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ログイン時のエラーメッセージを変更するプラグイン「Hint」

公開日:2016(平成28)年11月2日/最終更新日:

WordPressのプラグイン情報



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WordPressのユーザーログイン画面で間違った情報を入力したとき

  1. ユーザー名を入力してください
  2. ユーザー名が違います
  3. パスワードを入力してください
  4. パスワードが違います

などのメッセージが出るのをご存じですか?というのは、管理者の方は使い慣れていることもあり、ブラウザの記憶機能でユーザー名やパスワードが自動入力されることもあるのであまり間違うことがないしょうし、出たとしても「パスワードが違います」程度ではないでしょうか?

これが登録間もないユーザーやしばらくログインしていなかった人なら・・・上のようなメッセージがでることがあります。登録ユーザーが誤って入力した場合にはこれらのメッセージは何が間違っているかが一目瞭然なので便利なのですが、不正にログインしようとしている人だったら・・・何が間違っているかをサイト側からヒントとして与えることになってしまいます。

よくあるのは管理者のユーザー名をインストール時にあくまでも例として入力されている「admin」にしてしまっている場合、

まずはユーザー名「admin」、パスワードを適当に入力してみる→「パスワードが違います」

と出たら、ユーザー名は合っていてパスワードが違うんだな!!と類推されてしまいます。WordPressはご存じの通り、サイトURL+αというログイン画面を出すためのスラグが決まっていますから、そこへアクセスすることで簡単に「このサイトはWordPressだ」と分かってしまいます。

ログイン画面が出てしまう、ユーザー名が分かってしまう・・・・とログインセキュリティを保つ砦は唯一パスワードになってしまいます。

かといって、セキュリティ系のプラグインでログインURLを変更する機能を持つものもあるのですが、何かの拍子にこのプラグインが不具合を起こすと復旧がとても難しくなりますから安易に使用できません(私自身も経験があります)。

仕方ないか・・・とあきらめる前に、この「Hint」プラグインを使うことで、ログイン失敗の理由を表示しない(単に「入力が違います」といった文字列にする)ようにすることができます。

【Hint】プラグインの基本的な機能・できること

  1. ログイン時のエラーメッセージを統一されたものにする(詳細な理由を表示しない)

本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ

WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。

さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。

そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。

本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。

  • テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
    ※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
    ※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。
  • プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
  • このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
  • プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)

【Hint】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳

【Hint】プラグインは設定項目がないので特に必要ないと思います

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【Hint】プラグインのインストールと設定

インストール方法

インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。

WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。

【Hint】プラグインの基本的な使い方

設定項目がありませんから、有効化するだけで動作します。

1つだけ、エラーメッセージが英語で「ログインの入力状況が無効です」という意味の文言が表示されてしまうので、この部分は日本語にしたいところですね。変更するには・・・

32行目あたりに
return __(‘ERROR: Invalid login credentials.‘);
という文があります。この中のERROR: Invalid login credentials.部分を任意の文字へ変更することでオリジナルのメッセージを表示させることができます。

前述したように、セキュリティ系のプラグインは便利な反面、なれていないと設定が大変だったり、設定ミスや誤ってプラグインを削除したりした際などにはログインできなくなることがありますから、セキュリティはより簡単でより確実なものが無難だと思います。

そういう意味でこのプラグインと併用して効果があると思われるものに

https://www.momosiri.info/wppi/math-captcha/

があります。これらのプラグインは、プラグインで不具合が起きたり、アンインストールした場合には単に機能がなくなるだけで他に影響を与えませんから安心してセキュリティ対策ができます。

著:清水 由規, 著:清水 久美子, 著:鈴木 力哉, 著:西岡 由美, 読み手:星野 邦敏, 読み手:吉田 裕介
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