人気メールソフト「Thunderbird」。中にはSylpheed 3.7で突然「SSL証明書を検証できません」というエラーが出始めたでびっくりして、私と同様にThunderbirdの初期設定方法とSylpheedからの移行方法などを参考に入れ替えたという方は少なくないのではないでしょうか?
それからしばらくして浮上したのが、Windows11のリリース予告。2021年秋だそうです。そこでこれを機にOSのバージョンアップではなく、パソコンの買い替えをしようとお考えの方も多いのではないでしょうか?
そこで問題になってくるのが「Thunderbird」のデータ移行。特にたくさんアカウントを登録して使っている方は憂鬱で仕方ないはずです。そこで、Windows10同士のPCではあるものの、実際に私が移行した簡単な方法を紹介しておきたいと思います。
「Thunderbird」の一括バックアップ方法
これについては以下の参考記事に詳しく書かれていました。
参考:Thunderbirdのバックアップ方法(Windows 10)
まずは、何等かのフォルダを開きます-図の①の部分(図はエクスプローラーアイコンの例ですが、ウインドウズアイコン→ドキュメントでもいいですし、とにかく何かのフォルダを開けばOKです)。
アドレスバーの部分(図中の②)を消して、以下を貼り付け、Enterキーを押します。
%APPDATA%/Thunderbird/Profiles
出てきた画面には、「〇〇.default-release」というフォルダと「△△.default」という2つのフォルダがあるはずです。
このうちの「〇〇.default-release」(赤枠)が、アカウント設定やフォルダ情報、メール情報が全部入ったファイルになります。
これを丸ごとどこかにコピーすればバックアップ完了です。
・・・簡単すぎてびっくりしますね。
その後メールを受信したりすると内容が変わりますので、必ず移行直前に行い、その後旧PCではメールソフトを立ち上げないようにしましょう(もう完全に使わないという場合には先程の「△△.default」をコピーではなく移動すれば間違いは起こりませんが完全に移行が終わるまではどこかに残しておきましょう)
バックアップの復元方法
新しいパソコンへThunderbirdをインストールしたら、一旦起動させた後すぐに終了させ、バックアップと同じ手順でフォルダを開きます。
すると、「■■.default-release」というフォルダ(先ほどの〇〇.default-releaseではない名前)と「▲▲.default」というフォルダ(先ほどの△△.defaultではない名前)ができているはずです。
確認できたら、「〇〇.default-release」フォルダの名前を「■■.default-release」へ変更します。
変更したフォルダを自動的に作られた「■■.default-release」と入れ替えます。
ここまで終わったらthunderbirdを起動します。
今まで使っていたメールアカウントやデータが復元できていれば完了です(私はこの方法で移行できました)。