WordPressに限らず本文などに画像を挿入した場合、htmlソース上ではimgという画像タグが挿入されるようになっているのはサイトを作っている人なら当然ご存知だと思います。
ただ、画像が表示できない環境(今時そんなのあるのかな?)でページを見た時その部分は空白になってしまいますし、検索エンジンなどではimgタグで画像なんだろーなーというのは分かっても何に関する画像なのかは分からない、それを解消する方法として使われるのが画像タグの属性として指定できるALTタグ(正式名称はAlternative Text、代替文字列なんて言い方もします)を使うことで、確実に知らせることができます。
このALT属性は昔は検索エンジンで検索順位を決める要素として使われていましたが、Keywordメタタグ同様に全然関係ない文字列を入れて無理やり検索順位を操作しよう!なんていう輩が多数存在したことから、少なくともGoogleではSEO対策には一切ならないようになっています。
とはいえ、きちんと「ここは〇〇という画像ですよ!」とお知らせすることは必要だし、何より画像表示できない環境(今時・・・)の場合には必要な設定だと思います。
そんな理由で画像を使う場合には設定しておきたいaltタグですが、WordPressでメディアを使って画像をアップロードするとき、よく忘れるのもaltの内容。これを後から編集するには画像1つ1つの編集画面を開いて書き加える必要があります。
・・・・うーん、何枚かの画像ならこの作業も大丈夫ですけど、今までアップロードした何百枚・何千枚の画像をこの手順で更新していくのは・・・心折れますね。
そんなときに活躍するのが【Quick Alt Editor】プラグイン。メディアをクリックしたときに開くメディア一覧から簡単にaltタグの内容を編集・追加できるプラグインです。
【Quick Alt Editor】プラグインの基本的な機能・できること
- メディアにアップロードした画像のalt属性をメディア一覧から編集できる
- 画面の遷移なしで次々に設定していける(ajax)
※このプラグインで画像のalt属性を変更しても、過去に本文内へ挿入した画像の値が変更されるわけではありませんので、本文については1つ1つ修正する必要があります。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Quick Alt Editor】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
【Quick Alt Editor】プラグインは有効化すると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます
【Quick Alt Editor】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになりますが設定画面がありませんから問題ないと思います。
【Quick Alt Editor】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Quick Alt Editor】プラグインの基本的な使い方
インストールして有効化すると、メディアをクリックしたときの一覧に窓ができます
こんな感じです。ここに現在alt属性が設定されているものは表示され、ないものは空欄になっていますので、自由に追加・編集ができます。
特に更新ボタンなどは存在せず、文字を入力(修正)してフォーカスを外す(他の項目をクリックするなど)すれば自動保存されるので便利です。
※このプラグインは他の動作に一切影響しませんから、不要なときは停止しておくことができます
前述したとおり、過去に本文へ挿入した画像でalt属性を設定し忘れたり変更したりしたい場合には個別に修正する必要があります。そんなときには
を使って検索キーワードを「alt=””」とすれば、どの投稿にalt属性のない画像があるのかが一覧表示されるので、そこから編集していくと少しは楽に作業できるかと思います。
プラグインのテスト環境&個人的評価
最後に【Quick Alt Editor】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。
テストした環境
- WordPressのバージョン:4.9.6
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:1.0.1
- テストサーバー:ドメインキング
- WordPressのバージョン:4.9.6
- PHPのバージョン:7.0
- テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.0.1/最新バージョン 公式サイトで “quick-alt-editor” は配布されていません
- 公式サイト(wordpress.org上):
- 公式サイト(作者サイト):
個人的な評価・感想ほか
- 設定のしやすさ:★★★★★
- 使いやすさ:★★★★★
- おすすめ度:★★★★★