WordPressでは、投稿や固定ページの編集画面から画像をアップロードして追加した時のみ、メディアの一覧にある「アップロード先」列にどの投稿(固定ページ)で使われている画像なのかが関連付けされて表示されるようになっています。
複数の投稿や固定ページで使用している画像については、アップロード挿入した際の投稿(固定ページ)に関連付けされます。
どの画像が実際に使われているのかを確認できるので、メンテナンス時には便利なのですが、冒頭赤字で書いた時のみ機能することから、先にメディアにアップロードした画像については関連付けがされませんから、一概にこの情報を見て、不要な画像を判断するのは大変危険です。
今回紹介する【Associate Attachment】は、この関連付けを再確認し、メディア一覧のアップロード先情報を再取得してくれるプラグインです。
あくまでも再関連付けをするプラグインですので、再関連付け後に不要なメディアの削除を行う場合には、ご自身の目で本当に使われていない画像なのかを確認することをおすすめします。
本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど
プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。
プラグインを使用(試用)したテスト環境
この紹介記事作成にあたって、試用(テスト)を行った環境と当時のプラグインバージョンは以下の通りです
- テストサーバー:カラフルボックス
- WordPressのバージョン:5.6.1
- PHPのバージョン:7.4.6
- テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
- プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン1.0.1/最新バージョン 1.7.1
- 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/associate-attachment/
- 公式サイト(作者サイト):
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Associate Attachment】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳
【Associate Attachment】プラグインは有効化すると日本語で使用できるようになっていますので、英語が分からない方でも安心して使えます
【Associate Attachment】プラグインのインストールと設定方法
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
基本的な設定方法と使用方法
このプラグインに設定はありません。
再関連付けを行うには、管理画面から「ツール」→「画像関連付けツール」を開きます。
↑の画面(日本語の場合は日本語表示されます)へ移動しますので、投稿の種類(投稿・固定ページ・カスタム投稿タイプなど)を選択後、「関連付け」をクリックします。
画像数や投稿・固定ページの数にもよりますが、しばらく待つと処理が完了し、関連付けが再構築されます。
本当にきちんと関連付けしなおしてくれるのかをテストしてみた
こういう種類のプラグインは便利ではあるものの、長年作り続けてきたサイトへいきなり適用するのはちょっと勇気がいります。
そこで、テストサイトを使って実際にどんな動作をするのかをテストしてみました(ちょっと意地悪?)。
以下がそのサイトのメディア一覧、きちんとアップロード先が設定されている2つの画像があるスクリーンショットです。
それぞれの画像のアップロード先欄にある「切り離す」リンクで切り離した(関連付けを解除した)のが以下のスクリーンショット
未添付の状態になっているのを確認した後、このプラグインで再関連付けを実行
再関連付け終了後にもう一度メディア一覧を開いた時のスクリーンショット
おおおおーーーーきちんと再関連付けされています!!
この結果から、きちんと動作してくれてるのが確認できました。
あくまでもテストサイトでの結果ですあり、すべての環境できちんと動作するかは不明ですし、保証できるものでもありませんのでご了承ください。
不要な画像を見つけて削除するのに役立つおすすめプラグイン
サーバースペースを節約するため、サイト内の不要な画像を見つけて削除する場合には、本プラグインではなく、以下のプラグインが有効かと思います。
もちろん、このプラグインも絶対に正確か?というところは何とも言えない部分がありますから、両方のプラグインを併用して、「Cleam Unused Medias」で不要な画像と判定されたものを、【Associate Attachment】で確認して削除作業するというような使い方をすればより正確なメンテナンスができるでしょう。
このページの更新履歴
更新日 | 更新内容 |
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2021年 2月20日 | メディア一覧に表示される画像のアップロード先を関連付けし直してくれるプラグイン「Associate Attachment」を公開しました。 |