複数ユーザーで投稿を行うサイトでは様々な異常な長さの投稿が混在しないように投稿の文字数を制限したい場合があります。また、単独で投稿するサイトでもデザインの関係などから制限をかけたいときも発生することがあります。「WordPress Word Count and Limit」はユーザー権限や投稿タイプを選択して投稿や固定ページ本文への文字数や単語数の制限ができるプラグインです。
【WordPress Word Count and Limit】プラグインの基本的な機能・できること
- 有効化すると投稿編集画面の文字数の欄が、文字数と単語数の2要素表示になる
- 本文へ入力できる文字数に制限をかけることができる
- 本文へ入力できる単語数に制限をかけることができる
- 投稿編集画面への文字数(単語数)表示をカスタマイズできる
- 制限をかける投稿タイプを選択できる(投稿のみ、特定のカスタム投稿タイプのみなど)
- 設定する文字数(単語数)がオーバーすると警告表示し、公開できないようにする
文字数に関しては問題ありませんが、単語数については英語のようなシングルバイト文字に対して機能しますので、日本語の場合には「空白」か「改行」のみ1語とみなされますので使用に関して注意が必要です。
本記事を参考にWordPressサイトへプラグインの導入を検討される方へ
WordPressは古くから無料で配布されているサイト作成ツール(CMS)で、随時改良が加えられており、さまざまなバージョンが存在します。
さらにWordPressを動かすためのプログラムであるPHP、サイトのデータを保存しておくためのデータベースについても様々なバージョンがあります。
そしてWordPress本体同様にプラグインについてもさまざまなバージョンが存在します。
本記事を参考にプラグインの導入をお考えの方は、以下に留意の上でインストールするようにしてください。
- テスト環境での動作に基づいた紹介記事ですので、すべての環境で正常に動作するかどうかは不明です
※本記事の内容についてはページ内に記載しているプラグインバージョンのものになります。現在のバージョンと異なる場合、機能や日本語対応の状況などが異なる場合があります。
※また、テスト環境、テストしたプラグインバージョン等の表示が本文内にない場合、ページタイトル下にある最終更新日当時の情報となりますので、現在のバージョンでは全く違う機能となっているかも知れません。 - プラグインに無料版と有料版(Pro版)がある場合、特に記載がなければ無料版の情報のみを紹介しています
- このページでプラグインを使用する際に必要なショートコードやコードなどは、コピーして使用することができますが、環境によっては記号などが文字化けすることがあります。コピーしたのに動作しない場合は特に「”」「’」などの記号を入力し直してみてください。
- プラグイン本体の動作不具合や質問などは公式サイトのフォーラムなどで行ってください(ここでは質問にお答えすることはできません)
【WordPress Word Count and Limit】プラグインの設定画面や表示の日本語化と翻訳
当サイトで私が翻訳した【WordPress Word Count and Limit】プラグインの日本語化ファイルを提供しています。
翻訳ファイルは
からダウンロードできます(ダウンロードの方法や日本語の適用方法なども解説しています)
翻訳することで設定が容易になり、重要な項目の設定漏れも少なくなりますから日本語化をお勧めします。
【WordPress Word Count and Limit】プラグインのインストールと設定
インストール方法
インストールはプラグインの新規追加でプラグイン名を入力して検索してインストールするか、WordPressのプラグイン公式配布ページからダウンロード後、管理画面からアップロードインストールしてください(プラグインの公式ページは本ページ内記載のリンクをクリック、もしくは、WordPress公式サイトで検索してください)。
WordPressを使い始めて間もない方(初心者の方)は、より詳細なプラグインのインストール手順や、インストール時に起こる問題などへの対処方法をまとめた【WordPress】プラグインのインストール&追加方法とエラー対処の方法も併せてご覧ください。
【WordPress Word Count and Limit】プラグインの基本的な使い方
日本語化した前提で紹介します
設定は「設定」→「Word Count and Limit」から行います。
※設定の有無に関わらず、有効化後すぐに投稿編集画面の「文字数」欄が「文字数と単語数」になります(この項目もカスタマイズ可)
- 制限をかけるかどうか(文字数または単語数)
- 制限をかけるユーザーの権限レベル
- どの投稿タイプに適用するか
- 制限する文字数(単語数)の設定
- 制限される文字数近くになったら警告を表示するかどうか
- 文字数がオーバーしたときのメッセージや対応
- 投稿編集画面の文字数、単語数の表記の仕方
が主な設定項目です。日本語化していれば問題なく設定できると思います。
5の「制限される文字数近くになったら警告を表示するかどうか」の設定をすると、例えば1000文字までの制限で900文字になったら文字数と単語数の欄が赤くなる・・・といったような設定ができます。
2の権限レベルで寄稿者を対象にした場合、通常は
- 投稿を送信する
- 管理者または編集者権限のユーザーが承認する
- 投稿が公開される
という処理順になるのですが、1の段階で制限に引っ掛かっていればメッセージが表示され、送信できないようになっています。