サイトの記事や固定ページなどに動画コンテンツが加わると見栄えのするページが出来上がりますね。WordPress4以降ではユーチューブなどの動画は動画サイトの共有URLを入れるだけで動画リンクが作成され、あたかもサイトに動画があるかのように設定できますが、自分で撮影したオリジナル動画は加工してアップロードしてという手順が必要になります。
でも安心してください。手順と方法さえ覚えてしまえばスマホで撮影した動画を簡単にWordPressのサイトへ埋め込むことができます。今回はいろいろ試した結果一番簡単にできる方法を紹介します。
3gp形式の動画ファイルをmp4やflvファイルに変換する
3gp形式で保存されるスマホの動画はそのままだとWordPressでは使えません。また、使えたとしてもフルサイズで録画したファイルは数十秒でも100メガバイト近くになり、読み込み速度の低下やサーバーの過負荷、やサーバースペースの圧迫を招きます。圧縮率の高いmp4やflv形式に変換して使えば小さいファイルサイズで十分に見ごたえのある動画をサイトへ掲載できるようになります。
ファイルの変換でお勧めなのは「Oxelon Media Converter」というフリーソフトです。
Oxelon Media Converterの入手方法
「Oxelon Media Converter」にアクセスすると、下のようなボタンが出ますので、両方ダウンロードします。
ダウンロードしたら、本体、プラグインの順にインストールします。
動画ファイルをmp4形式に変換する
「Oxelon Media Converter」を起動すると、下のような画面が出てきます。
この画面に表示されている部分が出力するファイルの形式と設定項目になります。
- Media Formatは「mp4」にします
- Video Codecは「H264」にします(下の注意参照)
- width x heightで動画サイズを選択します
- frames/secondは1秒間に入る静止画のコマ数です(テレビなどでは29です)
- Bitrateは映像の細かさになります
設定部分は上記で終了、あとは「Add Files」をクリックして変換元の動画を選択して、「Conversion」をクリックして変換終了を待つだけです。
※注意/Video Codecについてはいろいろ試しましたが私の環境ではH264以外だとWordPressへアップロードしても映像が真っ黒になって表示されませんでした。お使いの環境に合わせて設定してください。
※フレームレートやビットレートは高ければ(数字が大きければ)高いほど高画質な映像になりますが、あまり高画質にするとサーバーに負荷がかかる、ファイルサイズが大きくなるなど弊害が出ますので、実際に映像を見ながら不自然でない程度の数値にするといいでしょう。私の場合はフレームレート25、ビットレートは500程度にしています。
WordPressにファイルをアップロードして記事などへ挿入する
投稿への挿入自体は画像と手順は変わりません。記事編集画面から「メディアの追加」を選んでアップロードして投稿や固定ページへ挿入すれは完了です。
もしも、アップロード時にサイズオーバーでアップロードできない場合には
を参考にサイズを変更してから再度試してください。
最後に
個人的にはこの方法を使ってもサーバーのスペースをたくさん使いますし、ファイル形式の変換に時間がかかったりして結局たくさんの動画を扱うのに疲れて中途半端になるだろうと思いました。それならということでいろいろと試行錯誤した結果、一番効率がよく面倒でないのはyoutubeを使った動画の挿入です。
で紹介している方法です。
Youtubeへの動画のアップロード方法についてはYoutubeのヘルプなどを見ていただければいいと思います。基本はユーザー登録してチャンネルなどの設定を行えば使えるので簡単だと思います。
Youtubeへ動画をアップロードするメリットは
- スマホやタブレットで撮影した動画(3gp形式が多い)をそのままアップロードできる
- サイトだけでなくYoutubeでも動画を見てもらえる
- アップロードした動画をチャンネルに紐づけて、チャンネル経由でサイトへのアクセスが期待できる
- Google Adsenseと連携することで副収入が得られる可能性がある
- アップロードする動画の容量は時間だけでサイズは気にしなくていい
- 動画の数は無制限、サーバーの容量など気にせずアップロードできる
などです。動画の時間に制限はありますが、数も容量も全く気にせず使えますからこんなに便利なツールはありません。
強いてYoutubeに動画をアップロードすることに抵抗があるとすれば、
- アダルト系などYoutubeの規約に違反するような動画を扱うとき
- 著作権法などの法律に抵触する可能性のある動画を扱うとき
- あくまでサイト内だけのプライベートな動画を扱うとき
だと考えられますが、1と2に関しては結局サイトにアップロードして公開したとしても警察などのお世話になる可能性があるわけですし、3に関しては動画を挿入した投稿が人気になってしまえばYoutubeにアップロードしたときと同じでたくさんの目にさらされるということなのですからそうまでして動画を挿入しなくても外部ツールを使えるところは外部ツールに任せた方がいいのではないかと思います。
動画をサイトに挿入するようになった直後は前述したように何とか直接サーバーに動画をアップロードして扱えないかと思い、スマホの動画をパソコンで変換して扱っていましたが、今ではすっかり収入のないYoutuber?になりました。あまり再生回数はありませんが、月に多少の収入はAdsenseに上がっています。