常に最新情報が通知され、WordPress本体、テーマ、プラグインなど必要に応じてアップデートすることで最新状態を保つことができるのはWordPressが人気ツールである理由の1つではないかと思います。
しかし、
- 複数でサイトを管理していて自分以外の人が更新しないようにしたい
- バージョンアップにより必要機能がなくなってしまうプラグインの更新を停止したい
- プラグインとテーマ、本体などの相性によりバージョンアップで不具合が発生する
など、安易にアップデートすることで、環境によってはアップデートによって不具合が発生したり、テーマやプラグインの必要な機能が失われたり有料化されてしまったりすることもあります。
それならばすべての更新を止めてしまえばいいというプラグインはたくさん配布されているのですが、本体(コア)アップデートだけはセキュリティ面から見ても行えるようにしたいという場合には不都合。
そんなときに役立つのが「Easy Updates Manager」です。「Easy Updates Manager」プラグインは設定に応じて個別に更新表示の有無を管理できますので、プラグイン単位、テーマ単位、コアファイルだけといった感じでプラグインの更新通知をコントロールできる便利なプラグインです。
【Easy Updates Manager】プラグインの基本的な機能・できること
- WordPress本体の更新通知ON/OFF
- プラグイン全体の更新通知ON/OFF
- テーマ全体の更新通知ON/OFF
- プラグインやテーマ個別の更新通知ON/OFF
すべての更新をバサッと非表示にするプラグインはたくさんありますが、「Easy Updates Manager」は個別に表示/非表示が切り替えられる数少ないプラグインです。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【Easy Updates Manager】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
バージョン(9.0以降)では、インストール後日本語で設定できるようになっていますので以下の翻訳ファイルは不要です
当サイトで私が翻訳した【Easy Updates Manager】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。
【Easy Updates Manager】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【Easy Updates Manager】プラグインの基本的な使い方
管理画面のダッシュボードをマウスオーバーし、「Update options」をクリックして設定します。設定タブは4つありますが、もともと3つのプラグインを統合管理できるようにしたものなので、設定に使うのは次の2つのみです。
緑色になっていれば更新を通知、赤になっていれば非通知ということになります
Dashboardタブ
ダッシュボード上に更新通知を行うかどうかを設定します。
設定項目は
- 左側は本体、プラグイン、テーマ、翻訳ファイルまたは全体の通知/非通知
- 真ん中は自動アップデートの設定
- 右や下はテーマやプラグインを個別指定して通知/非通知
となっています。
Advancedタブ
個別指定して更新の通知/非通知ができるだけでもすごいと思うのですが、このプラグインは更に非通知にしない(通常通り動作させる)ユーザーも選定できます。
タブ内に表示されるユーザーにチェックを入れるとこのプラグインでの制限が除外され、通常動作します。
管理者の中でも自分だけ更新通知を受け取りたいという場合に重宝する機能です。