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フロントエンドの一覧(リスト)から任意の投稿を非表示にできるプラグイン「Unlist My Post」

公開日:2017(平成29)年11月19日/最終更新日:

WordPressのプラグイン情報



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いわゆる痒い所に手が届く系のプラグインの紹介です。

WordPressでは新しく投稿するとそのページだけでなくいろいろな一覧が自動作成されるのはご存じですよね?これがWordPressがブログ+αのツールである所以ですし、何より基本的な内部リンク構造が自動でできることによってWordPressがSEOに強いといわれる所以でもあります。

でも長くサイトを運営していると、「この記事は一覧には表示したくないなぁ」と思う物も出てくるはず。そんなときに役立つのが今回紹介する【Unlist My Post】プラグインです。【Unlist My Post】は簡単設定でいろいろな一覧から任意の投稿などを非表示にできるちょっと便利なプラグインです。

【Unlist My Post】プラグインの基本的な機能・できること

このプラグインを使って任意の投稿などで非表示を選択すると

  1. カテゴリーアーカイブ
  2. 記事一覧
  3. タグアーカイブ
  4. 作者アーカイブ
  5. WordPress標準の【最近の投稿】ウィジェット

といったフロントエンド(閲覧画面)の一覧で表示されなくなります。テストサイトでは関連記事などには表示されるので完全に非表示になるわけではありませんでしたが、これらは関連記事表示のプラグインやテーマで除外できる機能が備わっていることが多いので問題ないと思います。

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Unlist My Post】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【Unlist My Post】プラグインは設定項目がないので特に必要ないと思います

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【Unlist My Post】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Unlist My Post】プラグインの基本的な使い方

設定項目がありませんのでインストールして有効化すれば初期設定は完了です。

投稿編集画面に以下のようなボックスが追加されます

フロントエンドの一覧(リスト)から任意の投稿を非表示にできるプラグイン「Unlist My Post」|Knowledge Base

単純にここにチェックを入れた記事は一覧に表示されなくなります

そして非表示にした記事は管理画面の投稿一覧で

フロントエンドの一覧(リスト)から任意の投稿を非表示にできるプラグイン「Unlist My Post」|Knowledge Base

な感じに表示されるため(非表示のものは「YES」)どの記事が非表示になっているのかが分かるようになっています

単一投稿タイトルに表示される「Unlisted:」という接頭辞を非表示にするには

このプラグインを使って一覧から非表示にした投稿は通常の投稿を開くとタイトルの先頭に「Unlisted:」という文字が自動で追加されます。このプラグインにはオプション項目がないため、表示を非表示にするにはプラグインのソースを一部編集する必要があります。

  1. 管理画面から「プラグイン」→「プラグイン編集」を開き、「Unlist My Post」を選択して「選択」をクリックします
  2. 出てきたソースの中の443~444行目にある以下のソースをコメントアウトします。

<変更前>

$unlisted_post_title = apply_filters( 'unlisted_title_format', __('Unlisted: %s', 'unlist-my-post'), $real_title );

$post_title = sprintf( $unlisted_post_title, $real_title );

<変更後>

//$unlisted_post_title = apply_filters( 'unlisted_title_format', __('Unlisted: %s', 'unlist-my-post'), $real_title );

//$post_title = sprintf( $unlisted_post_title, $real_title );

これで投稿タイトルに「Unlisted:」というのをつけなさいという動作が無効になり、通常のタイトルのみが表示されるようになります。

※プラグインが更新され、適用した場合にはこの設定がクリアされてしまいますのでアップデート時は気を付けてください

2018年4月26日/この紹介記事を元にこのプラグインを使用された方からお問い合わせフォームを通じてご質問をいただき確認したところ現象が確認できました。ご連絡に感謝します

プラグインのテスト環境&個人的評価

最後に【Unlist My Post】を動作確認した際の環境と個人的な評価を書いておきます。導入の検討や参考になれば幸いです。

テストした環境

  • テストサーバー:カラフルボックス ColorfulBox
  • WordPressのバージョン:4.9.0
  • PHPのバージョン:7.0
  • テーマ:Simplicity2 バージョン2.3.0g
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン 1.1/最新バージョン 3.1
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/unlist-my-post/
  • 公式サイト(作者サイト):

個人的な評価・感想ほか

  1. 設定のしやすさ:☆☆☆☆☆
  2. 使いやすさ:★★★★★
  3. おすすめ度:★★★★★

設定項目がないので「設定のしやすさ」はゼロにしてあります。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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