テーマのカスタマイザー設定をリセット/エクスポート/インポートできるプラグイン「Customizer Reset – Export & Import」

公開日:2020(令和2)年11月2日/最終更新日:

WordPress Plugin



テーマのカスタマイズを簡単にできるようにする「テーマカスタマイザー」。管理画面から「外観」→「カスタマイズ」で設定できるのでとても便利ですね。この設定内容はサイトが接続するデータベースの中に保存されているため、別のサイトで同じテーマを使い、同じ設定をしたいと思っても、基本的には1つ1つ目で見比べてアナログ的に変更していくという方法しかありません(項目が多いと本当に面倒な作業です)。

また、いろいろと変更してしまった設定をテーマ導入時の設定内容に戻したいときも、情報はデータベースの中に残ってしまっているので、一旦テーマを削除して再インストールしても元に戻ることはありませんから1から再設定したいときなどはちょっと不便に感じることもあります。

今回紹介する「Customizer Reset – Export & Import」は、今有効にしているテーマでデータベース内に格納されている設定情報をエクスポート/インポート/リセットできる地味に便利なプラグインです。

【Customizer Reset – Export & Import】プラグインの用途や機能

  1. 有効化しているテーマのカスタマイザー設定をエクスポートする
  2. 有効化しているテーマのカスタマイザー設定をインポートする
  3. 有効化しているテーマのカスタマイザー設定をリセットする

本ページを最後に編集したときの環境・バージョンなど

プラグインは製作者によって日々更新されていくため、この紹介記事が最新バージョンのものであるとは限りません。参考までにこの記事の最終更新日時点におけるテスト環境、プラグインバージョン、プラグイン導入時の留意点などを記載しておきます。

プラグインを使用(試用)したテスト環境

  • テストサーバー:カラフルボックス
  • WordPressのバージョン:5.5.3
  • PHPのバージョン:7.4.6
  • テーマ:HABONE(オリジナルテーマ)
  • プラグインのバージョン:本記事で紹介しているバージョン1.1.3/最新バージョン 1.3
  • 公式サイト(wordpress.org上):https://wordpress.org/plugins/customizer-reset/
  • 公式サイト(作者サイト):

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Customizer Reset – Export & Import】プラグインの設定画面や表示画面の日本語化と翻訳

Customizer Reset – Export & Import】プラグインは言語の変更に未対応ですので表示のまま設定することになりますが、設定項目が少ないため特に翻訳しなくても設定できると思います。

【Customizer Reset – Export & Import】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

基本的な設定方法と使用方法

有効化すると、「外観」→「カスタマイズ」を開いた画面左下に青いリセットボタン、ダウンロードボタン、アップロードボタンが追加されます

テーマのカスタマイザー設定をリセット/エクスポート/インポートできるプラグイン「Customizer Reset – Export & Import」|Knowledge Base

リセット、エクスポート(ダウンロード)はボタンをクリックして指示に従うだけで簡単に行うことができます。

インポートについては、ボタンクリック後、ファイルの選択画面が開き、インポート開始前に

テーマのカスタマイザー設定をリセット/エクスポート/インポートできるプラグイン「Customizer Reset – Export & Import」|Knowledge Base

というダイアログが表示されますから、「OK」ボタンをクリックすれば完了します。

また、インポート側で有効になっているテーマと、インポートするファイルが異なる場合には以下のようなダイアログが表示され、インポートできないようになっていますから、別のテーマのカスタマイザー設定を無駄にインポートしてしまうことがないので安心です(この画面で「OK」ボタンをクリックすれば、インポート前の画面に戻るようになっています)。

テーマのカスタマイザー設定をリセット/エクスポート/インポートできるプラグイン「Customizer Reset – Export & Import」|Knowledge Base

【Customizer Reset – Export & Import】プラグインを使用する際の注意点など

「子テーマ」使用時の注意

サイト複製時などでは便利なプラグインなのですが、1点だけ気になるところがありました。

それは「親テーマ」「子テーマ」の場合の処理。このプラグインではテーマ名で判断しているようで、エクスポートする側のテーマが「親テーマ」、インポートする側のテーマが「子テーマ」の場合(またはその逆)でも正常にインポートできたかのように見えます。

が、「親テーマ」と「子テーマ」で行ったカスタマイザー設定は基本的に別物なので、「あれ?インポートできていない」ということになる場合があります(テーマの構造にもよるかと思われますが・・)。

この不都合(不具合)を防止するため、エクスポート側のテーマが子テーマの場合はインポート側のテーマも子テーマを有効化しておくことをおすすめします。

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