以前紹介した、特定のコメント欄を置き換えてレビュー(口コミ)機能を追加できるプラグイン「Review Plus」
これにコメントフォームへ独自の入力欄を設置できる「Wp Comment Field Manager」
この2つを使えば完璧なユーザーレビューができる!!と思ったら、どうもAdmaxとの相性が悪いようで、時々広告表示が「);」みたいになってしまう現象。これがなかなか解決できなくて、断念するしかないかなぁ、でも諦められない・・・ということで何時間もかけて探してたどり着いたのが今回紹介する「ReviewPress」。
そんなことに何時間もかけたの??と思われるかもしれませんが、探すとなかなかないんですよ、これが。
他には??といろいろ探すもなかなか見つからなくて、やっと見つかったと思ってもサイトにレビューを付けるものばかり(個々のページには非対応だったり複雑なショートコードを書かないといけなかったり)。そんな中でやっと見つけたのがこの「ReviewPress」。今までにも見てはいたのでしょうけど、あまりにもひっそりとしていたので見落としていたのでしょうね。
すばらしいプラグインなのですが1点だけ、翻訳ファイルを適用しても肝心のフロントエンドの一部が英語のままになりますから、ソース自体を改造する必要があります(ページ中ほどに方法を掲載しています)
【ReviewPress】プラグインの基本的な機能・できること
- ショートコードで任意の場所にレビューフォームを表示
- ショートコードで任意の場所にレビュー一覧を表示
- レビューコンテンツとして必要な★評価が使える
- Googleの検索結果に★の平均値(集計結果)を表示可能
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【ReviewPress】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【ReviewPress】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
なぜかわかりませんが、こうした口コミ系(レビュー系)のプラグインは翻訳ファイルの設定がいい加減というか、中途半端というか、不完全なものが多いですね。このプラグインも新しくpotファイルを作ってから翻訳したのですが、関連させる別のプラグイン(有料のもの)の翻訳がほとんどで、バックエンドの部分しか翻訳できませんでした(上からダウンロードできる翻訳ファイルはこのプラグインに関係するところだけを日本語化しています)
肝心なフロントエンド(訪問者に表示させる画面)で必要と思われる部分の翻訳は??ということですが、ソース自体を変更するしか方法がありません(厳密に言うと翻訳接頭辞を入れてmoファイルに追加すればできます)ので、以下に手動で変更する方法を紹介します。パソコンのメモ帳でもできないことはないですが、できれば「TeraPad」のような無料のテキストエディタでもいいのでそれで行ってください。
まずはWordPressのプラグイン公式配布ページ(このページの一番上にあるリンクから開けます)でファイルをダウンロードして解凍してください。
解凍したフォルダの中にある「include」を開き、さらに「class-shortcode.php」を開いて編集します
- 300行目あたり「’message’ => ‘Your review has been recorded and submitted for approval. Thanks!‘,」
- 308行目あたり「’message’ => ‘Review Successfully Submit‘,」
解凍したフォルダの中にある「reviewpress.php」を開いて編集します
- 40行目あたり「<em><a href=”‘.wp_login_url( get_permalink() ).’”>Login to Review</a></em>」
- 60行目あたり「$form .= ‘<h2>Invalid Captcha!</h2>’;」
- 66行目あたり「$success_message = ‘<h2>Review Submit!</h2>’;」
- 144行目あたり「<input type=”submit” name=”wpbr_review_form_submit” value=”Submit“>」
- 350行目あたり「$form .= ‘<div class=”alignleft”> <a href=”‘. home_url( add_query_arg( null, null ) ) . ‘?page=’. ($paged – 1 ) .’” >Previous Page</a></div>’;」
- 354行目あたり「$form .= ‘<div class=”alignright”> <a href=”‘. home_url( add_query_arg( null, null ) ) . ‘?page=’.($paged + 1) .’” >Next Page</a></div> ‘;」
どちらのファイルも文字コードが違うので、そのまま保存して元の場所へアップロードしても文字化けしてしまいます。文字コードを「UTF-8」形式で保存してからアップロードするようにしてください。
これで大抵の文字列は日本語になります(もしもまだ英語のものがあれば自身で編集してくださいね)
【ReviewPress】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
有効化すると
こういう画面がすぐに出てきますが「Skip」をクリックします(関連プラグインのインストールを勧められるだけなので)
日本語化すれば問題ないと思います。大きくは
- レビューを投稿できるのがログインユーザーか否か
- Googleの認証を使用するか
- フォームの文言と表示・非表示、入力を必須にするかの設定
だけですのでとても簡単です。
【ReviewPress】プラグインの基本的な使い方
- フォームを表示する→→→[REVIEWPRESS_FORM]
- レビューの一覧を表示する→→→[REVIEWPRESS_SHOW]
- Googleの検索結果に★の平均値(集計結果)を表示→→→[REVIEWPRESS_RICH_SNIPPET id=”投稿ID”]
というのが基本となるショートコードです。1と2は現在表示されているページや投稿に対するレビューのフォームと一覧になります。Googleの検索結果に★の平均値(集計結果)を表示する3は投稿IDを指定する必要があります。
レビュー一覧はカテゴリーや投稿IDを指定して別のページへ表示することも可能です
ダッシュボードに「Reviewpress」というメニューが加わり、新しくレビューがあったときには赤い数字でお知らせしてくれます。モデレートや今までのレビューの編集・削除もここからできます。
設定により、管理者のモデレート(承認)機能を使うようにすれば、レビューが投稿されてもすぐに表示されないのでスパムへの対策ができますね。
【ReviewPress】プラグインの便利な使い方・カスタマイズ方法など
より便利に使うカスタマイズ技やテストサイトで使用した結果や感想、WordPressのプラグイン公式配布ページには書かれていない事柄などを紹介します。
複数表示すると不具合が出る
テストとして1つのページ中に2か所フォームを表示してみたところ、後で表示されるフォームで「★評価」と「Google Captcha」が表示されず、そこから投稿するとバリデーションが働いて投稿できないという現象が発生しました。
多分こんな使い方はしないと思いますので大した問題ではないと思いますが、どうも動作がおかしいと思った方はチェックしてみてください
この機能を使って別のコンテンツ作成もできる・・かも
このプラグインは独自のカスタム投稿タイプを作り、親となる投稿や固定ページのIDと見合ったものをショートコードで表示するという動作をします。
これを利用すれば、特定の固定ページへ自由に追記してもらえるようなコンテンツを作成することもできますね。
そのときレーティングの部分は不要ですから、CSSで該当箇所を「display:none;」にしていけば非表示になります