければ省略できます。

最後に個人的な感想ですが、こういうプラグインは実際に使ってみないと・・・というところが大きいと思います。パスワードの管理がショートコード内だけで共通のものを設けたりということができないため、たくさんのパスワードによる保護を行うと管理が大変になるかもしれません。

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