「Internal Links Manager」は、投稿や固定ページの本文内に書かれている単語に対して自動で別ページへのリンクを作成して(張って)くれるプラグイン。
サイト内のリンク構造の強化や、ページビュー数の改善に役立つ便利なWordPress用プラグインです。
日本語のようなマルチバイト文字列にも対応していますし、テストしたバージョンでは一部未翻訳の部分はあるものの有志によって日本語化もされていて、英語が苦手という方にも使いやすいプラグインでしょう。
【Internal Links Manager】プラグインの用途や機能
- あらかじめ設定した単語に応じて、過去記事も含め、自動で内部リンクを張ってくれます
- 本文の中で自動リンクを張る個数の指定ができます
- 自動リンクを「同じタブ」「別タブ」指定で開くことができます
- 自動リンク先ページをnofollowにするかどうかの設定ができます
- このプラグインを使った自動内部リンクがクリックされた履歴と統計の確認ができます
本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までに本記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境・公式ページなど
この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境、本記事で紹介するプラグインバージョン、現在配布されている最新バージョン、公式ページのリンク等は以下の通りです。
テストしたサーバー | カラフルボックス |
WordPressバージョン | 5.9 |
PHPバージョン | 7.4.27(8.0でも動作しました) |
テストしたテーマ | HABONE(本サイトでも使用しているオリジナルテーマ) |
プラグインバージョン | 本記事で紹介するために試用したバージョン :2.3.0 公式サイトで配布されている最新バージョン :2.5.4 ※バージョンが違うと、仕様が大きく変更となっている可能性があります |
テストした日 | ※本記事の最終更新日であり、実際の試用日とは異なることがあります |
公式サイト | https://wordpress.org/plugins/seo-automated-link-building/ ※wordpress.org上のページへのリンクです |
作者サイト | ※プラグイン制作者の独自ページ(サイト)リンクです |
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Internal Links Manager】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳
【Internal Links Manager】プラグインは有効化すると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます
【Internal Links Manager】プラグインのインストールと設定方法
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的な設定方法と使用方法
どの単語をどのページへリンクさせるかの設定を行っていきます。
自動リンクの設定は、管理画面の「Internal Links Manager」→「新規リンクの追加」から行います。
設定できる項目は以下の通りです
項目 | 設定方法 |
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内部タイトル | プラグイン上で使用する名前です |
固定ページ | リンクをクリックした時に遷移させるページを選択します 「カスタムURLを使用」をクリックして、直接URLを指定することもできます |
キーワード | 自動リンクを作成する文字列を指定します ・入力後「Enter」キークリックで確定されます ・複数指定すると「or(または)」条件の指定ができます |
Case sensitive | チェックを入れると、大文字小文字を区別して完全一致のものだけにリンクを張ります |
優先順位 | このプラグインを使って作成した自動リンク設定の中に同じキーワードが設定されている場合に、どちらのリンク設定を優先させるかの設定です 特に問題がなければ「0」のままでよさそうです |
リンクタイトル | リンクHTMLタグのtitle属性に出力するタイトルの設定をします。設定しておくことで、何に関するリンクなのかを検索エンジンへ伝えることができます。 |
リンク数 | 本文の先頭から何回目まで自動リンクを張るかの設定です |
検索エンジンにこのリンクを辿らせる | チェックを外すと「rel=”nofollow”」属性が追加され、検索エンジンクローラーがリンク先ページを辿らないようになります 内部リンクの場合はチェックした状態にしておくことをおすすめします |
リンク先 | リンクをクリックした時、同じタブで開くか、別のタブで開くかの設定です |
部分入れ替え | 単語が文章の中にあった際も自動リンクを張るかの設定です 半角スペースがあるかどうかで単語として判断するようになっていますので、日本語で使う場合には必ずチェックを入れるようにします |
【Internal Links Manager】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
カスタマイズ方法というわけではないですが、以下の時に戸惑うことがあると思いますので追加情報として紹介しておきます。
- カスタム投稿タイプの記事で反応しない
- 特定のHTML要素で囲まれた場所にあるキーワードへのリンクはしないようにしたい
- ログインしているユーザーがクリックした時に統計へ反映しないようにしたい
これらはすべて、「Internal Links Manager」→「設定」で行えるようになっています(全リンクへの共通事項として設定します)から、「あれ?」と思った時は確認してみてください。
このページの更新履歴
更新日 | 更新内容 |
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2022年 2月19日 | 本記事を公開しました |