今までWordPressを使って複数のサイトを作っては壊しをしてきましたが、いつものように私(制作者)だけがコンテンツを追加するサイトではなく、複数ユーザーによる情報投稿サイトの作成に挑戦です。
しかも、今回ブログやTwitterなど「アカウントに登録して何かを発信する」という経験が全くない方が共同執筆者なので、投稿の作成に対して質問がたくさんあって、「こんなことも??」と思うこともしばしば。
マニュアルを作っておこうと思ったのですが、なかなかいいものがない、そんなときに投稿作成画面から移動せずに同一画面上に簡単な「マニュアル」を作る方法が見つかったのでさっそく作ってみました。
マニュアルやヘルプを作るプラグインで困ること
ヘルプを作るプラグインには「Wp help」などが有名ですが、問題点があります。それは
一旦編集画面から離れないとヘルプを見ることができない
ということです。
別建てのヘルプを見て作業をするには
- 今作っている投稿を下書き保存する
- ヘルプファイルを探す
- 該当のヘルプを見てやり方を確認する
- 下書き投稿の編集に戻る
というのを繰り返すことになるので、いろいろなところをクリックしなければならないので特にブログやホームページを作ったことのない人にとっては大変なストレスになります。
それならGoogle Chromeなどのタブ複製機能を使って別ウインドウでヘルプを開けばいいのでは?といいたいところですが、それも結局慣れの問題となり、根本解決にはなりません。
また、WordPressでは下書き保存せずに画面移動しようとすれば、一応「アラート」が出るのですが、何気に「はい」をクリックして投稿を下書きせずに画面移動してしまい、今まで書いた記事が台無しになることもあります。
もちろんこれも慣れの問題なのですが、特に記事を書くのは初めて!という方にとっては「面倒なもの」という印象しか残らなくなって、平文のみの記事でも書いてくれればまだいいですが、面倒だから書かない・・・となってしまうとせっかくサイトを作った意味がなくなってしまいます。
これを解消するために、「投稿の編集画面」へ、「ユーザーに応じた」お助けヘルプを作る方法を紹介します。
作り方は意外に簡単
今回使うのはWordPressを使う人なら誰でも知っている「Advanced Custom Fields」プラグインです。
このプラグインはカスタムフィールドを簡単に使うために作られたプラグインで、普通は入力補助のためのフォームを設けたりするのに使うのですが、投稿編集画面にヘルプを作る目的で使います。
「Advanced Custom Fields」プラグインでヘルプを作る手順
- 通常通りカスタムフィールドを新規作成します
- タイトルとフィールドラベルは適当に入力します
- 「フィールドタイプ」を「メッセージ」にします。すると単純なテキスト入力窓が登場します。
- ここにマニュアルとなる内容を書いていきます。
- ルールという欄で投稿編集画面に表示するユーザーや権限、カスタム投稿タイプなどの条件を設定します
- オプションの「Style」を「Standard(Wp metabox)」にします
- 保存して作成終了です
※マニュアルに表記する内容は文字の他、htmlも使えますので見やすく作ってあげるといいです。
※マニュアル文章の中にHTMLタグそのものを表示する場合にはそのままだと変換されてしまうので、先頭の「<」の代わりに「&lt;」を半角で入力することできちんとタグが表示されます ※「Style」を「Standard(Wp metabox)」にしておけば、マニュアルの移動や伸縮をすることができるようになります。 「Advanced Custom Fields」プラグインについては以下のリンク先ページを参照ください
よく使うタグや文章などをボタン化するとより便利に
よく使うタグや文章などをボタン化する「Add Quick Tag」プラグインと併用すればより一層投稿編集画面が使いやすくなりますし、マニュアルの内容も簡単になります。
慣れていても忘れがちな「アイキャッチ画像」の設定忘れ防止に
あらかじめ決まった画像を挿入するようにしておいたり、アイキャッチ画像の設定を必須にしたりするときに便利なプラグインの紹介記事です。